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ニコプチ・ちゃおコラボ企画が炎上…溺愛ロワイヤルの問題シーン、ネットで賛否両論。過剰反応の声も

ニコ☆プチ最新号・付録漫画の性的表現が物議。溺愛ロワイヤルの無理やりキス場面に批判殺到で編集部謝罪。画像あり

女子小学生向けのファッション雑誌『ニコ☆プチ 2023年8月号』(新潮社)の付録漫画を巡って、過剰な性的表現が含まれているとして問題視する声が上がり、4日に雑誌の公式サイトで謝罪コメントが発表されました。

問題となっているのは6月22日発売のニコ☆プチ最新号の別冊付録で、少女漫画雑誌『ちゃお』(小学館)とのコラボ企画で同誌の漫画5作品が試し読みできる内容でしたが、八神千歳さんの漫画『溺愛ロワイヤル』の内容が過激すぎる、小学生向けではないとの声が保護者から上がり、ネットで波紋を広げていました。

<↓の画像は、『ニコ☆プチ 2023年8月号』表紙写真>

『溺愛ロワイヤル』は、2001年から『ちゃお』で連載を持つ八神千歳さんが2020年から連載中のラブコメ作品で、“魔王の娘”である女子中学生・神楽一姫(14歳)が、人狼一族の月島澪、鬼一族の橘琉二、吸血鬼一族の黒崎十夜という3人のイケメン幼馴染から好意を寄せられるストーリーです。

<↓の画像が、『ニコ☆プチ』別冊付録の写真>

作中では、主人公が「どうして男の子ってエッチなんだろうね」と語りかけると、幼馴染が主人公に対して、そんな気持ちにさせてあげようかと言って距離を縮めて押し倒し、主人公がそれを拒否するも、無理やりキスをしようとする場面がありました。

<↓の画像が、性的表現が問題視された『溺愛ロワイヤル』のページ写真>

これらのシーンを子供の保護者が目にし、ツイッターで問題視する声が相次ぎ物議を醸す中で、ニコ☆プチの編集部が公式サイトで謝罪コメントを発表しました。

付録の内容を巡って読者層にそぐわない内容との指摘が寄せられたと報告し、「今回のふろく制作にあたり、編集部は昨年夏に発行された人気の高い少女まんがを選定いたしました。読者の方にコミックの楽しさを知っていただきたかったからです。しかし、内容の一部にご不快な思いをされた読者、保護者の方がいらっしゃったことを重く受け止めております。また、多くの方にご心配をおかけしてしまいました。申し訳ございません。今後、編集部はより一層注意深く、読者と向き合うように努力を重ねてまいります。」と謝罪しています。

一方で、ちゃお編集部は一部メディアの取材に対して「お答えすることはありません」とし、現時点で公式サイト等でコメントは出していません。

そして、このトラブルに対してネット上では、

などの声が上がっており、物議を醸しています。

『ニコ☆プチ』と『ちゃお』はそれぞれ小学生をターゲットにした雑誌ということで、性的な行為を匂わす言動はもちろんのこと、キスを拒否しているにも関わらず押し倒して無理やりするというシーンに対して、不適切との声が上がるのは当然かと思います。

ただ、こうしたシーンは昔から少年少女漫画などでも普通に描かれていて、中にはこれ以上に過激な描写を含む作品もあることから、この程度の内容で騒ぎ過ぎとの声も多く上がっており、過剰な反応による規制強化などによって、作品に与える影響を懸念する声もあります。

今回の問題を巡っては、小学生が見る漫画としてあり得ない内容との声が上がる一方で、この程度ならセーフとの声が上がるなど賛否両論となっていて、どこまでの表現をセーフとするのか線引きは難しいところですが、小学生が読む漫画としては少し過激だと感じますし、今後も雑誌に掲載する情報に関しては読者層に相応しいかを慎重に判断し、保護者が安心して子供に見せられる雑誌作りを心がけてほしいですね。

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