2009年リリースのシングル『春夏秋冬』が大ヒットしたヒップホップユニット『Hilcrhyme（ヒルクライム）』が、無期限活動停止となることが公式サイト上で発表されました。
公式サイトでは「Hilcrhymeに関するご報告」として、メンバーのDJ KATSU容疑者（本名＝斉藤桂広[かつひろ] 38歳）が1日、自宅や個人事務所に大麻を所持していたとして大麻取締法違反容疑で逮捕されたことを報告した上で、「非常に遺憾であり、日頃からHilcrhymeを応援頂いているファンの皆様、関係者の皆様に多大なるご心配をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。」と謝罪しています。
＜↓の画像が、大麻所持で逮捕されたDJ KATSU容疑者の写真＞
また、DJ KATSU容疑者が起こした事件を受けて以下のことを決定したと発表しています。
- Hilcrhymeの無期限活動停止
- ユニバーサル ミュージック合同会社とHilcrhymeとのレコーディング契約の解除
- ユニバーサル ミュージック＆EMIアーティストとDJ KATSUとのマネージメント契約の解除
- ヒルクライムのCD／映像商品全タイトルの即時出荷停止
- ヒルクライムのCD／映像商品の回収
- ヒルクライムの全楽曲／映像のデジタル配信の即時停止。
さらに、今後予定していたファンクラブツアーの残り2公演、大晦日に開催予定だったカウントダウンコンサート『802 FUNKY COUNT DOWN 2017-2018 Hilcrhyme SPECIAL LIVE in 和歌山マリーナシティ』も中止が決定したことを報告し、改めてファンらに謝罪しています。
なお、ヒルクライムのボーカル・TOCさん（トク 36歳）については引き続き、ソロ活動を行っていくとしています。
＜↓の画像が、ボーカル・TOCさんの写真＞
TOCさんは4日に自身の公式サイトでコメントを発表しており、DJ KATSU容疑者が大麻事件で逮捕されたことに対して「私自身、この一報を聞いて とても驚き大変ショックを受けています。」としています。
また、ヒルクライムが無期限活動停止となることについて、「結成から11年目を迎え、新たに走り出そうとした矢先に、このようなご報告をしなければいけないことは残念でなりませんが、ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。」とファンに呼び掛けています。
現在の状況やヒルクライムとしての今後については、「弁護士を通じて伝え聞くしかなく、私自身はKATSUと会話が出来る状況ではありません。時期が来たら二人で話して、今後どのようにするか決めたいと思います。」と報告した上で、「それまでは、既に発表されているTOCソロプロジェクトの活動に専念させてください。本当に申し訳ございませんでした。」と綴っています。
そして、このような処分が下された事に対してネット上では、
- まあそうなるでしょうね。相方さんがかわいそう
- vocal大丈夫か？終わったな…
- チャゲ＆飛鳥と同じ状況か。相方が被害を被るのは見ていて痛い。
- 解散だろ。捕まったヤツは追放で良いと思う。今年薬物でこんだけ騒いでのこの結果なんだし
- どーして、やっちゃうかな～。積み上げたものが、台無しじゃないか！
- 罪は罪だが、活動休止はすごく残念
- 活動停止というより解散だろ
などのコメントが寄せられています。
大麻や覚せい剤などの違法薬物事件などで逮捕された場合、グループなどは活動停止となったり、脱退というパターンが多くありますが、ソロ活動をしているTOCさんの今後を考えて、無期限活動停止からの解散も避けられないかもしれません。
事務所が今回発表した決定事項によると、ヒルクライム名義の作品は出荷停止・回収となるほか、ヒルクライムとユニバーサルミュージックのレコーディング契約が解除されるなど、比較的厳しい対応が取られているように感じられますが、今年も多くの薬物関連の事件が発生していた中で、ファンや関係者を裏切る行為をしてしまったので仕方がないでしょうね。
ヒルクライムは『春夏秋冬』が大ヒットしたものの、これに続く作品が無かったことでテレビ番組などで見る機会も激減しましたが、昨年結成10周年を迎え精力的に活動をしていたことから、このような形でヒルクライムとしての活動が無期限停止となるのは残念です。
TOCさんは引き続きソロ活動を続けていくそうですが、来年1月にはメジャー1stアルバムのリリースが決定しており、これからはソロ活動で活躍する姿を見せてほしいですね。