タイタン芸人2人がオンラインカジノ事件で不起訴処分、理由は非公表。太田光代社長がコメント発表。
オンラインカジノ利用が発覚し、単純賭博容疑で書類送検された『タイタン』所属のお笑い芸人が、不起訴処分になったことが分かりました。
単純賭博容疑で書類送検されたのは、昨年解散したコンビ『ダニエルズ』の元メンバーで、ピン芸人・あさひさん(本名=斉藤旭 36歳)と、2022年結成のコンビ『バターヤング』のツッコミ・佐野寛さん(さの・かん 29歳)で、それぞれ海外のオンラインカジノサイトに国内からアクセスし、賭博行為をした疑いで7月に書類送検されました。
<↓の画像左から、あさひさん、バターヤング・佐野寛さん>
オンラインカジノを利用していた期間や賭け金など詳細は公表されていないものの、それぞれ容疑を認めているとのことでした。
そして、東京地方検察庁は19日付で不起訴処分としたことを発表しましたが、不起訴の理由は非公表となっています。
不起訴になったことを受けて、『爆笑問題』の太田光さんの妻でタイタンの代表・太田光社長は声明を発表し、今回の事件で関係各所に大きな迷惑をかけたことを謝罪しています。
今後の対応について、「両名は、当初認識不足だったとはいえ軽率な行為を深く反省しており、今後は二度と同様の行為を繰り返さぬよう自らを律して活動していく所存であり、当社といたしましても、所属芸人・従業員への教育・指導を徹底し、信頼回復に努めてまいります。」
とし、オンラインカジノ問題の詳細をまとめた報告書を作成して公表するとしています。
2人の不起訴などを受けてネット上では、
- 不起訴処分であっても暫く間は活躍は出来ないだろう
- 事務所は名前が出ないように弁護士と相談しながらあらゆる手を尽くした。結果がこれだからなぁ、、、事務所もやるせないよなぁ。
- 不起訴になるのは分かりきっていた。騒ぎすぎ。程度の差はあれ、賭博やってるヒト、多いんだから。
などの声が上がっています。
芸能界やスポーツ界でもオンラインカジノ利用者の摘発が相次ぎ、『M-1グランプリ2024』のファイナリスト『ダイタク』の吉本大さん、『キングオブコント』のファイナリスト『ダンビラムーチョ』の大原優一さんなど吉本興業の芸人6人や、フジテレビの元アナウンサー・山本賢太さん、ボーイズグループ『JO1』の鶴房汐恩さん、『オリックス・バファローズ』の山岡泰輔投手、『読売ジャイアンツ(巨人)』のオコエ瑠偉選手と増田大輝選手、『埼玉西武ライオンズ』の外崎修汰選手ら5人が、単純賭博容疑で書類送検されました。
このうち、略式起訴により罰金刑が下されたのは、警察の捜査によって利用が明らかになった吉本興業の芸人6人と山本賢太さん、鶴房汐恩さんで、警察に自首したその他の人たちはいずれも不起訴処分になっています。
今回不起訴になった2人も、タイタンの内部調査を受けて利用を告白、そして警察に出頭して事情聴取を受けていました。
2人が書類送検時に太田光代社長はスポーツ紙の取材に対して、警察からは事件を公表しないとの説明を受けていたと明かし、それにも関わらず警察がメディアに情報を流したことに対して驚くとともに、書類送検の段階で名前を出すのはどうかと思うと怒りをあらわにしていました。
また、書類送検された2人の今後について、「責任があるので結果が出るまでは様子を見なくてはいけないが『休みます』とは言いたくない。先方がよければ働いてもらいたいくらい」
との思いを明かしており、活動自粛という対応は取らなかったようで、バターヤング・佐野寛さんは書類送検後も複数のお笑いライブ、イベントに出演していました。
違法なオンラインカジノを利用していたのは事実なので、この事件によって多少イメージは悪化してしまいましたが不起訴となったのは大きく、このような問題を起こしたことを反省したうえでお笑いに力を注ぎ、今後の活動などで少しずつ信頼回復を図っていってほしいです。
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