アメリカ出身で元プロ野球選手のジェイ・ジャクソン容疑者(本名=ランディ・ジャクソン・ジュニア 32歳)が10日、大麻を所持していた疑いで大麻取締法違反容疑で逮捕されていたことが判明し、プロ野球ファンに衝撃を与えています。
広島県警の発表によれば、ジェイ・ジャクソン容疑者は7日ごろに千葉・美浜区にある自宅で、「大麻リキッド」(大麻草を煮詰めて麻薬成分を抽出した液体)を所持していた疑いが持たれているとのことです。
広島県警は、ジェイ・ジャクソン容疑者が違法薬物を使用しているとの情報を入手し、7日に家宅捜索を行ったところ大麻リキッドを数本発見、その後の鑑定で大麻成分が検出されたことから、10日午前0時10分ごろに、広島市南区松原町の駐車場で逮捕したとしています。
取り調べに対してジェイ・ジャクソン容疑者は、「何も話したくない」などと供述しており、今後は入手経路などを調べるといいます。
ジェイ・ジャクソン容疑者は、2015年に『サンディエゴ・パドレス』でメジャーリーグデビューを果たし、同年末に『広島東洋カープ』と契約、中継ぎ投手(セットアッパー)として活躍し、2016~2018年シーズンでチームのリーグ3連覇に大きく貢献しました。
2018年をもって広島カープを退団後は、メジャーの『ミルウォーキー・ブルワーズ』とマイナー契約を結び、同年末に『千葉ロッテマリーンズ』と契約(推定年俸・1億2,000万円)。
今シーズンは開幕1軍入りを果たし、7日まで登板していましたが、8日に体調不良を理由に出場選手登録が抹消され、本人から契約解除の申し出があったことで9日に退団しました。
退団後にジェイ・ジャクソン容疑者はクラウドファンディングサイトで、「日本で個人的な問題に直面している。弁護士費用がかさんでおり、チームを退団して大きな痛手になっている」などと綴り、資金援助(目標金額は2.5万ドル 日本円で約270万円)を求めていました。
ジェイ・ジャクソン容疑者は広島カープ在籍時に日本人女性と結婚(婚約?)し、2018年12月27日に長男・ジャイデンくん(JAIDEN 1歳)が誕生しているのですが、昨年11月時点で自身のインスタグラムには、「私の努力のほとんどは息子を取り戻すために戦うこと。私の婚約者が息子を連れ去り、彼とは一度しか会えていない。日本の親権法はゴミだ」などと綴っており、家庭問題を抱えている様子でした。
<↓の画像が、ジェイ・ジャクソン容疑者と息子・ジャイデンくんの写真>
そのため、自ら契約解除を申し出て退団した背景には、家庭問題があるのではないかとの憶測も飛び交っていたのですが、千葉ロッテの松本尚樹・球団本部長は退団理由について、「昨日の今日なので、球団としても今の時点では詳しく説明できません。あらためて説明させていただきます」とコメントしていました。
そうした中で、ジェイ・ジャクソン容疑者が大麻所持で逮捕されたことが判明しネット上では、
- 家宅捜索されてたのに投げたのかよ
- 大麻か それだけで済めばええな
- ジャクソンスマイルが大麻の産物みたいに思えてくるから悲しい
- ビックリしたわ 広島県警ってことはカープ時代からか
- 子供のためっていう説からまた180度転んだな
- 真面目だから家族の問題で退団って噂流れてたけど、もっと残念な結果になったね
- 大麻の依存性が低いとか嘘よな これで子供に一生会えんやん そのリスク背負ってでもやりたかったんやろ
- そっちかよー!確かにアメリカでは大麻はタバコや酒みたいな、嗜好品に近い認識ではあるが。日本での認識は禁止薬物だからね。
離婚問題での悩みとかって話が出てたから、驚いたけど、もしかしたら大麻を吸っていたことも離婚に繋がっているのかもね。 - まさか、こういう事とは夢にも思わなかった。捜査してたのが千葉県警ではなくて広島県警ということは、昨シーズン以前からなんだろうな。千葉ロッテは全く気付かなかったということか。なんとも残念な結末。
などの声が上がっています。
退団の背景には家庭問題があるのではとの憶測から、野球ファンからは同情の声も多く上がっていた中で、薬物疑惑の浮上により7日時点で家宅捜索を受け、逮捕されていたことが明らかとなり、予想だにしないまさかの展開にショックを受けている方が多い様子です。
ジェイ・ジャクソン容疑者の出身地であるアメリカでは大麻合法化が進み、合法な嗜好品の1つとして認められる流れになっていますが、日本では現在も所持などが禁じられており、法を犯しながらプロ野球のマウンドに立っていたというのは非常に残念です。
広島県警はジェイ・ジャクソン容疑者が“薬物”を使用しているとの情報提供を受け、捜査を進めていたとしているので、かなり前から大麻以外の薬物を使用していた可能性もありそうで、今後また別の余罪が発覚し逮捕となるかもしれませんね。