タイタン所属芸人がオンラインカジノ賭博事件で書類送検。不起訴の可能性も? 事務所の内部調査で発覚し警察に出頭

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元ダニエルズ・あさひ&バターヤング佐野寛

『爆笑問題』や『ウエストランド』などが所属する事務所『タイタン』のお笑い芸人2人が、オンラインカジノでの単純賭博容疑で書類送検されました。

各報道によると、単純賭博容疑で8日に書類送検されたのは、2022年結成のコンビ『バターヤング』のツッコミ・佐野寛さん(さの・かん 29歳)と、昨年解散したコンビ『ダニエルズ』の元メンバーで、女装ネタなどで知られるピン芸人・あさひさん(本名=斉藤旭 36歳)です。

<↓の画像左から、元ダニエルズ・あさひさん、バターヤング・佐野寛さん>
元ダニエルズあさひ&バターヤング佐野寛

2人は海外のオンラインカジノサイトにスマホなどを使ってアクセスし、賭博行為をしていた疑いが持たれており、現時点では利用期間や賭け金額など詳細は明らかになっていません。

ちなみに、あさひさんとバターヤング佐野寛さんは競馬好き芸人で、「タイタン競馬部」の部員としても活動しており、『東京スポーツ(東スポ)』などで競馬予想をしていました。

爆笑問題・田中裕二さんと書類送検された2人が共演の動画

タイタンは今年3月に、爆笑問題・太田光さんの妻で事務所代表の太田光代社長が声明を発表し、オンラインカジノの利用状況について弁護士に内部調査(聴取対象者106人)を委託した結果、利用者が4人いたことを明らかにしました。

4人の実名公表は弁護士にも相談したうえで、現時点での公表を控えるとし、今後は再発防止に向けて外部専門家等による研修などを定期的に実施していくと発表しました。

この発表から4ヶ月経ち、バターヤング佐野寛さん、あさひさんの2人が書類送検され、太田光代社長は『日刊スポーツ』の取材に対して、「前日に警察から連絡があり、事務所の方で対応してくれとのことで発表するコメントを用意しているところだった。弊社の内部調査委で明らかになって本人たちに自首させて、今回は名前の公表を避けるということだったので驚いている。弁護士とも相談して自首させたのに、書類送検の段階で名前が出るのはいかがかと思う。これが逮捕されたとかであれば別だが、名前を控えるからと自首させた意味がなくなってしまう」とコメントしています。

あさひさんとバターヤング佐野寛さんの今後については、「責任があるので結果が出るまでは様子を見なくてはいけないが『休みます』とは言いたくない。先方がよければ働いてもらいたいくらいです。オンラインカジノはテレビとかでもPRしていて、利用した人の7割が10代から30代までと聞いています。若い人の芽をつむことになるんじゃないかと心配しています」と語り、活動継続の意向を示しています。

書類送検報道を受けてネット上では、

  • どちらも誰やねん
  • 元ダニエルズのあさひさんは好きな芸人さんだから解散もショックだったけど、これはもっとショック
  • あさひさんとか最近、爆問のYouTubeにも出てなかったもんな。
  • 爆笑問題のネタができたな
  • 爆笑問題のラジオが今夜だから楽しみにしとくわ。でも普段色々風刺してスキャンダルをイジるのに、タイタン所属だとやらないんだよな太田。
    もちろん社長に止められてるからだろうけど。河本のタクシー運転手への暴行の時と同じ様に番組に呼んで公開謝罪かな。
  • さほど露出のない芸人にとったら名前は売れるし、ある程度の禊さえ終えれば、チャンスへ転換できるような気がする。そもそもの罪自体はこんな大ごとにする必要のないものだし。
  • オンカジ問題で検挙されるのは野球選手と芸人ばっかり。しかも大金を稼いでいるようには見えない人ばっかり。絶対に他業種にもたくさんいるはずなのに。

などの声が上がっています。

警視庁が今年3月に発表した調査データによると、オンラインカジノの利用経験者は日本だけで336.8万人、現在も利用している人は196.7万人、年間の賭け金総額は1兆2,400億円に上ると推計されており、利用者の6割がギャンブル依存症と自覚し、5割近くが消費者金融や知人・家族に借金をしていると回答しています。

年代別の利用率は、10代が3.3%、20代が8.7%、30代が6.7%、40代が3.8%、50代は1.6%、60代が1.1%、70代は0.7%となっています。

オンラインカジノを利用したきっかけは、元々ギャンブル好きで始めた人が約35%、合法な無料版の利用をきっかけに始めた人が約24%、有名人・インフルエンサーによる宣伝、プレー動画を視聴して始めた人が約23%で、違法性を認識していなかった人は約44%でした。

こうした実態を受けて、オンラインカジノサイトの開設禁止などを盛り込んだ「改正ギャンブル依存症対策基本法」が可決し、規制が強化されることになりました。

そして、警察も取り締まりを強化しており、今年に入って“見せしめ”とも取れるような著名人の摘発が相次いでおり、『M-1グランプリ』ファイナリストである『ダイタク』の吉本大さん、『ダンビラムーチョ』の大原優一さんなど、吉本興業の芸人6人が単純賭博罪で略式起訴され、それぞれに罰金10万円の有罪判決が下されました。

<↓の画像は、罰金処分を受けた吉本興業の芸人6人>
オンラインカジノ違法賭博事件で書類送検のお笑い芸人(ダイタク大、9番街レトロなかむら★しゅん、ダンビラムーチョ大原優一ら)

この他に、フジテレビの山本賢太アナウンサー、『読売ジャイアンツ(巨人)』のオコエ瑠偉選手と増田大輝選手、『埼玉西武ライオンズ』の外崎修汰選手ら計5人、ボーイズグループ『JO1(ジェイオーワン)』の鶴房汐恩さんらが書類送検され、『ぽかぽか』の演出などを手掛けていたフジテレビバラエティ制作部門の幹部社員・鈴木善貴容疑者は、合計1億円以上賭けていた疑いで常習賭博容疑で逮捕されました。

また、警察官が摘発されるケースも多く、直近では7日に北海道警の男性巡査部長が賭博罪で略式起訴され、罰金20万円の処分が下されています。

このような状況の中で、また新たにタイタンの芸人2人が書類送検されましたが、警視庁は検察に判断を委ねる「相当処分」の意見書を付けており、検察が悪質性が低いと判断すれば不起訴になる可能性は十分あると考えられます。

ちなみに、警視庁は吉本興業の芸人6人やJO1鶴房汐恩さん、山本賢太アナを書類送検時には、起訴を求める「厳重処分」の意見書を付けたことを明らかにしています。

バターヤング佐野寛さん、あさひさんに関しては、タイタンの内部調査がきっかけでオンラインカジノ利用が判明し、そして自ら警察に出頭して事情聴取を受けたことにより、オコエ瑠偉選手らと同様に不起訴になる可能性もありますが、警察沙汰のトラブルに発展したことを受けて反省し、2度とオンラインカジノを利用しないようにしてほしいです。

参照元
  • https://www.sankei.com/article/20250708-62XE22DDCBILZGCFP2NE3PROYQ/
  • https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250313/k10014748481000.html
  • https://www.ben54.jp/news/2424
  • https://www.authense.jp/keiji/column/333/
  • https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202507080000202.html
1件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    TsukkomiQ
    ID:NjgzNTY0ZT

    大先輩の爆笑問題は激怒に違いない
    二番手のウエストランドも呆れ顔

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