芸トピ

ビートたけしが襲われた原因と事務所独立騒動、容疑者はヤクザ報道で憶測飛び交う。暴力団組長との繋がり告白の過去も…

ビートたけし襲撃事件の犯人は暴力団・住吉会系の組関係者。犯行動機は弟子入り志願無視に恨んだ供述も真相は…

お笑いタレント・映画監督のビートたけしさん(本名=北野武 74歳)を乗せた送迎車が襲撃された事件で、小刀を所持していたとして銃刀法違反容疑で逮捕された40代後半の男が、暴力団関係者だったことが明らかになりました。

『朝日新聞』の報道によれば、ビートたけしさんの車を襲撃した千葉県在住の犯人は、指定暴力団『住吉会』系の組関係者とのことですが、現時点でこの事件に暴力団が関与した形跡は無く、組織性の確認は出来ていないといいます。

犯人は4日23時40分ごろに、生放送を終えたビートたけしさんを乗せた高級車『ロールス・ロイス』がTBSの駐車場を出たところを襲撃し、「たけし出てこい」などと叫びながら、急停車した車のフロントガラスなどを持っていたツルハシで複数回叩きました。

<↓の画像は、ビートたけしさんの送迎車『ロールス・ロイス ファントム』の写真>

警備員がすぐさま警察に通報し、事件発生から約15分後に犯人の身柄が取り押さえられ、刃渡り10センチ以上の小刀も所持していたことから、銃刀法違反容疑で警視庁赤坂警察署に逮捕されました。

その後の取り調べで犯人は犯行動機について、「6月下旬にたけしさんの車の前で土下座し、芸能界に入るために『お願いします』と弟子入りを頼んだが無視され、根に持っていた」などと供述しているそうですが、話の辻褄が合わない点もあるといい、警視庁はビートたけしさんのことを一方的に恨み犯行に及んだとみて、器物損壊の疑いでも取り調べを進めているといいます。

犯人は暴力団関係者とみられるとの情報は『NHK』も伝えていたのですが、『東京スポーツ』(東スポ)によれば、犯人については「暴力団の有力団体の執行部にいた人間ではないか」との情報が駆け巡っていたといい、所属する組にはすでに脱会届を出しているとの情報もあるとしています。

また、ビートたけしさんは最近周囲から恨みを買っていたといい、「最近、業界内からたけしさんが恨みを買っていたのは間違いない。その発端は3年前に独立したこと」「たけしさんは、後に再婚する女性や、長年担当していたマネージャー等と一緒に『T.Nゴン』に移ったが、支えてきた関係者が次々に辞めていった。たけしさんが、女性の言うことしか聞かなくなったのが原因と言われている」「業界内にとどまらず、まるで今まで築いた関係をどんどん断ち切っていくかのようだった。こんなことをしていたら恨みを買ってしまうのではないかと周囲は心配していたのですが…」と、テレビ局関係者が明かしています。

そして、これらの報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

犯人が暴力団関係者だと判明したことや、事件時にツルハシや小刀を所持していたこと、逮捕後に辻褄の合わない供述をしていること、さらにビートたけしさんが周囲から恨みを語っていたなどの情報から、ネット上ではさらに様々な憶測が飛び交う事態となっており、本当に暴力団関係者は弟子入りを志願していたのか、組織による犯行なのではとの声も上がっています。

現時点ではまだ真相は明らかになっていませんが、ビートたけしさんは過去に暴力団との関係や、繋がるに至った経緯を赤裸々告白しており、今回の件に関しても背景にはもっと大きな問題があるのではないかと思ってしまいますね。

ビートたけしさんはかつて、『稲川会』の初代会長・稲川聖城さんとの交流を公言し、2011年9月に週刊誌『週刊文春』の取材に応じた際には、暴力団と繋がるに至った経緯を赤裸々告白しました。

1986年12月に週刊誌『フライデー』の記者が、ビートたけしさんと当時交際していた不倫相手の21歳女性に対して、強引に取材を行おうとして軽傷を負わせたことにたけしさんがブチギレ、『たけし軍団』のメンバーを連れて『フライデー』の編集部を襲撃し、この事件でたけしさんは傷害罪で起訴され、懲役6ヶ月・執行猶予2年の有罪判決を下されました。

ビートたけしさんは約半年の謹慎期間を経て芸能活動を再開させましたが、早期の仕事復帰によって、出演するテレビ局や所属事務所の周辺で右翼団体が街宣車で抗議活動を行いました。

抗議活動を行っていたのは国内最大級の『住吉会』系右翼団体『日本青年社』だったため、ビートたけしさんは『住吉会』の5代目総裁・堀政夫さんに土下座謝罪したといい、右翼の幹部にも会って解決に至ったと明かしています。

その後、2001年には大阪で某芸人(週刊文春は『中田カウス・ボタン』の中田カウスさんと断定)と食事をした後に連れて行かれたクラブで、『山口組』の5代目組長・渡辺芳則さんや大阪の暴力団幹部連中と無理やり面会させられたことや、『山口組』系『弘道会』の元組長とプライベートで何度か食事したこと、『稲川会』からのプレッシャーで稲川聖城さんとの面会を断れず、2002年に月刊誌『新潮45』で対談をすることになった事などを明かしていました。

ただ、ビートたけしさんは島田紳助さんのように暴力団関係者との交流はなるべく避け、何かトラブルが発生しても解決を依頼するといったことはしなかったといい、「こちらが何も言わなくてもヤクザは、『何かあったら、言ってくれよ。俺が恥をかくから』と持ちかけてくるんだ。でも、オイラは絶対、頼まない」「タレントとしてそいういのを上手くやって逃げるのも本人の“芸”だ」と取材に語っていました。

このように様々な暴力団関係者との繋がりを明かしつつも、決して深い付き合いはしていなかったと主張していたのですが、『住吉会』系の暴力団関係者に襲撃される事件が発生し、多くの人から恨みを買っていた等の情報によって、今後さらに何か大きなトラブルが起こるのではないかと心配になりますね。

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