バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などに出演し、テレビで活躍を続けている“デヴィ夫人”ことデヴィ・スカルノさん(日本名=根本七保子 82歳)が、個人事務所のスタッフへのパワハラ問題等で裁判沙汰になっていると週刊誌『週刊新潮』が報じ、ネット上で物議を醸しています。
デヴィ夫人は個人事務所『株式会社オフィス デヴィ スカルノ』の代表も務めているのですが、昨年2月に女性マネージャーを2人解雇し、それが発端で泥沼の法廷闘争に発展したそうです。
週刊新潮の取材に応じた裁判ウオッチャーによれば、娘婿にあたる人物がインドネシアで急死し、現地に向かったデヴィ夫人から娘婿の死因について、新型コロナウイルスだったと聞いたマネージャー2人は、「感染リスクを避けるため、2週間ほど自宅勤務にさせてほしい」とデヴィ夫人に申し出たといいます。
しかし、デヴィ夫人は娘婿の死因が新型コロナだったという発言を否定したほか、帰国にあたって関係機関で検査を受けたとマネージャーに告げ、自宅勤務を求めたマネージャー2人にブチギレ激怒し、事務所内では中心人物だったという2人をクビにしたそうです。
これにマネージャー2人は不当解雇だとして、労働関係の民事紛争を裁判で解決する「労働審判」の手続きを行い、今年8月に東京地方裁判所はマネージャー2人の訴えを認め、給料の未払い分として300万円ずつ支払うよう求める審判を下したとのことです。
この裁判ではさらに、「これまでに夫人から受けたパワハラの一覧表が提出されていた。そこには『バカ!』『クビだ!』『出て行け!』といった暴言のみならず、ファイルを投げつけるなどの暴力行為が挙げられていた」
といいます。
一方のデヴィ夫人はマネージャーへのパワハラをキッパリと否定し、「数々の言動は“性格の持ち味”などと反論した」というものの、裁判所はマネージャーの訴えを認めて未払い分の給料支払いを求めたとのことですが、この審判をデヴィ夫人は不服として訴訟に移行したそうです。
また、デヴィ夫人はマネージャー2人に「コロナ感染者扱いされ、名誉を傷つけられた」として、2人に対して損害賠償訴訟を起こし、泥沼の争いを繰り広げているとのことです。
こうしたトラブルの真相を確かめるため、デヴィ夫人に取材を行ったところ代理人弁護士が、「(名誉毀損訴訟における)被告両名の主張及び証拠にて示された事実関係は、全面的に否認するものであります。そもそも、現に継続中の本件訴訟事件においても確定していない事実関係に関するご質問ですので、回答いたしかねます」
と回答したとしています。
そして、デヴィ夫人のパワハラ問題等に対する裁判に対してネット上では、
- 特に驚きはないかな。イッテQ見ててもそんな感じだし。だから個人的にはあまり好きにはなれない。
- 素のキャラと主張するなら育ちか性格が悪い
- 「性格の持ち味」は草 発言自体はあったということか
- テレビで見てる分には笑えて楽しいけど、周りにいたら迷惑と思うかも
- 「性格の持ち味」で許されるなら、この世にパワハラなんて言葉もないな
- 全然ビックリしない。気に入った人には甘く、嫌な人はとことん罵るのTVで観たよ
- こんな人が「デヴィ夫人のマナー論」みたいな本出してるんだから笑えるわ
などの声が上がっています。
デヴィ夫人は歯に衣着せぬ発言が支持され、芸能界で長く活躍を続けていますが、感情の起伏が激しく、番組の共演者等にかなりキツい言葉を飛ばすことも多いことから、事務所スタッフへの暴言がもし事実だったとしても全く驚きは無いですね。
ちなみに、デヴィ夫人は30年前にアメリカで傷害事件を起こしており、フィリピンの大統領の孫娘の言動に怒り、顔面を殴って大ケガを負わせたことで逮捕、禁固60日・罰金700ドルの実刑判決が下されています。
2年前に『女性セブン』が報じた記事ではテレビ局関係者が、「普段は関係者への対応も丁寧なんですが、少しでもプライドを傷つけられるようなことを言われると、カッとなって手が出たり、しまいには訴訟を起こすと言ってきかなくなる。まるで、人が変わったかのようなんです。」
と語っており、実際にこれまでに様々なトラブルを起こすなどし、裁判に発展しています。
そして、今度は元マネージャーに対するパワハラを巡ってトラブルになり、デヴィ夫人も名誉毀損で訴えて泥沼の争いを繰り広げているようですが、ネット上でも驚きの声は少なく、スタッフへの暴言について「性格の持ち味」と反論したことに対して呆れ声などが上がっています。
デヴィ夫人はこれまで色々とトラブルを起こしながらも、テレビから消えることなく現在も活躍を続けていますが、マネージャーへのパワハラ疑惑などを週刊誌に報じられ物議を醸しており、今後の活動に多少の影響が及ぶかもしれないですね。