世界的人気アーティスト・ビヨンセさん(36)の最新アルバム『Lemonade(レモネード)』のレコード盤に、別のアーティストの楽曲が収録されているというミスが判明し話題になっています。
昨年リリースしたアルバム『Lemonade』のレコード盤は、コロムビア・レコードから9月15日にリリースされたようなのですが、一部ファンが購入したレコードには、カナダの首都・オタワ出身の4人組パンクロックバンド『ZEX』の楽曲が収録されていたことが明らかになりました。
<↓の画像は、カナダのパンクロックバンド『ZEX』のメンバー写真>
『ZEX』の公式フェイスブックには、『Lemonade』のレコードをかける映像が証拠として公開されており、どうやらレコードのA面に『ZEX』の楽曲が収録されているようです。
このトラブルについてリリース元のコロムビア・レコードは、レコードのプレスミスを認めており、このようなミスが発生した原因は、「ドイツの工場での何らかの人為的ミス」が発生したためだと説明しています。
また、このミスについては芸術的な意図があったのではないかという憶測も飛び交っているものの、それを完全否定し、「ビヨンセとZEXは、このミスプレス盤については知らなかったし、責任もない」とコメントしています。
なお、プレスミスが発生していたのはA面のみで、コロムビア・レコード側は返金・交換に応じるとしています。
そして、この珍トラブルに対してネット上では、
- 間違えられたバンドにとってはラッキーだったね。
- プレミア化間違いなし
- 不良品なのに、こんなに返したくない不良品はないな
- TMのGET WILD SONG MAFIAでも似たようなことあったなぁ
- 80年代にシカゴのTRAXレコードでリリースされてたものの中にも、こういった別のアーティストの曲がイントロにちょっと入ってたりするのがあったのを思い出すな^^ レコードのプレスする際にいらなくなった、捨てられていたアナログ盤を再利用してプレスした場合、こういうことは起きるそうだ。この話はTRAXレコードのプレス工場で当時働いていたK Alexi Shelby (現役のハウスミュージックアーティスト)が音楽雑誌LOUDのインタビューで答えている^^
などのコメントが寄せられています。
なぜこのようなミスが発生してしまったのか詳しい理由については不明で、関係者は困惑しているかと思いますが、マイナーなバンドだった『ZEX』にとっては良い宣伝になりましたね。
ちなみに、同じようなプレスミスは日本でもつい最近発生しており、音楽プロデューサーの小室哲哉さんなどが所属する3人組ユニット『TM NETWORK』が今年4月、大ヒット曲『Get Wild』のリリース30周年を記念して『GET WILD SONG MAFIA』というアルバムをリリースし、このアルバムにはバージョン違いの『Get Wild』が36曲収録されているという内容で大きな反響を呼んだのですが、同じバージョンの曲が2曲収録されているというプレスミスが発覚しました。
これはアルバム購入者による指摘によって明らかになったもので、その後アルバム購入者に対しては、正常なディスクを送るという対応を取っています。
今回プレスミスが明らかになった『Lemonade』のレコード盤は、元々プレス数が少ないそうなのですが、ミスが明らかになったレコードは今後プレミア化しそうで、オークションなどでは高値で売買されることになるかもしれないですね。