『FUJIWARA』の“フジモン”こと藤本敏史さん(53)がYouTubeで「調子乗んな」として、後輩の『霜降り明星』の粗品さん(本名=佐々木直人 31歳)の言動に不満をぶち撒け、ネット上で反響を呼んでいます。
事の発端は、粗品さんが17日に自身のYouTubeチャンネル(登録者数:206万人)で公開の動画で、信号無視で当て逃げ事故を起こし、罰金刑を下された藤本敏史さんが、活動自粛から4ヶ月で仕事復帰して車の運転も再開した話題を取り上げ、「車捨てとけ~い! 俺やったら、もう怖くて乗れない。あと、フジモン復帰早いっていう。4ヶ月ですか。ちょっと早すぎへん? 芸人っていう職業はおちゃらける職業ですからね。やっぱギャップある、事故とおちゃらけって。そのギャップを埋めるためにはもっと自粛せなあかんのちゃうかな?」
と、先輩を呼び捨てにしながら復帰が早すぎると批判していました。
この発言に対して藤本敏史さんは、コンビのYouTubeチャンネル『FUJIWARA超合キーン』(登録者数:41.1万人)で【粗品 調子乗んな】と題した動画を公開し、「おい粗品、お前ちょっと調子乗りすぎやなあ。」「俺の復帰早すぎるとか言うてたな。何でお前にそんなん言われなあかんねん。ああ? なんでお前にそんなの決められなアカンねん、なあ? じゃあ、ほんならお前、復帰いつだったらええねん? ああ?」
とブチギレ激怒しました。
一方で、相方・原西孝幸さんが粗品さんの意見に賛同すると、藤本敏史さんは「早いか…まあそっか…」と急にトーンダウンし、「お前、正しい」と粗品さんの指摘を受け入れました。
藤本敏史さんは続けて、「お前、人にとやかく言えるほど実績あんのか? なんかお前、ヒット番組作ったか? 『ヘキサゴン』みたいな番組作ったっけ?」
と、再び威勢よく反撃に出ましたが、すかさず原西孝幸さんから「あれ、紳助さんの番組やし」とツッコミを受け、その後も藤本さんは出演番組を数本挙げるも、原西さんから冷静なツッコミを受けてトーンダウンするという流れを繰り返し、視聴者の笑いを誘っています。
その後も、藤本敏史さんは粗品さんの1人賛否動画について、否定の割合が多すぎるなどと指摘し、最後には原西孝幸さんが、「おい粗品、まったく俺のことイジらんなあ。」「お前が名前出したらバズんねやろ? 俺を出してくれ! 頼む! 1回でいいから俺の名前を出してくれ~!」
と懇願して動画は終了し、粗品さんを批判しつつも自虐を織り交ぜて笑いにしています。
これに対してネット上では、
- これがFUJIWARAや。もっとふざけてくれ
- クソつまらないコントだった
- ちゃんとうまく返してる。これがお笑いだしプロレスだよね? 突っ込まれつつちゃんとボケにして盛り上げる。
- これはおもろい 粗品はFUJIWARAに感謝しろよ 正直今までは笑いになって無かったからな
- 冠番組を持ってないのに長いこと活躍してるのはこういった部分なんだろうな。
色々とバッシングはあるだろうけど、フジモンの復帰が早いのもそういった部分からなのかも。 - FUJIWARAは完全にネタで返してて、スルーでもなく本気にとるでもなく、芸人らしくて面白かったわ。
宮迫おもんないで宮迫フォローしてからの完璧なアンサー。やっぱ腕あるね
などの声が上がっています。
FUJIWARAの2人は、元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さんが粗品さんとバトルを繰り広げていた際にも、【宮迫おもんない】と題して宮迫さんの過去の言動をイジりつつ、最終的には宮迫さんを褒めて持ち上げるというコントを披露していました。
この動画に視聴者からは称賛の声が上がっており、宮迫博之さんはX(旧ツイッター)で「ありがとな~~がんばるわーーー」などと反応していました。
<↓の画像が、宮迫博之さんのX投稿写真>
これに続いて藤本敏史さんが粗品さんから受けた批判に反応し、後輩の言動にブチギレ激怒しているように見せかけて自虐するネタを披露し、これもまた賛否両論ありますが、上手く笑いに変えていて、さすがお笑い芸人だと感じます。
粗品さんの先輩に噛みつく芸風も、『爆笑問題』の太田光さんが「あの無意味な噛みつき。あれは芸人としては面白いですよ。突き抜け感がすごい」と語るなど、芸人たちから評価する声も上がっていますが、吉本興業の先輩・明石家さんまさん、西川のりおさん、ほんこんさん、『メッセンジャー』のあいはらさん等が苦言を呈しています。
そして、粗品さんは先輩批判を繰り広げる裏でレギュラー番組が減少し、6月をもってコンビの冠番組『霜降りバラエティX』(テレビ朝日系)が終了、コンビの地上波レギュラーは『新しいカギ』(フジテレビ系)の1本のみとなり、活動のメインがYouTubeになりつつあります。
こうした状況の中で、YouTubeでは今後さらに過激な言動が増えていきそうですが、粗品さんも多くの視聴者から称賛されるような面白いコンテンツを配信していってほしいです。