宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の公開日が7月14日に決定し注目を集める中で、『スタジオジブリ』の代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫さん(74)がタイ人女性のカンヤダ・プラテンさん(Kanyada Phatan)にベタ惚れし、公私混同によって社内が大混乱状態になっていると28日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
鈴木敏夫さんは慶應義塾大学を卒業後の1972年に『徳間書店』に入社し、『テレビランド』『アニメージュ』などの編集者を務める中で宮崎駿監督と出会い、宮崎監督による漫画『風の谷のナウシカ』の連載に尽力し、同作の映画製作にも大きく貢献、1989年に徳間書店を辞めてスタジオジブリに入社しました。
2005年にスタジオジブリが徳間書店から完全に独立後は、2008年まで鈴木敏夫さんが社長を務め、2008年に『ウォルト・ディズニー・ジャパン』の初代社長であり、会長を務めていた星野康二さん(66)を後継者として指名し、星野さんは2008年に社長、2017年からは会長も兼任していました。
しかし、週刊女性の取材に応じたアニメ業界関係者は、「2008年からスタジオジブリの社長を務めてきた星野康二氏が3月末で退任し、6月に退社することになりました。」
と明かしています。
星野康二さんがスタジオジブリを退社する理由について、「これは長年、社内で放置されてきた問題について、星野社長が言及したため。その問題をつくり出しているのが、ジブリ初代社長の鈴木敏夫プロデューサーなのです」
と証言し、“社内で放置されてきた問題”というのは鈴木敏夫さんの公私混同ぶりとしています。
同関係者は、「鈴木さんは2013年ごろから“ひと目惚れ”をしたタイ人女性のカンヤダ氏に熱をあげ、すっかり入れ込んでしまっている」とし、「タイに帰国した彼女から連絡を受けた鈴木さんは“シングルマザーのカンヤダ氏が自立できるように”とお金を出してあげて、カンヤダ氏はタイでスパや飲食店を開きましたが、どれも長続きしなかった。ただ、このころは鈴木さんのポケットマネーだったので、まだよかった。2018年にはタイのバンコクにジブリ公認レストランをつくって、そこの運営をカンヤダ氏に任せます。しかし、結局うまくいかず、1年ほどで閉店。2020年には『ジブリ美術館』の公式写真集を出すのですが、カメラの経験もないカンヤダ氏をジブリ公式フォトグラファーに起用します」
と、公私混同ぶりを明かしています。
<↓の画像は、カンヤダさんと鈴木敏夫さんの写真>
鈴木敏夫さんはその後さらに会社を巻き込み、カンヤダさんの支援を開始したといい、「ジブリ社員は、鈴木さんの指示でカンヤダ氏に関する雑用をやらされて嘆いています。彼女の渡航費や滞在費は、鈴木さんとの仕事にかこつけて、支払いはすべてジブリ持ち。ある出版社の編集者は、鈴木さんに書籍の出版企画を持ちかけたら“知人のタイ人女性をフォトグラファーとして使うこと”という条件を出されて困り果てていました。4月には岩手県の温泉街でカンヤダ氏の写真展が開催されますが、これも発案者は鈴木さん。ジブリ社員には“彼女と温泉に行きたいだけだろ”と話す人もいます」
と語っています。
こうした鈴木敏夫さんの公私混同した“暴走”を問題視し、星野康二さんが「鈴木さん、公私をキチンと分けてください」と苦言を呈した後、星野さんは社長を退任、スタジオジブリを辞めるという流れになったといい、他にも要因があった可能性はあるものの、周囲からは呆れ声が上がっているとのことです。
そして、週刊女性は真相を確かめるため鈴木敏夫さんに直撃取材を敢行し、星野康二さんがスタジオジブリを退社する理由、カンヤダさんとの関係について聞いたところ、「僕は関係ありません」と答えて去っていったそうです。
そんな鈴木敏夫さんに対してアニメ業界関係者は、「かつては名プロデューサーだったのでしょうが、今はただの“色ボケ”した老害でしかありません」
と痛烈批判しています。
週刊女性の報道を受けてネット上では、
- 思ったより私物化しててわろた
- アニータを思い出した
- 言いがかり記事かと思ったら、かなり具体例が出てる当たり、ガチっぽいな
