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中居正広の女性トラブル、フジテレビは人権侵害の可能性認識も社員守らず利益優先。スポンサー離れ止まらず広告契約終了へ?

フジテレビ会見の内容。社長&会長ら辞任も日枝久は責任なしで残留…企業風土の刷新必要もトップ変わらず現状維持か

フジテレビが27日16時から“やり直し会見”を行い、今回は記者や時間などの制限は設けずにオープンな形で191媒体・437人の記者が参加し、翌日午前2時半近くまで約10時間半にわたる異例の長時間会見となったのですが、フジサンケイグループの代表で“フジテレビの天皇”などと呼ばれる日枝久・取締役相談役は会見に姿を現さず、そして歯切れの悪い答えも多く世間からは厳しい声が上がっています。

今回の会見には、フジ・メディア・ホールディングスの取締役でフジテレビの社長・港浩一さん(72)、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスの会長・嘉納修治さん(74)、フジテレビの取締役でフジ・メディア・ホールディングスの社長・金光修さん、日本民間放送連盟の会長でフジテレビの取締役副会長・遠藤龍之介さん(68)、フジ・メディア・ホールディングスの専務取締役の清水賢治さん(64)が出席し、フジテレビの社員や労働組合が出席を強く求めていた日枝久さんの姿はありませんでした。

<↓の画像は、フジサンケイグループの主な組織図>

会見の冒頭では、港浩一さんと嘉納修治さんがそれぞれ役職から辞任し、清水賢治さんが28日付でフジテレビの新社長に就任することが発表されました。

中居正広さん(52)の女性トラブルについては、「社として人権に対する意識の不足から、十分なケアができなかった」として、中居さんからの被害を訴えた元フジテレビ社員・X子さんに謝罪し、この事態を招いた責任は経営者にあるとして辞任を決断したとしています。

清水賢治社長は「信頼を失ったことを重く受け止めている。信頼回復なくしてフジテレビの未来はない、ゼロからのスタートです」と語り、遠藤龍之介副会長は「新組織は暫定的なもの」とし、第三者委員会が3月末まで調査を行った後、日枝久さんも含めてそれぞれの責任を取るべきと語るにとどめました。

<↓の画像は、フジテレビで大きな影響力を持つ日枝久さんの写真>

そして、中居正広さんとX子さんのトラブルは発生直後の2023年6月に把握し、専門医と数名の社員が心身のケアなどをしていたと語り、翌月に中居さんの方からトラブルの報告があったものの、中居さんからはX子さんと同意があったとする趣旨の説明を受けたと明かしました。

X子さんはトラブルを公にせず仕事に戻りたいとの意向を示していたこともあり、情報漏洩なども防ぐ目的から、社内でも数人しかこのトラブルを知らない状態で、コンプライアンス推進室にも情報共有しておらず、中居正広さんにもこの件について正式な聞き取りをしていなかったといいます。

トラブルへの関与を報じられている編成部長・A氏(52)については、前回の会見時と同様に関与をキッパリと否定し、その理由については、「当該の日に関しての履歴やヒアリングから。女性側からのヒアリングは欠けているが、A氏と中居氏のヒアリングで関与していないと判断した」と説明しています。

履歴を消した可能性を記者から突っ込まれると「消すことができないぐらいの(迅速な)対応だった」と答えました。

また、中居正広さんの冠番組『だれかtoなかい(旧・まつもtoなかい)』の放送を継続した理由については、「誰にも知られずに仕事に復帰したいという、女性の意思を最大限尊重した」「体調の回復とプライバシーの保護を最優先した」「(専門医らと相談し)番組が唐突に終わると女性が『自分のせいだ』と、刺激してしまうことを懸念した」と説明し、このトラブルは一部の人しか知らなかったことにより、野球関連やパリ五輪の特番などにも中居さんを起用していたといいます。

そうした中で、『だれかtoなかい』の終了を判断したのはX子さんの体調が回復に向かった昨年夏で、同11月に中居正広さんに番組終了を通告したとしています。

港浩一さんはこの対応を改めて振り返り、「もっと早く番組終了の判断ができたかもと今は思う。終了のタイミングは少人数で探っていた。ただ、番組に動きがあることが女性にどういう刺激になるのかが本当に難しかった。去年の夏に女性が仕事を離れることとなり、番組終了に向け動き出した」などと説明し、番組継続か終了かの判断にあたってはX子さんの意思は確認していなかったといいます。

こうしてフジテレビは「人権侵害の可能性がある事案」と認識しながらも、X子さんを傷つけた中居正広さんとの関係を実質的に優先し、フジテレビが一連の報道まで守り続けていたのはX子さんではなく中居さんやA氏でした。

そして、このトラブルの根本にある女性アナウンサーたちを接待要員として扱っていた問題について、意に沿わない形で女性アナを会食に誘ったことがあるか問われると港浩一さんは、「アナウンサーというのは色々な人と会って、知識を広めるのは大事だと思っている。そういう中で女性アナウンサーと同席した会はありました。冷静に考えると優越的上位にある立場の人間が食事に誘ったときに、あまり気が進まなかったのではないか、行かざるを得ず来た人もいたのかもしれないと、今になって思う。本人たちの意思の確認をしっかりやっていかないといけないと思っている。それが“企業風土の刷新”と思っている」と語りました。

港浩一さんらは「企業風土の刷新」が必要だと口にしながら、今もなおフジテレビの実権を握り、局長以上の役員人事を全て掌握しているとされる日枝久さんは会見に出席せず、記者たちからは何度も日枝さんはなぜ会見に出てこないのか、今後会見する予定や進退に関する質問が多く寄せられました。

金光修社長は日枝久さんについて「影響力は大きい。企業風土の礎をつくっているのは間違いない」、遠藤龍之介さんも「全てのことを日枝が決めているわけではないが、影響力があることは間違いない」と語っていますが、今回の件はあくまでもフジテレビの問題で「この事案に直接関与していない。基本的に業務執行をやっておらず、この会見に出る必要がない」とし、日枝さんが会見を行うかについても「ご本人が判断させること」と明言を避けました。

フジテレビの記者会見フル動画

フジテレビ幹部たちのこうした発言や対応などから、局員たちからも失望の声が上がっていると複数のメディアが伝えているほか、日枝久さんがトップにいる限りフジテレビの企業風土や局全体のイメージが変わらないため、スポンサーたちからもこのままでは広告を再開できないとの声が上がっていると『スポーツニッポン(スポニチ)』などが報じています。

幹部たちも大きな影響力を持っていること、企業風土の礎をつくったと明言しながらも、会見では社長と会長のみが辞任を発表し、続けて遠藤龍之介さんが会見から一夜明けて辞任の意向を示しましたが、今のところはトカゲの尻尾切り状態であるため、これではフジテレビの信頼を取り戻すことは難しいですし、スポンサーとすればあまりにもリスクが大きいことから広告契約終了となったとしても全く不思議ではないですね。

ネット上では、今回の会見で質の悪い質問を繰り返すフリーの記者も多く、長々と要領の得ない話をしていたことで会見が長引いた部分もあり、それに対応していた幹部たちの姿を見て「フジテレビかわいそう」「禊は済んだ」といった声も多く上がっています。

しかし、幹部たちも歯切れの悪い答えが非常に多く、突っ込んだ質問をすると第三者委員会に調査を委ねるとして逃げていたことなどから、個人的にはフジテレビに対して同情の気持ちは湧かないですし、日枝久さんをどうにか守りたいという思いが透けて見えたので、関係各所には引き続き厳しい対応をしていってほしいと思います。

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