フジテレビ現役社員・ウザ強ヨシヤ『RIZIN男祭り』参戦発表で戒告処分。出場強行で解雇も? 事前許可得ずトラブルに
5月4日に東京ドームで開催の格闘技イベント『RIZIN男祭り』にノーギャラで出場することを発表し、注目を集めているフジテレビの現役社員でキックボクサー・ウザ強ヨシヤさん(うざつよ・よしや 本名=茂木喜也 29歳)が、フジテレビから「戒告(厳重注意)処分」を受けていたことを『日刊スポーツ』が伝えています。
ウザ強ヨシヤさんは高校2年時からキックボクシングを始め、アマチュア大会に出場するようになり、大学2年時の2016年にプロデビューを果たし、翌年にはキックボクシング団体『J-NETWORK』のライト級で新人王獲得、2018年に総合格闘技イベント『RIZIN』に初出場しました。
2019年にフジテレビ入社後も格闘技を続け、キックボクシングイベント『RISE』に出場(2ラウンドKO負け)しており、これまでの戦績は9戦4勝4敗1分けとなっています。
愛称は「台場の最強AD」で、現在はフジテレビのスポーツ局スポーツ部に所属し、『東京ヤクルトスワローズ』の担当記者を務めています。
そんなウザ強ヨシヤさんが『RIZIN男祭り』に出場し、『K-1グランプリ』の元ライト級王者・朝久泰央選手(あさく・たいおう 27歳)とRIZINキックボクシングルールで対戦することが今月に正式発表され、メディアのインタビュー取材にも応じて試合への意気込みを語っています。
『ORICON NEWS』のインタビューでは『RIZIN男祭り』への出場が決まった経緯について、「会社の状況もあったし、自分自身も変わりたい気持ちがあったので、関係者を通じて榊原信行CEOに『いろんなこと失ってもいいので、5月4日、東京ドームで戦わせてください』って、人生で初めて直訴しました。」
と語り、その後オファーがあり出場を決断したとしています。
ただ、試合出場が決定した時点ではフジテレビに許可取りをしておらず、その後も話し合いは続いていて、「正直、会社に残るか、試合に出るか、みたいな話になっています。試合に出たらフジテレビを辞めなければいけない、という可能性もあります。」
とし、フジテレビを辞めてでも人生をかけて試合に臨むと語っています。
そして、日刊スポーツの取材によると、ウザ強ヨシヤさんは昨年10月開催の格闘技イベント『FIGHT CLUB.2』への出場申請をフジテレビに出したものの、「ケガをした時に、仕事に影響が出るということが就業規則違反になる」として許可が下りなかったそうなのですが、『RIZIN男祭り』への出場を強行したとのことです。
また、『RIZIN男祭り』の会見にも無断で出席し、「親しい先輩たちはみんな背中を押してくれている」「会社の人にも世間にもファイトを見せて、そこで感じてほしい」などと語り、その後フジテレビと2度にわたって面談をしたそうです。
フジテレビからは、会社を辞めて試合に出場するのか否かの選択を迫られ、話し合いは平行線をたどった末にまず戒告処分が下り、このまま試合に出場した場合、さらに重い処分が科される可能性があるとのことです。
日刊スポーツの取材にウザ強ヨシヤさんは、「ここまで来て、出ないわけないです。格闘技をやって、格闘技の大会に出る。それのどこが『会社の日常業務に支障をきたす』か分からない。世の中にはサラリーマンのボクサーだっているし、社会人でラグビーやっている人だっている。それらはコンタクトのスポーツですよ。格闘技が許されないというのは筋が通っていない気がするし、意味が分からない(中略)自分みたいな人間を雇ってくれて感謝もしている。これからも出来るならフジでいろんな仕事をしたい。ただ、RIZIN、東京ドームのリングに立つことは譲れない。仮に辞めさせられることになっても、絶対に試合に出ます」
と語っています。
これに対してネット上では、
- 今はコンプラ重視の大事な時期だから仕方ない
- 本人にとっては辞めるほど格闘技にかけてるわけでもないわけね
- 勧告はしたからクビも仕方ないね
- 戒告の次の処分は解雇 社則を蔑ろにすると新体制が維持できないので、厳しい処分になるのは目に見えてる。
- 今のフジを考えれば名前を売って辞める、というのは十分有りな選択だと思う
- コンプラで契約打ち切ったイベントだからフジの対応が正しい
- 視聴率が取れず、さらに反社の繋がり疑惑で放送を打ち切ったフジが、自社の社員が出ると言って許可はしないだろう
- 最後に試合をしたのは2021年12月 そしてその前は2018年12月
この7年でたったの2試合しかやってない4勝4敗の選手を「フジテレビ現役社員」というだけの理由で試合をさせるRIZIN もっと他に出たくて出たくて頑張っている選手はたくさんいる - これにしても皇治にしてもRIZINの格を落とすだけだと思うんだが まあ、そんなことも言ってられないくらい余裕ないのかもね
などの声が上がっています。
フジテレビの就業規則違反にあたるとして、昨年の大会出場も認められなかったにも関わらず、今度は事前に報告や許可取りを一切せずに大会への出場を表明、さらに会見に出席したりインタビューに応じるなど身勝手なことをしており、この行動をフジテレビが問題視するのは当然の話です。
また、ウザ強ヨシヤさんはフジテレビを辞める覚悟だとしていますが、フジテレビにこれ以上迷惑を掛けないために、フジテレビを辞めた上で出場する形にした方がいいのではと思います。
ネット上でも指摘されていますが、フジテレビはRIZIN設立の2015年から地上波の独占放送契約を結び、かつては大晦日などに特番を組んでいましたが、2022年6月開催の『THE MATCH 2022』の中継を急遽中止しており、その原因は週刊誌『週刊ポスト』によって、RIZINの代表・榊原信行CEO(61)と反社会的勢力の繋がり疑惑を報じられたことが要因とみられ、榊原CEOは黒い交際を否定したものの、フジテレビはRIZINから撤退しています。
こうした背景もあるため、フジテレビはコンプライアンスを重視してウザ強ヨシヤさんのRIZIN出場にNGを出したとも考えられます。
先日の公開練習では、元フジテレビでRIZIN専属の鈴木芳彦アナウンサー(45)が「(RIZINに出場しても)辞めさせ“られ”ないですけどね。辞めさせることはできませんから」と、犯罪行為をしたわけでもないため解雇にはできないと断言していたのですが、すでに厳重注意処分を受けており、このまま出場を強行した場合には軽くても一定期間の謹慎や減給処分、場合によっては退職を勧告されて自己都合退職扱いの諭旨解雇、もしくは懲戒解雇となることも可能性として考えられますが、フジテレビの制止を無視して大会に出場し、果たしてどのような処分が下されるのか見ものですね。
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- https://www.nikkansports.com/battle/news/202504280001335.html
- https://www.tokyoheadline.com/801566/