歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが1月に、自身のInstagram(インスタグラム)やTwitterに中指を立てた自撮り画像をアップし、きゃりーさんは海外のファンも多いことから日本のファンだけでなく、海外のファンからも批判的なコメントが寄せられ騒動になりましたが、日本ではそこまで問題視されない行為でも、文化の違う海外でやってしまうと大きなトラブルに発展してしまうことがあります。
そして、ナインティナインの矢部浩之さんは以前、海外のロケで子供の頭を叩いてしまったことから大きなトラブルとなり、番組のロケが全て無くなってしまうということがあったようで、国際問題にまで発展しそうだったと相方の岡村隆史さんが19日深夜に放送されたラジオ番組『ナインティナイン 岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で明かしました。
(↓の画像が、岡村隆史さんの写真)
岡村さんによると、矢部さんはテレビ朝日の番組の海外ロケのとき、ひょんなことからプールに入っている外国人の子の頭を叩いてしまったそうで、カメラを勝手に回していたこともあり、スタッフを含めて、その子の親に激しく怒られたといいます。
その時の事を岡村さんは「ムチャクチャになったんを覚えてますわ」と振り返り、「事なきを得ましたけどね」と大事に至らなかったことを報告しました。
過去に海外で起こしたトラブルで有名なのは江頭2:50さんがトルコで全裸になり警察に逮捕された事件。
結局75円の罰金を払って済んだものの、当時はニュースに大々的に報じられるなど騒動になってしまいました。
- 江頭2:50 トルコ事件(YouTube)
これにネットでは、
- 手の平、足の裏、を見せるのは相手に対する侮辱、となる国もあるので注意が必要
- 外国人の子供の頭を叩くのは駄目だろう 親は怒るよね
- 日本では通用することでも、海外では全く通用しないということ…
- 日本以外のほとんどの国では、子供に限らず人の頭を叩くなんてあり得ない。「ツッコミ」という概念がない。日本のお笑い芸人がコンビ間であっても人の頭を叩くのを、初めて日本のテレビで見た外国人はビックリする。そういう認識がなかったのは、大人としてあまりにも無知。
- 少なくとも欧米人には頭を叩かれることはとんでもない屈辱らしい…パックンマックンも自重してるんだとか…
などのコメントがありました。
国際問題に発展しそうだったとのことですが、日本のお笑いで普通に行われている頭や体を叩くツッコミは日本特有の文化だそうで、海外では他人の頭を触る行為は非常に無礼な行為で、タイでは子供の頭は精霊が宿る場所と信じられており、それを知らずに頭を撫でてしまった日本人の旅行者が取り押さえられそうになったこともあったそうです。
マレーシア、ミャンマー等多くのアジアの地域、インド、イスラム圏等でも頭は神聖な部位とされており、他人の頭を触ることはタブーとなっているため、そうした国でもし叩いたとしたら大事になるでしょう。
ちなみに、写真等を撮影する際に日本ではピースサインをすることがよくありますが、ギリシャでは相手を侮辱する仕草となります。
また、ピースをする際に手の甲を相手側に向ける裏ピースをする若者もよく目にしますが、これはイギリスやオーストラリアなどの国では性的な表現に由来する揶揄・侮辱する仕草です。
その他にも、手のひらをパーにして相手に向ける行為はギリシャでは「お前はバカだ」という意味を持ち、Okサインは、ギリシャ、フランス、トルコ、中東、アフリカ、南米等では性的な行為や侮辱的な意味合いを持ち、親指を立てる仕草は、ギリシャ、中東、南アフリカ、南米等では中指を立てるのと同様の意味を持ちます。
これはほんの一例で、まだまだこの他にも海外ではやってはいけない行為というものがあり、何気なくやってしまった場合に、取り返しの付かないようなトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるため、もし海外に行く際にはやってはいけない行為についてよく調べた方が良いですね。