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JOCが異例の声明。パリ五輪で選手らに暴言過熱で法的措置も検討。阿部詩や柳井綾音らが被害受ける

パリ五輪で選手等への誹謗中傷が深刻化、JOCが法的措置検討。水谷隼も被害受け内容公開、酷いメッセージに驚きの声

パリ五輪で日々熱戦が繰り広げられている中で、ネット上では選手等に対する誹謗中傷が過熱し問題視されており、『日本オリンピック委員会(JOC)』が1日に悪質な投稿に対しては法的措置も辞さない構えを示しました。

この声明を受けて、元卓球日本代表で東京五輪・混合ダブルスの金メダリストである水谷隼さんが、自身に寄せられた誹謗中傷メッセージを公開し、その酷い内容に対してネット上では様々な声が上がっています。

JOCは1日に発表した声明で、SNSなどを通じての応援メッセージは選手らの大きな力になっている一方、誹謗中傷や心無い批判に選手等は心を痛め、そして不安や恐怖を感じることもあるとし、「TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます。なお、侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします。皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。」と呼び掛けました。

その後、水谷隼さんは自身のX(旧ツイッター)やインスタグラムを更新し、「こんなのいっぱい届いたら誰でも心病むよ…」と綴り、自身に寄せられた誹謗中傷メッセージの内容を公開し、そこには「死ね!くたばれ!消えろ!」などと書かれています。

こうした誹謗中傷メッセージに対して水谷隼さんは、「心に受ける傷は同じ。どんどん心が閉ざされてく。SNSに精通してる人が法改正やルール変えていかないと永遠に終わらない。」とし、インスタグラムでは「誹謗中傷するやつ悪口言う奴クソ」と怒りをあらわにしています。

<↓の画像が、水谷隼さんのX投稿写真>

<↓の画像が、水谷隼さんに寄せられた誹謗中傷メッセージの写真>

この投稿にネット上では、

などの声が上がっており、アスリート等に対する誹謗中傷問題が物議を醸しています。

JOCが異例の声明を発表する前には、柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した永山竜樹選手が、相手選手への誹謗中傷をやめるようSNSで呼び掛けていました。

永山竜樹選手は準々決勝で、スペイン代表のフランシスコ・ガリゴス選手と対戦した際、審判から待てがかかったにも関わらず、ガリゴス選手が6秒にわたって絞め技を続けました。

これにより永山竜樹選手は失神して1本負けとなり、永山選手ら日本サイドが猛抗議を行いましたが判定は覆らず、ネット上では明らかな誤審として炎上、フランシスコ・ガリゴス選手に対する批判が殺到する事態となりました。

永山竜樹選手とフランシスコ・ガリゴス選手の試合動画

こうした事態を受けて永山竜樹選手は試合から3日後に、自身のXやインスタグラムにフランシスコ・ガリゴス選手との2ショット写真を投稿し、試合後にガリゴス選手から謝罪されたことを明かしたうえで、「彼にとっても不本意な結果だったと思います。オリンピックの舞台で彼と全力で戦えたことを幸せに思います!誰がなんと言おうと私たちは柔道ファミリーです!」と綴り、そして誹謗中傷を止めるよう呼び掛けていました。

<↓の画像は、永山竜樹選手のX投稿写真>

この他に、陸上競歩の混合団体に出場の柳井綾音選手が、混合団体に専念するためとして女子20km競歩への出場辞退を発表し、控え選手もいないことで入れ替えや追加などは行われない形となり、柳井選手はその後SNSで、「たくさんの方からの厳しい言葉に傷ついた。試合前は余計神経質になり、繊細な心になる。批判は選手を傷つける。このようなことが少しでも減ってほしい」などと綴っていました。

<↓の画像が、柳井綾音選手のX投稿写真>

また、2連覇に大きな期待を寄せられていた柔道女子52キロ級の阿部詩選手(世界ランク9位)が2回戦で、今大会で金メダル獲得のウズベキスタン代表のケルディヨロワ選手(世界ランク1位)に1本負けし、その後会場で声を上げて大号泣していたことを巡ってネット上では「武士道精神、礼節に欠けた行為」などと批判も噴出しました。

2回戦負けとなった阿部詩選手の動画

元宮崎県知事・東国原英夫さんもテレビで「あの“泣き”ってのはどうなのか」「柔道家として、武道家として、もうちょっと毅然として欲しかった」などと苦言を呈し、大きな波紋を広げました。

こうして阿部詩選手に対する批判もネット上では異常に過熱していましたし、元空手日本代表で、東京五輪・空手女子形の銀メダリスト・清水希容さんによれば、誹謗中傷コメントによって心に深い傷を負い、立ち直れていない選手も目にしたことがあるとのことですし、選手本人だけでなく、家族ら周囲の人たちにも影響が及ぶ可能性がありますし、JOCには毅然とした対応を行っていってほしいと思います。

さらに、いくら注意喚起しても誹謗中傷がゼロになることはないので、選手たちは大会前後にSNSの使用を控えるなどして、自らの身を守るようにしてもらいたいです。

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