日本を代表する世界的なジャズトランペッター・日野皓正さん(ひの・てるまさ 74歳)が、20日に開催された『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』(世田谷パブリックシアター)のステージ上で突然、ドラム演奏をしていた男子中学生の髪を引っ張ったり、往復ビンタするなどの行為をしていたことが明らかになりました。
これは31日発売の週刊誌『週刊新潮』と『週刊文春』が報じているもので、トラブルが発生した『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』は、東京・世田谷区教育委員会が「新・才能の芽を育てる体験学習」の一環として毎年8月に開催されており、今年で13年目を迎えます。
<↓の画像は、昨年の公演時の写真>
このイベントは、公募で集まった東京・世田谷区立の中学生が4ヶ月間にわたり、世界的ジャズトランペッターの日野皓正さんをはじめ、一流ミュージシャンから指導を受けて、8月のコンサートでその成果を発表するというもので、日野皓正さんは2005年開催の第1回目から中学生たちによるバンド「Dream Jazz Band」(通称:ドリバン)の指導を行っています。
今年も開催されたコンサートはほぼ満席で、演奏がスタートすると会場は大きく盛り上がっていたとのことなのですが、アンコール後半のソロタイムで、日野皓正さんはドラムを担当する男子学生に歩み寄り、背後に回るとドラムスティックを取り上げ、そこからさらに髪を引っ張り、往復ビンタし、「帰れ!」「なんだ、その顔は!」などと激怒しています。
<↓の画像は、日野皓正さんが男子学生に歩み寄りビンタしているシーン>
一連の流れは『週刊新潮』と『週刊文春』が公開した動画で確認することができ、あまりにも突然のことで観客も状況を把握出来ていない様子がよく分かります。
- 【週刊新潮】世界的ジャズ・トランペット奏者「日野皓正」が男子中学生をビンタ(YouTube)
- 動画見たけど、みんなちゃんと指示に従って演奏やめてるのにドラム叩き続けてるよね・・。やめなさい、と言ってるようにも見えるけど、やめてなかった。子どもも観客の前でテンションあがってるのかもしれないけど、やはり指示は聞かないとだめなんじゃないの?って、日野氏の擁護みたいになるけど、ただ、暴力はよくないよね~。
- 暴力はあかんね、そこは咎められて当然。ただドラマーの子もどうかしてるでしょ。経験上この手の子の親もかなりどうかしてる可能性がある。さらに拗れそうな予感
- 離婚繰り返して、結婚今で3回目だっけ?娘さんは覚醒剤で逮捕されてるし、観客の前で、舞台の上で幼い中学生に躊躇なく暴力振るう姿みると、あー…なる程って感じがしてしまう
- このドラムやり続けていた子は何がしたかったの?こういう子って練習中も協調性がない場合がほとんどよね。。。なぜ はじめからメンバーにしていたのか
- 昨年も、ジャズバンドの中学生の態度が気に入らなかったのか、突然、日野さんが怒りだし、生徒の保護者とステージと客席で言い争いになり、興ざめでした。なんとか、ステージ再開してくれましたが、連れて行ったうちの子供たち、ジャズに対しての印象が悪くなってしまったようでした。残念です。
この日のコンサートを実際に見ていた参加者は、「私を含め参加者は、あまりに突然のことで何が起こったのか、理解できませんでした」「お金を払って観にいったのに、連れて行った自分の子供があんな暴力行為を見せられてしまった。子供から『あのおじさんは何で子供を叩いているの?』と聞かれましたが、うまく説明できませんでした」と語っています。
また、『週刊文春』はこのコンサートを主催している世田谷区教育委員会に取材を行ったところ、文書で「コンサート終了後、日野氏から、その子どもに話しかけて、子どもも了解していたとの事です。なお、教育委員会からは、今回の件について委託先の『せたがや文化財団』に、(日野氏の)行過ぎた指導についての対応を要望しました」と回答。
『週刊新潮』の取材にも応じ、日野皓正さんの暴行について「ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもに対して、コンサートの進行に支障が出ると日野氏が判断し、演奏を中断させるということがありました。その際にとった行為につきましては、教育委員会としましても、行過ぎた指導であったと捉えております。」「今回の件について、重く受け止め、『新・才能の芽を育てる体験学習』の趣旨に沿った事業運営をとなるよう運営に努めてまいります」と回答しています。
今後の対応については、「日野氏の事務所とは、今後も事業を実施するために話し合う機会をもつ予定です」と回答し、今回の問題を解決することが出来た場合には、来年以降もコンサートを続けたい意向を示しています。
そして、このトラブルに対してネット上では、
などのコメントが寄せられています。
静止しているのを聞かずにドラム演奏を続けていたことを注意し、スティックを奪うまでは理解できるのですが、そこから髪を引っ張り、往復ビンタをするというのは理解できず、約600人の客前でこうしたことをしてしまうのは問題がありますね。
もしかすると、ドラムを担当した男子学生は問題児で、本番前にも同じようなトラブルがあり、再三注意をしたにも関わらず本番でも勝手な行為をしたため、激怒して手を出してしまったのかもしれませんが、男子学生の行為を止める方法は他にもあるわけなので、日野皓正さんの行為は不適切かと思います。
日野皓正さんについては、昨年もトラブルを起こしていたという情報がネット上には上がっているのですが、もし短気な性格で学生との間でも度々トラブルになっているのであれば、今後は別のプロミュージシャンに変更した方がいいのではないでしょうかね。