人気YouTuber・ヒカルさん(本名=前田圭太 30歳)が、40歳ぐらいの中堅芸人に職業を馬鹿にされたことにブチギレ激怒し、動画で痛烈批判したことがきっかけで“犯人探し”が行われたり、複数の芸人がこの話題に便乗し、自ら犯人だと名乗り出るなどして反響を呼ぶ中で、ヒカルさんが謝罪動画をアップし話題になっています。
ヒカルさんは4日に公開した動画の中で、知人の紹介で知り合ったお笑い芸人と食事した際に、「結局YouTuberなんて、芸能人の真似事の落ちこぼれ。芸能界で売れなかった人がYouTubeやってるんでしょ」「もう2~3年で終わるからね。今のうちに稼いでいた方がいいよ」
などと、YouTuberを下に見てマウントを取られたことを告白しました。
ヒカルさんは芸人を紹介した知人のことも考え、その場では反論しなかったそうですが、改めてその時の状況を振り返り、「とにかくこっちを下に見てくるわけよ。40くらいのヤツでさ、あのアホ。全部反論してボコボコにしたろかなと思ったわ。ハッキリ言っとくけど、お前が俺に勝ってるところ1つもないからな。ちょっと芸能界で売れたくらいで調子乗んなよ。そいつは中途半端に売れていて、中堅芸人の真ん中のちょっと下くらいのヤツでさ。空気を悪くするだけして、会計も払わずに帰って行ったもんな。ホンマにダサすぎるわ。言っとくけど、お前が30年かけて稼ぐ金をこっちは2~3年で稼いでるからな、なめんなよ!」
と、ブチギレ激怒していました。
動画ではさらに、「何がそんなに気に食わないのか、1回話したいな。出て来れるんやったら連絡してこい、こっちはNGないねんから。」と共演を呼び掛けていました。
この動画が大きな反響を呼び、お笑いコンビ『アルコ&ピース』の平子祐希さん、『さらば青春の光』の東ブクロさんが嘘の自首をして謝罪したり、『トータルテンボス』はネット上で浮上している複数の芸人の名前を挙げ、この騒動をネタにしていました。
そうした芸人たちの動きに称賛の声が上がる中で、ヒカルさんは新たに【連日ニュースになっている芸人さんの件について】と題した動画をアップし、「本当に僕が未熟でした。大人気なかったとしか言えない。僕って、怒っている動画がバズるっていう習性があって、それに甘えていたって言うか。それを利用しようみたいな気持ちがあった。言わなくてもいいことまで言ってしまった。自分の認識が甘かった。本当にお騒がせしてすみませんでした」
と謝罪しています。
また、芸人を紹介してくれた知人からも「これ以上騒ぎを大きくするのは止めてくれ」と言われことを明かした上で、「(動画で批判した)その芸人さんとも完全に和解しまして。これについては何も言わないということに決まった。これを聞いて、むずがゆくなる人もいると思うんですけど、全部の非は僕にあるので。僕を叩いてくれたらと思います」
と語り、芸人の名前を明かさないことを報告しています。
4日に投稿した動画がここまで大きな反響を呼ぶとは想像もしていなかったとした上で、複数の芸人が話題に便乗してくれたおかげで自身の動画の再生回数も伸び、「コメント欄で『お前は芸人の養分になったぞ』とか来たんですけど。実際、この動画は僕の見立てだと200~300万再生行くんですね。収益で言うと100万円超えちゃうんですよ。正直、養分になった人って、このニュースに巻き込まれたアンチの人だけだと思う。僕も芸人さんも、誰も負けてないんですよ。この動画を見に来てもらった時点で勝ちで、Win-Winでうまく行ったんじゃないかと思ってます」
などと語っています。
最後に、「僕をネタにした動画で、一番アクセスを取っていた『さらば青春の光』さん。ぜひコラボお願いします!その他で名前を出してくださった方も、絡んでいただけたらと思います」
などと語り、今回の騒動をきっかけに、芸人たちともコラボしていきたいとしています。
