『フジサンケイグループ』の代表で、絶大な権力を持つことで“フジテレビの天皇”とも呼ばれるフジテレビとフジ・メディア・ホールディングスの取締役相談役の日枝久さん(87)の自宅に、「フジは停波しろ」との落書きがされる事件が発生し、ネット上で物議を醸しています。
各報道によると、東京・杉並区内にある日枝久さんの自宅南側と西側の外壁2ヶ所に、黄色のスプレーとみられるもので「フジは停波しろ」といった落書きがされているのを通行人が発見し、110番通報したとのことです。
<↓の画像が、落書きされた日枝久さんの自宅外壁の写真>
警視庁荻窪警察署は器物損壊事件として捜査を進め、付近の防犯カメラ映像を解析するなどして犯人の行方を追っているとのことです。
そして、この事件に対してネット上では、
- これは酷い。警察は犯人を速やかに捕まえてほしい
- 日枝に言ってもしゃーないやろ
- しゃくに障る気持ちは分かるが、この様なことをやっても無意味。自分が捕まるだけで損をするだけ。
- 上級国民への犯罪はキッチリと裁かれるからタチが悪い
- 落書きは論外だけど自分が招いた結果ではあるよね
- 自作自演やろ
- 落書きはいけないが停波は妥当
- 大谷さんの件もあったし、因果応報というのかなぁ。。
- 自宅を晒すのはいいけど落書きはどうかと 大谷選手の自宅を晒した実績のあるフジだし
などの声が上がっています。
日枝久さんは2017年にフジ・メディアHDとフジテレビの代表を退任後も、フジテレビの実権を握っていて局長以上の役員人事を全て掌握しているとされ、フジテレビを巡る一連の騒動を受けて、先月行われた会見でフジ・メディアHDの金光修社長は日枝さんについて、「影響力は大きい。企業風土の礎をつくっているのは間違いない」と語っていました。
しかし、記者会見に加えて社員向け説明会にも姿を現さず、大株主から辞任を求める声も上がっています。
こうした状況からマスコミが日枝久さんの自宅に突撃し、その時の様子がテレビでも放送されており、また日枝さんの自宅住所はネットで検索すれば容易に分かるので、落書き以外にも今後また新たなトラブルが発生する可能性はあると思います。
ちなみに、週刊誌『週刊新潮』が先月報じた記事によると、日枝久さんは社長就任から5年後の1993年に杉並区内に約150坪の土地を購入し、1996年に地上2階・地下1階の豪邸を建て、2018年には隣の約100坪の土地を買い取り、2021年に家を建てたそうで、土地代だけで7.5億円は下らないとしています。
<↓の画像が、週刊新潮撮影の日枝久さんの大豪邸>
この他にも、東京都内に3億円超えの高級マンションも所有していると10日に伝えていました。
これらの報道によって、日枝久さんに対するバッシングが過熱する中で落書き事件が発生し、犯人の行動に理解を示す声もありますが、器物損壊罪(法定刑:3年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または科料)にあたります。
2014年には、元女優・江角マキコさんが元マネージャーに指示を出し、長嶋一茂さんの自宅に「バカ息子」といった落書きをさせていた疑惑を週刊誌が報じ大騒動に発展しましたが、どのような理由があるにせよ、こうした行動は許されるべきではないですね。