ヒロミが悪徳業者の広告塔に…水回りトラブル対応会社が虚偽・誇大広告で消費者庁が注意喚起。事務所がトラブルに言及
現在10本近くのレギュラー番組を持つ人気タレント・ヒロミさん(本名=小園浩己 60歳)が、悪徳業者の広告塔を務めていたことを『ピンズバNEWS』(双葉社)が報じ、ネット上で物議を醸しています。
消費者庁は公式サイトで【ウェブサイト上では低額な料金を表示しているが、実際には高額な料金を請求する水回りトラブル対応業者に関する注意喚起】と題して、『株式会社ベアーズホーム』が運営する「関東水のトラブル相談センター」、「関西水のトラブル相談センター」というサイトで、虚偽・誇大広告表示をしていたことが確認されたとして、消費者安全法の規定に基づいて消費者に注意喚起を行いました。
具体的な事例の内容も説明し、「水のトラブル相談センター」のサイト上では「一般的な水道事業者 合計9,800~58,000円 関東水のトラブル相談センタ- 合計2,980~35,000円」といった情報を掲載しつつ、消費者が事前に料金を確認すると、状況を見ないと分からないなどと言って具体的な金額を提示せず、現場で状況を確認後も見積書を出すことなく作業に入るといいます。
その後、追加料金がかかる作業が必要などと言って、最終的には3万5,000円を大きく上回る金額を請求され、ある消費者はトイレ詰まりだけで数十万円の高額請求をされたケースや、風呂の水漏れ修繕作業で同じく数十万円を請求されたことがあり、消費者が他の業者に相談したところ1~2万円ほどで修繕可能との説明を受けていたそうです。
さらに、事前に説明が無かった作業料金が勝手に上乗せされていたり、書面もなく口頭で料金を請求された消費者もおり、昨年秋以降に各地の消費生活センターに複数の相談が寄せられていたとのことです。
こうした悪徳業者の広告塔を担っていたのが、DIYが趣味で家のリフォームなどを行っているヒロミさんで、少なくとも2023年時点でヒロミさんは同業者のサイトで写真が使われていました。
<↓の画像が、広告塔を務めていたヒロミさんの写真(すでに削除済み)>
ピンズバNEWSの取材によると、ベアーズホームはヒロミさんと直接契約を結んで広告塔に起用していたのではなく、タレントの画像・動画などを定額料金で提供しているサービス「ACCELJAPAN(アクセルジャパン)」を利用していたそうです。
このサービスの仕組みについては、「本来タレント広告には、出演料を含めて数千万円単位の高額な費用がかかることもあるが、芸能事務所との契約や撮影など、出演料・制作費などのすべてを『アクセルジャパン』が担い、参画企業は、有名タレントの写真や動画素材を定額料金で広告などに利用することができる。中小企業にとっては、なかなか手が出なかったタレントの素材を広告に使用できるというメリットがあるという仕組み」
とし、地方企業や病院などが利用していて、電車の車内広告などによく使用されているそうです。
ヒロミさんはアクセルジャパンのアンバサダーを務めており、他にも長嶋一茂さん、俳優・小池徹平さん、三浦翔平さん、鈴木杏樹さん、上地雄輔さん、ネプチューン・名倉潤さん、元オセロ・松嶋尚美さん、岡田結実さん、元AKB48・板野友美さん、篠田麻里子さん、元乃木坂46の松村沙友理さん、オリエンタルラジオ・藤森慎吾さん、ぺこぱ、さらば青春の光、元阪神タイガース・赤星憲広さんがアンバサダーとなっています。
中小企業に重宝されているサービスながら、今回のように悪徳業者に利用されてしまうリスクもあり、アクセルジャパンの運営会社『株式会社ブランジスタエール』は消費者庁の注意喚起を受けて声明を発表し、ベアーズホームへのサービス提供を停止、掲示物の使用契約も解除したとしています。
また、ブランジスタエールにも消費者からトラブルの問い合わせを受け、ベアーズホームに対して改善を要望し、業務改善を約束したことで契約を継続していたものの、消費者庁の注意喚起によって改善されていないことが判明したため、法的手続きも視野に入れた対応を検討するとしています。
一方、ヒロミさんが社長を務める個人事務所『ビィー・カンパニー』の担当者はピンズバNEWSの取材に対して、ヒロミさんは2022年10月からアクセルジャパンのアンバサダーを務めているものの、サービスを利用している企業との間では広告契約を結んでいないとしています。
