<大阪・毎日放送(MBS)の山中真アナウンサー>
熊本県熊本地方を震源とする最大震度7という大地震が発生し、各メディアが地震に関する報道を行っている状況にありますが、地震取材にあたってのマスコミの対応が問題視されており、17日にはフジテレビ系列の関西テレビの中継車が、熊本県菊陽町のガソリンスタンド付近で給油待ちの車の列に割り込んでいたことが発覚し、同局が謝罪をするという騒動にまで発展。
加えて、同じくフジテレビ系列の『仙台放送』の関連会社社員が、ツイッター上で「熊本でテレビ局の中継車がガソリン給油で横入りしたと騒ぎが出ていますが、話を調べると自分たちの燃料をドラム缶等で持ち込んで来ていて、危険物の管理をGSにお願いしているらしいです。五年前の東北の地震の時も同じような事が流れたので直接調べました。」と、虚偽の内容で関西テレビを擁護するツイートを行っていたことが発覚し、ネット上で物議を醸すことになり、同局は公式サイトで謝罪をしました。
さらに、大阪・毎日放送(MBS)の山中真アナウンサー(39)が15日から熊本に入り、16日の夜に自身のツイッターを更新し、「やっと今日の1食目。食料なかなか手に入りにくいです」という報告とともにお弁当の写真を投稿。
<↓の画像が、問題視された山中アナのツイート(すでに削除済み)>
また15日にも、宿泊先の前にあったラーメン屋が営業中であることを綴って「そこで夕食いただきます」などと報告していたのですが、被災者の食料確保が困難を極めている状態にあるため、「遠足気分のアナウンサー」「食料持参しろよ、被災者に迷惑かけるな」「被災者の食べ物を横取り」「あなた以上に現地の方は食料を求めている」「不謹慎だ」などの批判が殺到。
その後山中アナはツイッター上で「このたび被災地取材でのお弁当やラーメンなど食事に関するツイートで被災地のみなさんに不快な思いをさせてしまいました。配慮に欠けた行為で申し訳ありませんでした。」と謝罪し、問題になったツイートを削除。
この騒動で、19日までに視聴者から同局へ寄せられた電話やメールは400件以上にも上り、9割以上が厳しい意見だったといい、同局は「食事がまともにとれない人が現地に数多くおられる中、配慮を欠いた行為と言わざるを得ない。申し訳ない」とし、19日に大阪に戻った山中アナも深く反省しているというものの、局側が今後改めて厳重注意するとのこと。
なお、問題のお弁当についてなのですが、メディアの取材に対して「弁当は避難所等で被災した方々に支給されていたものではなく、通常営業している店舗で社員が購入した」と説明。
本来であればこうした自然災害の現場取材に赴く際には、食料などの準備を整えて被災地に持ち込むものの、今回はそれが徹底されておらず、スタッフが熊本市内で営業していたお弁当屋で購入し、山中アナに手渡したものだったそうです。
このようなトラブルが相次いでおり、マスコミに対する不信感がより強まっているのですが、またマスコミが大失態を犯した疑惑が浮上しており、ネット上で物議を醸しています。
問題視されているのは、18日にテレビ朝日の総合ニュースサイト『テレ朝news』に掲載された「避難所で70代女性が死亡…ストレスなどが原因か」というタイトルの記事内に投稿されていた動画。
このニュースは、77歳の女性が避難所のトイレの個室で倒れているところを発見され、その後病院に運ばれたものの亡くなったことを報じていたのですが、問題の動画には、女性が倒れていたという女性トイレをローアングルで写しているシーンがあり、よく見てみると、手前の個室にサンダルを履いている足元がしっかりと写っていたため、ネット上では、
- このアングルはプロの盗撮魔だな
- 犯罪もやるテロ朝。やりたい放題だな
- 想像つくし映像は要らないだろ。余計なことするから…。つーか、編集してる奴はちゃんと仕事してんの
- 取材ヘリ飛ばしまくって救助の迷惑、疲れて眠りたい被災者に向けてライト照射、物資運搬で邪魔になる、割り込みでガソリンをいれる→批判されて嘘をつく、被災地に準備無しで飛び込んで現地の食料を食べる、避難所の女子トイレ盗撮←new
- テレビ屋って犯罪やりに被災地入りしてるのか?
- これは完全にアウト。朝日も報道陣引き上げだな。通信社からニュース買え
などの批判コメントが殺到。
なお、この記事に対して批判が寄せられたのかすでに記事ごと削除されており、問題となった動画は閲覧できない状態になっています。
<↓の画像が、問題になったシーンのキャプチャ>
20日16時時点でテレビ朝日側はこの件を特に説明すること無く、謝罪もしていないのですが、記事を削除したということは問題があったと認識している可能性は高いため、今後この件についてどのようなコメントをするのかに注目ですね。