双子コンビ『ダイタク』の吉本大さん(40)、若手コンビ『9番街レトロ』のなかむら★しゅんさん(本名=中村瞬 31歳)が、「オンラインカジノで違法賭博行為をした疑い」で警視庁の事情聴取を受けていたことが報じられ波紋が広がっています。
各報道によると、ダイタク大さんとなかむら★しゅんさんは、スマホなどを使って海外のオンラインカジノにアクセスし、賭博行為をしていた疑いがあるといい、警視庁による任意の事情聴取に対して2人は「事実関係を認めている」とのことです。
<↓の画像左から、ダイタク・吉本大さん、9番街レトロ・なかむら★しゅんさん>
2人の他にも、吉本興業所属の複数のタレントがオンラインカジノで賭博をしていた疑いがあり、警視庁は今後も任意で調べを進めていく方針といいます。
この報道に先立って吉本興業は公式サイトで、「弊社所属の一部タレントにつきまして、コンプライアンス違反の疑いがあることが判明したため、現在、外部弁護士等を交え、事実関係を調査中でございます。このため、事実関係等が確定するまでの間、一部タレントは活動を自粛することになりましたのでご報告いたします。」
と発表していました。
吉本興業は実名を伏せて、「コンプライアンス(法令順守)違反の疑い」を理由に一部タレントの活動自粛を発表していましたが、5日に予定していたダイタクのトークライブ中止が急遽発表されたほか、その他に出演予定だった複数の劇場ライブへの出演中止や、8日に出演予定だった『ゴッドタン』(テレビ東京系 土曜25時50分)の放送内容を変更し、過去回を再放送することが発表されました。
また、9番街レトロは6日に出演予定だった劇場ライブについて、なかむら★しゅんさんの出演が急遽中止となり、相方・京極風斗さんのみ出演することが発表されていました。
『スポーツ報知』によると、吉本興業は2019年に芸人の闇営業をきっかけとした騒動後、コンプライアンスの徹底などを表明しており、賭博行為が正式に確認された場合には、契約解除を含めた処置が取られるとのことです。
そして、ダイタク大さんとなかむら★しゅんさんが、オンラインカジノでの違法賭博疑いで事情聴取を受けていたことが判明しネット上では、
- まぁ捕まえるでしょうね もしもセーフならネットカジノをやる奴が爆発的に増えるから
ネットカジノに興味がなかった俺でも、ちと調べてみようかって気になってくる - ダイタクはせっかくM-1で全国区になったのに台無し
- ダイタクようやく売れそうだったのに
- これからどんどん稼げそうになってきたのに勿体ない
- 違法だと気付いたYouTuberや配信者もやめていったのに、なぜ手を出してしまったのかね…
- オンラインなんて向こうのさじ加減でいくらでも確率操作できるからイカサマし放題だろ。なぜやるのよ?
- さすがにこれは笑えんな 破天荒なのはいいけれど犯罪はアカン
- オンラインカジノを取り締まらず放置してきた国が悪いんでは? SNSでも業者の宣伝見かけることあったしあそこまで堂々としてたら違法だと分からずやってしまってた人も多いだろ
- サッカーの吉田麻也の罪重すぎるだろ ベラジョンで宣伝しまくっててどんだけ無垢な人々をオンラインカジノに嵌るきっかけ作ったのか
こんなのがサッカー日本代表のキャプテンやってたんだって恐ろしいわ - 違法サイトなら日本のキャリアから繋がらないようにしろよ しかも広告も放置してるやん それなのにやったら逮捕とかアホらしすぎる。
もう合法化して日本法人のオンラインカジノ解禁しろよ。どうせ利権でやらないんやろ
などの声が上がっています。
海外では合法のオンラインカジノサイトだったとしても、日本からアクセスして賭博行為をすることは法律で禁じられており、賭博が発覚した場合には「賭博罪(法定刑:50万以下の罰金または科料)」、常習的に賭博をしていた場合には「常習賭博罪(同:3年以下の懲役)」に問われる可能性があります。
つい先日も、東京五輪・卓球男子団体で銅メダルを獲得した元卓球日本代表・丹羽孝希選手(30)が、1年半前に海外のオンラインカジノでスポーツの勝敗予想などで賭博をした疑いで書類送検され、警察は起訴を求める「厳重処分」の意見書を付けています。
<↓の画像が、元卓球日本代表・丹羽孝希選手の写真>
この事件により、丹羽孝希選手が所属していたプロ卓球チーム『岡山リベッツ』は契約解除を発表しています。
NHKの報道によると、オンラインカジノユーザーの多くが決済代行サービスを通じて国内の口座から送金をしているため、日本の決済代行業者の摘発を強化しているといい、丹羽孝希選手についても摘発された決済代行業者の利用者リストから関与が浮上し、暗号資産(仮想通貨)を元手に賭博をしていたことが判明しました。
日本でオンラインカジノを利用することは禁じられているものの、スマホ・パソコンなどから24時間アクセスできる利便性の高さや、YouTuberやインフルエンサー等が誤った情報をネットで発信していること、さらにテレビやネットでオンラインカジノ側が“無料版ゲーム”等のプロモーション活動を行い、大手オンラインカジノ『Vera&John(ベラジョン)』は、『日本プロサッカー選手会』の会長で元サッカー日本代表・吉田麻也選手を『ベラジョン無料版』のアンバサダーに起用するなどし、日本での利用者が増加した要因とも考えられます。
そもそも日本からも容易にアクセスできることが利用者増加の原因にもなっているため、アクセス出来ないようにするためのブロッキング(通信の強制遮断措置)導入が必要だと指摘されています。
そして、今回警察の事情聴取を受けていたことが判明したダイタク大さん、なかむら★しゅんさんについてですが、2人はそれぞれ大のギャンブル好きを公言しており、違法性を認識したうえで賭博行為をしていた可能性は十分ありますし、もし違法性を認識していなかったとしても罪に問われる可能性があり、昨年12月には元警察官が海外のオンラインカジノ利用で略式起訴され、罰金刑もしくは科料の判決が下されました。
ダイタクは昨年の『M-1グランプリ2024』で初めて決勝に進出して注目を集め、一方の『9番街レトロ』は、昨年から『ハチミツ!!』(フジテレビ系)や『ナイチン街レトロ』(テレビ朝日系)にレギュラー出演し、人気知名度が上昇するなかでトラブルを起こし、自業自得ではありますが非常にもったいないですね。
各報道によれば、他にも複数の吉本興業のタレントがオンラインカジノを利用していた疑いがあるといい、さらにダイタクさんが複数の芸人をオンラインカジノに誘っていたとの情報も以前から流れているのですが、果たして今後どういった展開を迎えるのか、この問題の行方を引き続き注視していきたいです。