ヒカルさんはさらに、『NHK紅白歌合戦』に出場した歌手・YouTuberのまふまふさんのライブ配信にゲスト出演し、今回の件で謝罪動画をアップした理由については、「好感度が上がるからです、あれが俺のやり方です」とぶっちゃけていました。
そして、ヒカルさんの謝罪などを受けてネット上では、
- そもそもその芸人がいなかったんじゃないかと思う。話題になりさえすればいいんだから、当事者が出てこなくても成立してるでしょ
- なんだかんだ言っても、この一件をうまく利用し売名と視聴率稼ぎに成功した芸人たちの勝ちだね。
- 別に謝罪してる風には見えなかったし、単に自分が思ってたような世間の反応が得られなかったから、撤退しただけに感じるけどな
牛宮城の企画を止められなかった宮迫とは違って、切り替えが早いのは流石というか、抜け目ないやり方だけど、あの動画で何百万か儲かったみたいなのは「負け惜しみ」にしか聞こえないわ - 好感度を上げる為と言うよりは収めるには謝罪するしかなかったんでしょ。
で、好感度が上がったかって言うと、激怒動画で好感度が下がってるから元に戻せたかどうかってところかな。
個人的に激怒動画の印象は拭えないからそもそも失敗だったねっていう印象。 - ヒカルさんの価値ってビジネス的に見たら、ヒカルさんの持ってるフォロワー数だけなんですよね。
それが解ってるから好感度をあげてきたのでしょうが、その数字を自分の実力とか人気のレベルを示す数値だと勘違いするとこうなる、今回の発言はそういう事。 - 好感度上がってはいないと思う。元々ファンだった信者は絶賛するだろうけど、元々興味がなかった私は、むしろ嫌いの方はベクトルが動いたし、子供もチャンネル登録解除してましたけどね…
なんか、お金稼いでるのはすごいけど、それで威張ってるの見て夢が壊れたって。YouTuberってお金ない人をバカにするんだね〜って、うちの子みたいに、知ってしまった子は沢山いると思うな。 - ヒカルは再生数稼げて良かったと思うし、あのスピードで乗っかって笑いに変えた芸人も流石としか言いようがなかった。
ただ、肝心の中堅芸人本人が、名乗り出ることもなく、笑いに変えることもせず、名前出さないでっていうのが一番面白くなかった。
これだけ面白くできるフリは揃ってたのに、それを笑いに変えられない芸人ってなんなんでしょうね。
などの声が上がっています。
知人から口止めされたことや、相手の芸人との和解が済んだことで実名を公表しないとなったそうですが、この幕引きによって改めて作り話説も再燃しています。
また、ニュースサイト『サイゾーウーマン』によれば、お笑い業界で最も多くの芸人を抱えている『吉本興業』が犯人探しを行っていたといい、想像を超える大騒動に発展してしまったことから、火消しの謝罪動画をこのタイミングで投稿した可能性もありそうです。
犯人が吉本芸人だったのかは不明ながら、ヒカルさんは元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さんと関係が深いことから、ヒカルさんの挑発に乗って動画でのコラボするなど、動画のネタにされることを阻止するために吉本興業は犯人探しをしていたとのことです。
そして、ヒカルさんは今回の騒動では誰も損をしないWin-Winの結果になったと誇らしげに語り、謝罪動画も好感度アップのためだとしていますが、ネット上の反応を見た限りでは決して好感度は上がっておらず、芸人批判動画での言動などでさらにイメージが悪化しています。
あの動画で金銭面ではプラスになったかもしれませんが、ヒカルさんの人間性を疑問視する声が噴出しており、ヒカルさんはテレビ進出を目標として掲げているものの、こうした騒動が今後も続くようだと、なかなか厳しそうな気もしますね。