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リオ五輪代表入り確実の桃田賢斗と元日本代表・田児賢一がバカラ賭博に関与し現役引退へ?

バドミントン桃田賢斗選手&田児賢一選手が闇カジノ出入り、違法賭博関与判明! リオデジャネイロ五輪でメダル獲得期待も絶望的

開催まで4ヶ月を切ったリオデジャネイロ五輪のバドミントン男子で日本代表入りが確実視され、メダル獲得に期待されている世界ランキング4位の桃田賢斗選手(21)と、2012年のロンドン五輪日本代表の田児賢一選手(26)が、昨年3月に警視庁が摘発し閉店となった東京・墨田区の違法なカジノ店に出入りしていたことが明らかとなり、大きな衝撃を与えています。

これは『産経新聞』の取材によって明らかになったもので、両選手が所属する『NTT東日本』は、産経新聞社から2人が裏カジノに出入りしているという問い合わせが入り、担当者がマレーシア遠征中の桃田選手と田児選手に電話で聞いたところ、「裏カジノに行っていたことは間違いない」と認めたといいます。

<画像左が田児(たご)賢一選手、右が桃田賢斗選手>

桃田選手はマレーシア・オープンに出場し、6日に行われた1回戦を突破したものの2回戦は棄権し、7日朝に田児選手とともに帰国しています。

現在NTT東日本は、両選手に加えてチームスタッフ、一部の選手からも事情聴取を行っているのですが、部員への事情聴取の中間報告を行い、2人がカジノ店に出入りし、賭博行為をしたことを認めたと発表し、さらに2人以外の複数の選手も入店していたことを認めたとのことです。

なお、同社は7日までに公式サイトからバドミントン部のページを削除しています。

日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は報道陣に対応し、「現在、NTT東日本が部員1人1人を調査している。我々としてはお店に行っているということは確認している。違法行為が確認された段階で内規に従って処分を考えたい」とコメント。

桃田選手については、「社会的な責任は重い。事実確認が取れたら適切な処分を科さざるを得ない」と日本代表から外す可能性を示唆し、今後のさらなる活躍に期待されていた選手だったため、「将来性のある選手。日本で初めて金メダルを狙える逸材でもある。(カジノに)出入りしていたのは、残念でならない」と話し、違法性が確認された場合のリオ五輪への派遣については「JOCのジャッジも必要だが、違法ならアウトになる」という認識を示しています。

協会は今後、男女日本代表選手も対象に、桃田選手らと同様の行為長かったか聞き取り調査を行うといいます。

『産経新聞』が7日に報じている記事によると、これは関係者の証言で判明したもので、店の元経営幹部や常連客が2人の賭け方や会話を生々しく証言。

さらに2人の後輩が出入りしていたとも語っていたといいます。

桃田選手と田児選手が出入りしていた違法闇カジノ店の元経営幹部の男性(47)によると、雑居ビル9階にある店内には3台のバカラ台があり、常時数人のディーラーがいて客は酒を飲んだり、談笑したりしながらバカラ賭博を行っていたそうです。

バカラ賭博というのは、仮想の「バンカー(親役)」と「プレーヤー(子役)」にトランプを使用した勝負をさせ、客がどちらか勝つかに賭けるゲームで、この店の客は暴力団関係者、中国人や韓国人の飲食店経営者、プラス一般人などで、累計約300人が出入りしていたといいます。

店は24時間営業だったそうで、警察当局の内偵捜査、摘発から逃れるために3ヶ月単位で店を移転し、客引きが連れてきた新規客には免許証などによる身分確認だけでなく、「(逮捕など)店が客に迷惑をかけても責任は取れない」という誓約書に署名をさせていたとのこと。

また、無関係な人物を立ち入らせないため、店がある階にエレベーターが停止しないように細工をしており、防火設備に偽装した隠しカメラで客の顔を確認し、その上で入店させていたといいます。

元経営幹部は、田児選手は2014年12月頃に客引きの紹介で店を訪問し、それから約1週間後に田児選手の紹介で桃田選手が同店を訪れ、頻繁に店を訪れていた2人は最終的に計1000万以上は負けていたと証言。

また、「2人はジャージー姿などで来て、『いま練習帰りです』などと話していた。素性を隠す様子はなかった。店が主催したビンゴ大会に、ラケットを持った後輩らしき男女10人以上を連れてきたこともあった」と話しています。

田児選手については、昨年3月に警視庁の捜査員が摘発のため店に踏み込む直前にも来ていたといい、元経営幹部は「遠征でカジノが合法な国に行ったときに覚えたのではないか」と推察。

桃田選手の20代の知人は、「誘われて一緒に闇カジノ店に行った。彼はその日、約5万円負けて帰った」と証言しています。

さらに、常連客の男性(45)は、「田児選手は冷静な勝負師で、100万円単位で賭けることもあり、勝っても表情を変えない。ただ、かなり勝負が好きなようで、勝って帰っても2、3時間後にまた来る。1日に3回会ったこともあった。桃田選手は数万円から数十万円レベルの賭け方だった」と話しています。

別の男性客(56)は、「自分は2人を知らなかったが、一緒に行った知人が田児選手と知り合いだった。田児選手が知人に『今日は200(万円)ほど負けた』と言っているのを聞いた。後で知人からバドミントン選手だと聞かされ、『大丈夫なのかな』と思った」と話したとのことです。

<男子バドミントン選手 闇カジノ店問題の構図>

そして、これに対してネット上では、

などのコメントがありました。

国から強化費が投じられているトップ選手たちがこのような賭博に手を染め、これまでに1000万円単位の賭けを行っていたというのはただただ驚くばかりですね…。

桃田選手については、小中高のバドミントン男子シングルスで日本一に輝き、2012年の世界ジュニア選手権では優勝。

昨年の世界選手権では3位となり、男子シングルスの日本勢で史上初めてメダルを獲得したことから大きな話題になり、上位選手参加によるスーパーシリーズ・ファイナルでも優勝を果たし、リオ五輪の日本代表入りは確実視されており、メダル獲得に大きな期待が寄せられていました。

そのため、違法賭博への関与によって五輪出場を逃し、さらには現役引退となってしまったら残念でならないのですが、悪びれる様子もなく違法賭博に関与していたとの証言も出ており、これがもし本当なのであればそれも致し方のないことかもしれません。

現時点でまだ調査中で、正式な処分についての発表はされていないため、引き続き注目したいですね。

ちなみに、桃田選手の父親・信弘さん(51)は取材に対し、「社会人なので自分で責任を取るしかない。世の中に謝罪して自分の行動を改めてほしい」と言葉少なに語っていたといいます。

父親は早朝のニュースでこれを知ったといい、「私はパチンコも嫌いで『ギャンブルは絶対にあかんで』と話をしていたのに……。(考えに)甘さがあったというしかない」と当惑を隠せない様子だったとのことです。

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