覚せい剤や合成麻薬・MDMAの使用・所持によって逮捕され、2014年9月に懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を受けた『CHAGE and ASKA』(通称:チャゲアス)のASKAさん(アスカ 本名=宮崎重明 60歳)が5日から、2013年3月以来5年7ヶ月ぶりとなる全国ツアー(全国9都市11公演)をスタートさせ、執行猶予期間が明けたことで今後の本格的な音楽活動に大きな注目が集まっています。
5年ぶりにステージに立ったASKAさんは、自身のソロ曲に加えてチャゲアスの代表曲『SAY YES』、『YAH YAH YAH』などを交えながら合計17曲を披露しました。
曲間のMCでは、会場に集まった5000人のファンに対して「おまたせ~。どんだけ~。まぼろし~」と、ヘアメイクアーティスト・タレントのIKKOさんのモノマネを披露して笑いを誘う場面があったといいます。
<↓の画像が、5日にコンサートを行ったASKAさんの写真>
また、チャゲアスの活動について言及する場面もあり、ASKAさんは「どちらともなく、やる日がまた来るんでしょう」と活動再開を示唆し、ファンから拍手を浴びていたそうなのですが、週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』によると、来年チャゲアスが再始動となる可能性があるようです。
チャゲアスは1978年に、福岡第一高校の同級生だったASKAさんとCHAGEさん(チャゲ 本名=柴田秀之 60歳)で結成、1979年にデビューを果たし、『SAY YES』や『YAH YAH YAH』など数多くのヒット曲を生み出しました。
日本だけでなく海外でも高い人気を得て、1994年には初のアジアツアーを開催、1996年にはアジア人として初めて音楽番組『MTVアンプラグド』に出演し、その後も活動休止と再開を繰り返しながら活動を続けていましたが、2009年のデビュー30周年に、ソロ活動を充実させることを理由に無期限活動休止を発表しました。
2013年1月には活動再開が発表されましたが、同6月にASKAさんに一過性脳虚血症の疑いがあり、静養が必要との診断が出たことを理由に復帰コンサートを延期、同年末に完全中止が決定し、2014年にはASKAさんが薬物事件で逮捕されたことから、ファンクラブは休止となり、チャゲアスも事実上の解散状態になりました。
チャゲアスとして最後にコンサートを行ったのは2007年で、すでに10年以上も活動していない状況にあるのですが、ASKAさんの今回の全国ツアーをバックアップしている『ヤマハミュージックコミュニケーションズ』の関係者は、「いずれCHAGE and ASKAの再始動もあり得るでしょう」と、『週刊女性』の取材に答えたと伝えています。
また、ASKAさんとCHAGEさんはかねてから不仲説も囁かれており、薬物事件による関係悪化も心配されていましたが、「事件で関係は修復不可能といわれたこともありましたが、2人の絆は切れるものじゃありません。来年はデュオ結成40周年という節目の年です。何かしらの仕掛けをしようとは思っています。」
とも語っています。
そして、これに対してチャゲアスのファンからは、
- ヤマハにしてみたらビジネスとして美味しいからそうしたいんだろうね。
- チャゲアスはやはりもう一度は見たい。しかし、関係者とかではなくチャゲさんにやるかやらないかは決めてほしい。
- 安易に復活とか言わないで欲しい。2人にとってはそんなに簡単なことじゃないから。
- まだ以前のようには曲を聴いたりできないし、コンサートに行きたいとも思えません。チャゲさんは、そういうファンもたくさんいることが分かっているからこそ、簡単に再始動することはないんじゃないかなって思っています…。
- 40周年だからとかで、周りも無理矢理に絶対やらせないで欲しい。chageちゃんの気持ちを一番に大切にして欲しい。
- 来年CHAGE&ASKAデビュー40周年ですが、私はCHAGEさんがこのタイミングで肩を並べて出演されるとは到底思っていません。ですが、もし彼が望んで出られるのであれば心より応援しています。
- 来年はASKAソロアジアツアーがあるし、ASKAさんは会報でチャゲアスについてしっかりお話してます。
ASKAさんは解散について昔から話は出していた。しかし思うようにはいかない。勝手にまた周りが盛り上がるのはやめてほしい。今はASKAさんはソロを頑張ってくれてますから。2人がまたやりたいと思った時でいい。ASKAさんもそう言ってた。 - 何よりもチャゲさんの気持ちを尊重してほしいです。
飛鳥さんはとにかく体を大切にして違法なものを一生断ち切ってほしい。『僕は大丈夫』って言う人ほど大丈夫じゃないから。尿検査にも応じない、治療もしない、じゃ…心配すぎるよ。
チャゲアスのステージは素晴らしくて神聖なほどカッコいいものだから、飛鳥さんが本気でクリーンになって、チャゲさんがこの飛鳥となら歌える!って自然と思えるときまで待ってます。
などのコメントが寄せられています。
ASKAさんの活動をバックアップしているヤマハの関係者が語っていることなので、チャゲアス復活のために様々な計画が練られているのだろうと思いますが、ASKAさんは今年12月まで全国ツアーを行った後に、来年2月から4月にかけて全国ツアーを開催するなどソロ活動で忙しい状況にあります。
また、ASKAさんは8月にチャゲアスのデビュー39周年を迎え更新したブログで、チャゲアスのことやCHAGEさんのことについて綴っているのですが、決してCHAGEさんとの関係が壊れているわけではないとした上で、「今、僕はあいつと2人で話すことができません。」と明かしています。
その理由については、2007年ごろから2人の間に様々な人が入り込んでいるためとし、「いつか、2人で話せる日も来るでしょう。2人で話さなくてはダメなんです。周りを巻き込んではダメなんです。それができないうちは、ソロアーティストだ。きっと、もっと時間がかかるかな。」
と綴っています。
ASKAさんは昨年8月にインタビューを受けた際にも、チャゲアスの活動再開について聞かれると、「ないです。まだまだないです」とキッパリと否定しています。
その理由については、「いま2人で揃ってやるってことは、色んな事のプロモーションを含んでいるんじゃないかという風にしか見えない。それと、自分たちが許せない。本当にチャゲアスはステージでお互いが楽しまなければいけない。この楽しんでいる姿を見て、お客さんも初めて喜んでくれるし、ステージで心から楽しんでない2人を見せるのはこんな失礼なことはない」
と説明しています。
活動再開のタイミングについては、「時期が来て、どっちともなくそういう精神状態になった時には、それは阿吽(あうん)です。」と答えていました。
CHAGEさんがチャゲアスの活動再開をどのように考えているのかは定かではありませんが、少なくともASKAさんは周囲からの斡旋などではなく、双方がチャゲアスとしてまた活動したいと考え、自発的に歩み寄れた時にまた並んでステージに立ちたいと考えているようなので、来年40周年を迎えるからといってチャゲアスの復活が実現するとは思えません。
チャゲアスのファンたちも、話題作りなどのために活動再開はしてほしくはないといった声が上がっているほか、ASKAさんの薬物事件によるショックからまだ立ち直れていないという方も多い様子なので、チャゲアスの復活については時期尚早なのかもしれないですね。
チャゲアスがいつ復活するのかはまだ分かりませんが、今でも頻繁に耳にする数多くの名曲を生み出したデュオだけに、今後またいつか2人がステージに立った姿を見せてほしいです。