そのうえでベアーズホームのトラブルについては、「弊社にも消費者様よりクレームのお問い合わせがございまして、アクセルジャパンに報告、事実関係の確認、対応をお願いしておりました。今後は参画企業の精査を徹底し、二度とこのようなことのないように再発防止に努めていただきたい旨をアクセルジャパンにもお願いしております」
と回答したとのことです。
ヒロミさんはトバッチリを受けた形ですが、このトラブルに対してネット上では、
- 有名な芸能人が起用されてるだけで、ちゃんとしたマトモな会社なんだって勘違いする人が大勢いるから、反社にしてみれば入れ食いを約束してくれる神サービス
- タレントの肖像の使用はやっぱり事務所がちゃんと責任持つべきだな。
本人や事務所が与り知らぬところで写真等が使用されるのはダメだし、そういうサブスク会社と契約してる以上は、関係ないとかは通用しないわな。 - ヒロミさんの事務所にクレームが入った時点で、アクセルジャパンにベアーズホームとの契約を解除要請すればよかったはず。被害拡大を招いた責任は少なからずあるでしょ
- よくある、店頭のポスターとポスティングチラシにだけ芸能人の写真が載ってるのって、このシステム利用してるんだね。
私はタレントで選ぼうとは決して思わないけど、タレント側はどんなふうに使われるかよくわからなくて、自分のブランド価値下げる心配ないのかな?金が入ればいいわけ? - 以前、ヒロミさんが広告してるけど、なんか怪しい業者だったので所属事務所にこれは無断で使われてるものですか? それとも信用できる会社ですか? とメールしたらやはり信用できるかどうかはわからない。自由に使える写真みたいな返答でした。
どんな会社の広告に使われてるか知らないのか???って不思議でした。こちら側はヒロミさんが広告してるなら大丈夫って思ってしまますよね。気を付けなければ・・・。 - ヒロミは この悪徳業者とつながりはないかもしれないが、ヒロミが広告塔なのは事実。
ヒロミに直接的な責任はないかもしれないが、自分の肖像を売ったのはヒロミ自身。
他にも、悪徳業者がヒロミの写真を使っているかもしれないから、ヒロミの広告には注意した方がいい。
などの声が上がっています。
ヒロミさんサイドもアクセルジャパンを信用してサービスに参画し、企業との間では直接契約を結んでいないとのことで、広告塔にされていたヒロミさんも被害者の1人とも言えます。
ただ、ベアーズホームのトラブル相談件数は昨年1月から5月までで130件以上にのぼり、そしてヒロミさんの事務所にもクレームが入っていたにも関わらず、広告塔を務め続けていたことに対して批判の声が上がるのも仕方がないと思います。
ヒロミさんは2019年にも同様のトラブルが発生しており、ヒロミさんを広告に起用していた通販業者が「着るだけで加圧により筋肉増強効果があり、ダイエット効果も得られる」などと謳った加圧シャツを販売し、これは誇大広告に当たるとして消費者庁から再発防止措置命令を受けました。
ヒロミさんはこの商品の開発に携わった一方、広告表示には関与していなかったのですが、いずれにせよ誇大広告が認められた商品の広告塔を務めていたことは事実なので、ネット上では批判の声が多く上がっていました。
ヒロミさんは過去にもこのようなトラブルがあったことや、現在10本近くのレギュラー番組を持っていて非常に大きな影響力があることなどから、企業の広告塔になることに対してはより慎重になった方がいいかもしれないですね。
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- https://pinzuba.news/articles/-/11718
- https://www.caa.go.jp/notice/entry/043153/
- https://online.bci.co.jp/article/detail/3345
- https://web.archive.org/web/20230324153936/https://water.bears-home.jp/
- https://accel-japan.com/pdf/news20250801.pdf