吉本興業所属のピン芸人・キートンさん(旧芸名=増谷キートン 本名=増谷繁樹 ますや・しげき 45歳)が、現在予選が行われているピン芸人日本一決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の審査内容に激怒しており、大会運営に対して不信感をあらわにしています。
『R-1ぐらんぷり』に出場していたキートンさんは30日にツイッター、インスタグラムを更新し、「R―1ぐらんぷり、3回戦の追加合格発表がありました。自分で言うのもなんですが、あれだけウケて落とされたら誰でも怒ります。言いたい事は山ほどありますが、だいぶ削って柔らかい文章にしました。暇なら読んで下さい、賛同してくれたらリツイートお願いします。これが現実です。」
と綴り、手書きの文書を投稿しました。
<↓の画像は、キートンさんのツイート写真>
キートンさんは『R-1ぐらんぷり』の予選で落選する度にツイッター上で文句を言ってきたものの、今年は特に酷かったことから手書きの文書を投稿することにしたと説明した上で、今年3回戦で落ちた理由について「意図的に落とされたと思っている」としています。
その理由は単純に「相当ウケたから」だとし、実際にネタを見ていた芸人たちやお客さんからは「一番ウケていた」と言ってもらったそうで、キートンさん自身はさすがにそれは褒め過ぎだと思いつつも、「その日のベスト5には入る笑いを取っていたと思う」と自負しています。
しかし、29日夜に発表された準々決勝進出者29名の中にキートンさんの名前はありませんでした。
これについてキートンさんは、「色々な大人の事情で、そこそこウケた知名度のあるコンビの片割れを残すのは、百歩譲って良しとしよう。が、圧倒的にウケている知名度のない芸人を落とすのは、絶対にやってはダメ、しかも3回戦ぐらいで。」
と持論を展開しています。
続けて、これでは「R-1詐欺」だといい、参加費として2000円を取っておきながら出来レースまがいのやり方だと批判した上で、「R-1側はエントリー前に『キートンさんはどんなにウケても、3回戦で落ちますよ』って言わなきゃダメだよね」
と皮肉っています。
<↓の画像は、キートンさんのR-1運営批判文書の写真1枚目>
さらに、キートンさんのネタがウケていたにも関わらず、審査員はそれが分からずに本気で不合格としたならば、審査員のセンスを疑うといい、「おもしろくねー奴が審査していると思ってしまう。」としています。
また、審査員にもネタの内容に好き嫌いがあるのは当然ではあるものの、審査員は全てのネタを主観ではなく客観的に見ることも絶対に必要だとし、審査員の主観による偏った審査内容が原因で、予選をちゃんと見ているお客さんたちが決勝へ進出した芸人を見て、“こんな人がいて、あの人がいないのは何で?”と思ってしまうといい、「こんなことをやっているやっているから、R-1はM-1より下にみられる。頑張って決勝まで言った芸人にも失礼だと思う」
と指摘しています。
そして、「本気で面白いピン芸を決める気がないのなら、おもしろくねーやつが、おもしれーと思ってる芸人集めて仲良くコンテストごっこしてれば?」
と痛烈に運営側を批判しています。
<↓の画像は、キートンさんのR-1運営批判文書の写真2枚目>
こうしたキートンさんの『R-1ぐらんぷり』批判に対してネット上では、
- 出なきゃええのにな
- ウケててもテレビで使えないネタとかじゃないの?正直真央ちゃんやRIKACOを小バカにしたネタとかも面白いけどどうかと思う。人を傷付けないお笑いしたの?
- R1で優勝して今も売れてる奴おるか?いないやろ
- お笑いに絶対的基準なんてあるわけないからしょうがない
- どうせ浅田真央のモノマネしてクルクル回ってただけやろ
- まあ一番ええのはYouTubeに同じネタ動画挙げてツイッターで見てもらうことやな
- そんなに自信があるならその時のネタYouTubeにでもあげればいいのにな。自分がどれだけウケてたと言っても見てたやつにしかわからんだろ
- 賞レースを何だと思ってんだろうなこいつ。単なる金儲けのための装置であり芸人救済のためのシステムじゃないぞ
などのコメントが寄せられています。
キートンさんは、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気コーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に出演し、元フィギュアスケート選手の浅田真央さんやRIKACOさん等のモノマネで注目を集めました。
また、椿鬼奴さんやくまだまさしさん等と共にユニット『キュートン』を結成し、『あらびき団』(TBS系)などに出演しており、お笑い好きの間では知名度が高く、ネタの評価もそこそこといった様子です。
<↓の画像は、キュートンのメンバー写真>
しかし、今年の『R-1ぐらんぷり』でどのようなネタを披露したのか、実際にそこまでウケていたのかどうかは不明なので、キートンさんが指摘するように審査がおかしかったのかどうかは分かりません。
そのため、ネット上では本当に面白いネタかどうかを世間に判断してもらうため、YouTubeなどでそのネタを公開したらいいのではという声も上がっています。
もし本当にその日ネタを披露した中でベスト5に入るほど大ウケし、誰が見ても3回戦突破のレベルだったならば確かに問題があり、予め決勝進出者などが決まっている出来レースだと批判されても仕方がないとは思います。
そもそも『R-1ぐらんぷり』は審査基準が明確にされておらず、結局は審査員の好みで選ばれる部分も大きいとみられるので、審査基準が曖昧で出来レースのような『R-1ぐらんぷり』には、見切りをつけてしまった方がいいのではないかとも思いますね。