カーリングチーム『ロコ・ソラーレ』の吉田夕梨花選手(31)の夫で、スピードスケート男子500mの日本記録を持つ新濱立也選手(しんはま・たつや 28歳)が、交通事故に巻き込まれて大ケガを負ったことを明かしました。
新濱立也選手は自身のインスタグラムで、痛々しい姿で病院のベッドに横たわる写真を投稿し、「16日、石垣島での個人合宿、トレーニング中に交通事故に巻き込まれ、救急搬送されました。現在は東京都内の病院に入院し、治療を受けています。顔と膝にケガを負いましたが、命に別状はなく、意識もはっきりしており、元気にしています。これから検査や手術を受けて、回復に向けてしっかりと治療に専念していきます。」
と、事故被害と現在の状態を報告しています。
続けて、関係者やファンに謝罪の言葉を綴った上で、「今は一日も早く氷上に戻れるよう、前を向いて頑張ります。引き続き、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。」
と呼び掛け、「必ずこの試練を乗り越えて次のステップに進みます!」としています。
<↓の画像が、現在入院中の新濱立也選手の写真>
また、マネージメント会社『C.DREAMS』も新濱立也選手の公式サイトで、交通事故とケガの状態について説明しており、石垣島でロードバイクに乗ってトレーニングをしていたところ、一般車両との接触事故に巻き込まれて顔面や膝などにケガを負い、搬送先の病院では「左結膜下出血」「左上顎骨壁骨折」「左類骨骨折」「左顔面・両上肢・右殿部の擦過創」「左膝蓋骨折の疑い/左膝部挫創」「全身打撲傷」と診断されたと報告しています。
<↓の画像が、事故でフレームなどが折れたロードバイクの写真>
その後、東京都内の専門医のもとで入院加療を受け、精密検査を受けたところ、左ひざの骨折の疑いは無くなり、顔面骨折は今後さらに精密検査を受けて治療方針を決めていくとのことですが、顔面骨折は手術が必要だと告げられているといいます。
ひざの治療が完了後、1ヶ月ほどで一部のトレーニングは再開できる見込みとし、その他のケガも適切な治療を受けてリハビリをしていくといい、今後の治療経過や競技復帰に向けた状況は改めて報告していくとしています。
この発表を受けてネット上では、
- アスリートだけに、元通りに体を動かせるようになるのか心配
- バトミントンの桃田も事故で選手生命縮めたから心配だね
- 命に別状はなくても、スポーツ選手にとっては、事故は大きなダメージ。ましてやオリンピックも近いので、大事ないといいのですが、膝も怪我されているとか。早く回復をされることを祈っております。
などの声が上がっています。
新濱立也選手は、吉田夕梨花選手と結婚2ヶ月前の昨年3月にも、ドイツでの練習中に転倒して腰椎を圧迫骨折しており、これによって出場予定だった試合を急遽欠場しました。
<↓の画像は、昨年5月に結婚した新濱立也選手と吉田夕梨花選手の写真>
そこから再びトレーニングを重ねて、昨年10月の全日本距離別選手権の男子500mで4度目の優勝、同12月の全日本選手権でも優勝、今年2月のワールドカップの第4戦で優勝し、種目別総合で3位となり、3月の世界距離別選手権は6位の結果でした。
そして、来年2月にイタリアで開催されるミラノ・コルティナ五輪で、メダル獲得に大きな期待が寄せられている選手だけに、今回の事故によるケガの影響が懸念されます。
新濱立也選手は今月15日から石垣島で合宿を開始し、2日目にロードバイクでトレーニングをしていたところ、脇道から右折してきた車と衝突したそうで、この事故で新濱選手は地面に叩きつけられて大ケガを負ったそうです。
ちなみに、平昌五輪で金メダル、北京五輪で銀メダルを獲得した元スピードスケート選手・髙木菜那さん(32)も、2020年にトレーニングのためコーチに付き添われてロードバイクを運転中に、丁字路で右折してきた車と出会い頭に衝突する事故に遭いましたが、転倒しただけでケガはありませんでした。
新濱立也選手が巻き込まれたとする今回の事故は、車の前方不注意が原因なのか詳細は不明ながら、命に別状はなかったのが不幸中の幸いで、これからしっかりと治療を受けたうえでトレーニングを再開し、ミラノ・コルティナ五輪への出場に向けて調整を進めていってほしいです。