- 鈴木さんもこれで終わりだな しかし、鈴木の暴走を放置しているパヤオも本当しょうもねえわ
- この混乱をジブリでアニメ化したら多分見る
- ジブリも店じまいしそうな黄昏の時期だからな ハヤオもトシオも好き勝手やってんだ
- 急いで鈴木敏夫を切って後継を探すのだ
- 前から胡散臭さを感じてた
- ついにジブリもこういう道をたどり始めてしまったか
- 誰に熱をあげていても良いけど、仕事と混同しないでほしい
- 筋金入りの公私混同人間。娘の鈴木麻実子は、『耳をすませば』の主題歌の和訳や『千と千尋の神隠し』の楽曲「ふたたび」の作詞を手がけている。
- ジブリも宮崎一代限りやな(笑)あと20年もしないうちに消えて無くなるやろ
などの声が上がっています。
鈴木敏夫さんがベタ惚れし、入れあげているというタイ人のカンヤダさんは、かつて鈴木さんと同じマンションに暮らし、エレベーターで何度か顔を合わるうちに鈴木さんと友人関係になったそうです。
その後カンヤダさんは、生まれ故郷であるタイの田舎町・パクトンチャイに戻り、シングルマザーになって以降も鈴木敏夫さんとの関係は続き、鈴木さんは2017年から『女性セブン』でカンヤダさんを主人公としたノンフィクション小説を連載、2018年に連載をまとめた著書『南の国のカンヤダ』を出版しました。
さらに、カンヤダさんの愛称「メイ」を冠したレストラン『メイのレストラン』を、タイ・バンコクにスタジオジブリ公認でオープンしたり、カンヤダさんはスタジオジブリの機関誌『熱風』で連載も持っています。
2020年に出版した『三鷹の森ジブリ美術館』初の公式写真集『ジブリ美術館ものがたり』では、カンヤダさんがカメラマンに抜擢され、iPhoneで撮影した美術館内の写真を掲載しています。
鈴木敏夫さんはカンヤダさんをカメラマンに起用した理由について、「ジブリ美術館を題材に写真を撮ったプロのカメラマンは200人を超える。彼女の撮った写真は、そのどれとも違っていた」
と語っています。
カンヤダさんはさらに、『どこから来たのか どこへ行くのか ゴロウは?』『ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。』といった本にも携わり、昨年末には『アニメージュとジブリ展』の開催を記念して、鈴木敏夫さんとカンヤダさんがトークショーとサイン会を開催するなどしています。
<↓の画像は、昨年末に『アニメージュとジブリ展』のオープニングイベント出席の鈴木敏夫さん、カンヤダさんの写真>
2018年に『南の国のカンヤダ』を出版した際のインタビューで鈴木敏夫さんは、“カンヤダさんの中に宮崎駿監督を見た”とし、カンヤダさんの魅力については、「若い時に好きだった女優の安田道代に瓜二つだったという以上に、媚を売らない感じが魅力的だったですね。エレベーターの中で話しかけるとだいたいみんなニコッとするんだけど、彼女はまったく笑わなかった。」「これからは日本にもこういう女性が増えてくるんじゃないか、カンヤダはその先駆けかな、なんて勝手に思ったりもして刺激されました」
などと語っていました。
また、カンヤダさんに肩入れする理由については、「好奇心です。実は宮崎駿に関してもそうだったんです。この人が将来、アカデミー賞をもらうだろうなんてカケラも想像しないで、一緒にいて楽しいし、この人はどうなっていくんだろうって気持ちだけがあった。『今、ここ』しかないという点でカンヤダは宮崎駿にそっくりなんです。『引退する』って言って、『もう一回映画をつくりたい』って平気で言える。同じでしょう?ルールに縛られない、彼らのこの自由さは何なんだろうといつも思う。ぼくはその観察者です」
と説明しています。
鈴木敏夫さんはカンヤダさんにかなりゾッコンな様子で、それ自体は別に問題は無いものの、公私混同し会社も巻き込んでいるのであれば大きな問題で、週刊女性が報じているように、星野康二さんがスタジオジブリを退社する背景に、カンヤダさんを巡る問題があるのだとすれば、今後さらに大きなトラブルが起こる可能性は十分ありそうです。
鈴木敏夫さんはカンヤダさんの魅力に取り憑かれているようですが、かねてよりスタジオジブリファンからは、「カンヤダ推し、もう辞めてほしい」との声も上がっているので、周囲の意見も聞いて公私混同をやめるようにしてほしいものですね。