「ものまね四天王」清水アキラさん(62)の三男で、ものまねタレント・俳優の清水良太郎さん(28)と俳優の遠藤要さん(33)が、現金をチップに替えてギャンブルを行う「闇カジノ」に出入りし、違法賭博を行っていたという疑惑を10日発売の週刊誌『フライデー』が報じ、大きな騒動に発展しています。
これによって遠藤さんの所属事務所『エイベックス・ヴァンガード』は「当面の間、謹慎処分」とすることを発表。
一方の清水さんの所属事務所『清水エイジェンシー』も謝罪、釈明をしたものの、処分については「確認中」としているのですが、13、14日に行う予定だったディナーショーの開催を中止。
さらに3月に出演予定だったミュージカル『花・虞美人』についても、事務所側からの申し出により降板が決定。
一方で、謹慎処分となった遠藤さんは、トヨタ自動車のCM『NEXT ONE』でナレーションを務めているのですが、トヨタが「所属事務所などを通じ、事実関係を確認した上で対応を検討していきたい」というコメントを発表しており、降板となる可能性が出てきています。
それぞれの所属事務所が発表したコメントによれば、初回入店の際に店のスタッフから違法賭博ではないという説明を受け、その時は金銭を賭けることなく遊戯できたため店側を信用し、2度目の入店で違法賭博を行っている店だと分かり、そのまま退店したとのことでした。
しかし、『フライデー』が報じている記事によれば、違法行為にあたる闇カジノは警察からの摘発を避けるため、入店する場合には身元を保証する「会員」の紹介を必要とし、誰でも自由に遊戯させることなどさせないとのこと。
2人が出入りしていた闇カジノは、東京・池袋の雑居ビル内にあり、トランプを使う「バカラ」に興じる2人を目撃した人物は、「彼らは店に入ってくるなり、慣れた様子でバカラ台に向かいました。スムーズに入店していたところを見ても、すでに会員だったんでしょう。清水は目が合った客を睨(にら)みつけ、ふてぶてしく振る舞っていましたよ。現金をチップに替える手つきもこなれていたし、よっぽどの常連だなと感じました。」と証言。
<↓の画像は、『フライデー』掲載、バカラ台の前に座る遠藤さんと清水さんの写真>
2人はしばらく少額を賭けていたものの、徐々にヒートアップしていき、手持ちのチップが無くなると10万円の束を店員に渡し、チップに替えるということを繰り返していたといい、「2人はこの日だけで100万円近くカネをつぎ込んだんじゃないでしょうか。遠藤のほうが先輩格のようで、清水は『アニキ、(バンカーとプレイヤー)どっちに張ればイイっすかね』と話しかけていました」とも語っています。
2人はこの日、入店から約3時間後に店を後にしたそうで、その時に撮影した写真も掲載しています。
<↓の画像が、闇カジノが入る雑居ビルから出てきた遠藤さんと清水さんの写真>
この件について刑事事件に詳しい徳永祐一弁護士は、「闇カジノでは、チップを買った時点で賭博行為が始まっているとみなされ、賭博罪が成立しえます。一度きりならば50万円以下の罰金ですが、賭けた額や常習性が高ければ3年以下の懲役となり、起訴される可能性も高くなります」と語っています。
なお、『フライデー』の取材に対して清水さんの所属事務所は「店に出入りしたのは間違いない。ただ、違法という認識はなかった」と回答。
遠藤さんの事務所は、「一般のアミューズメントバーと認識していたので、このお店に入店したのは事実ですが、違法賭博という認識はなく、賭博も一切しておりません」と回答しています。
10日放送のワイドショー番組『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)で、このニュースを取り上げていたのですが、元カジノ店経営者は「お金を使わずに遊んだというが考えられない」「店内に入って違法賭博店とわからないとは考えづらい」と話していると紹介。
また、元警視庁の刑事・吉川祐二さんは、「闇カジノは見ず知らずの一見さんが入れるような所ではない。紹介人が必要で案内人と接触しないと場所さえ分らない。」「呼び込みに誘われ、たとえ入店したとしても、お金を払わずに遊ぶことはありえない」と話しているとし、大澤孝征弁護士は「報道の内容が本当であれば罪に問える可能性もある。ただし現行犯ではないので、起訴は難しいのではないか」と話しているとのことでした。
そして、2人の違法賭博疑惑に対してネットでは、
- 動画撮られてるだろうから言い訳出来ないと思うわ
- 2世タレントなんて所詮こんなもの。甘やかされて育ったに違いない
- これが本当なら昨日の証言は嘘か。最低な奴。これだから親の七光りはダメなんだよ
- 疑惑っていうか、これはクロだと思う
- 何か裏がありそうな感じはしてた2人笑 完全にアウトやな。
などのコメントが寄せられています。
清水さんの父親・清水アキラさんも1981年にルーレット賭博容疑で現行犯逮捕(後に不起訴処分)され、レギュラー番組は無くなり、イベントなどの仕事も全てキャンセルとなっており、ネット上では「蛙の子は蛙なんだよ」「遺伝かよ」などの声も上がっています。
闇カジノで撮影されたという現場写真も『フライデー』には掲載されており、具体的な証言もあることから、下手な言い訳やウソなどはつかない方が身のためでしょうね。
今回の報道を受けて警察が動き、事情聴取などを行うかどうかはまだ分かりませんが、2人はかなり手慣れた様子だったのことから、このまま放置せずに捜査を行ってほしいものです。