総合格闘技イベント『RIZIN』での八百長疑惑で物議を醸していた炎上系YouTuber・シバターさん(本名=齋藤光 36歳)が13日、活動を無期限休止することを発表しました。
シバターさんは【今回の件を重く受け止め、活動休止します】と題した動画をアップし、「タイトルにもある通り、このチャンネルをしばらく休止したいと思います」とYouTuber活動の休止を発表し、その理由を説明しています。
シバターさんは昨年の大晦日開催の『RIZIN.33』に出場し、対戦相手の元K-1王者・久保優太選手(34)に勝利したものの、この試合の裏では棄権をチラつかせながら、久保選手に「1ラウンド目は本気でやらずに軽く流し、2ラウンド目からお互い本気でやりましょう」などと提案していましたが、1ラウンド目に飛びつき腕ひしぎ十字固めを決め、この騙し討ちによって勝利していたことが発覚し、これは八百長にあたるのではないかとして大炎上騒動に発展しました。
しかし、RIZINの運営トップである榊原信行CEOは騒動から10日が経った11日に、RIZINの公式YouTubeチャンネルにアップされた動画で、「RIZINの6年の歴史で八百長なんて1試合もない。命をかけて約束してもいい、あり得ない。100%全部リアルファイトである」
と、シバターさんと久保優太選手の試合は八百長ではないとの見解を表明しました。
また、「彼らを処分する考えは全く無い。彼らを受け入れた以上は切り捨てるとか、一方的に彼らに責任を押し付けて事が収まるとは思っていない」
と、今回の騒動で処分もしない考えを明らかにしていました。
これに対してシバターさんはインスタグラムで「校長先生が許してくれた」と喜んでいたのですが、13日にアップした動画で無期限活動休止を発表し、「YouTuberって無敵な存在なので、犯罪さえしなければ、どれだけモラルに反することをしても、活動を続けられてしまう。私も明日、明後日、明明後日と動画をアップすれば見てもらえる。生活できるほどのお金を広告収入で得られるんです。自分の中でどっかで線引きというか、『犯罪じゃなければ何をしてもいいだろう』っていう考えのもと、人々に悪影響のあることを配信し続けるというのは、どっかで絶対ラインを踏み越えて、すごい本当に良くないことをやりかねない。YouTubeのシステムがYouTuberのセーブをしてくれないものですから、自分でどっかで線引きをするしかないと思っておりまして、この度はしばらく活動自粛をしようと思い、無期限活動休止致します」
と、活動自粛を決断した理由を説明しています。
今後については、「格闘技も含めて今後の動画の方針とかも休止期間に考えまして、考えがまとまったら、そして反省、十分な罰が自分に与えられたと感じましたら、その時また復活したいと思います」
と報告しています。
最後はテロップで、「この度はRIZIN様、格闘技ファンの皆様、誠に申し訳ございませんでした。今回、RIZINそして格闘技業界に与えた影響は計り知れません。当時、私は自分の感性から“これが自分が面白いと思うもの”として試合を作り上げましたが、今では、自分の感性が本当に身勝手な思い込みであったことを痛感しております。今回の件、本当に申し訳ございませんでした。」
と謝罪しています。
そして、シバターさんの無期限活動休止発表を受けてネット上では、
- これも、シバターの戦略でしょ
- 遅めの正月休みという事か。だとしたらすぐ復帰しそう。
- 無期限ってのは10年の事もあれば1週間の事もあるからな。
- 誰からも批判されないように予防線を張りまくり、自分で自分を罰したことにして表舞台から引っ込む。
どうせしばらくしたらミソギが終わったとか何とか言って今まで通り配信始めるんだろう。殊勝なこと言ってるようでそれも唯のパフォーマンスなんだろう - シバターにしては安易な手に出たって印象。こんなモノで溜まりに溜まったヘイトは収まらないだろうし(むしろ増加しそう)そこらへんの層も再生数に乗せる戦略かな
- 動画を作る活動を休止したところで、過去の動画を見られた時点で広告収入なんていくらでも入ってくるだろ。
逆に楽して収入を得ようとしてるだけ。炎上すればするだけ過去の動画はみられるんだから。 - 次の日動画をアップして「休止期間を終え帰ってまいりました」って言ってもネタになるし、ある程度の期間休んでも「本当は真面目なやつなんだな」と一部の視聴者から評価されるしな
などの声が上がっています。
シバターさんは今回活動休止を発表したメインチャンネル以外にも、パチンコ・パチスロ関係の動画をアップしているサブチャンネルなどを持ち、新規に動画をアップしなかったとしてもこれまでに投稿した動画から広告収入が得られるほか、パチンコ関係の仕事もしていることから、どれほど活動を休止するつもりなのかは不明ながら、それほど大きなダメージを受けることはないとみられます。
ちなみに、活動休止を発表後にはインスタグラムを更新し、電車内とみられる場所で撮影した自撮り写真と共に、「ポーカーand飲みへ。コロちゃんに気をつけながら遊びます 週末は仙台にバイトしに行きますよっと。」と報告しています。
これまでのシバターさんの言動などから、活動自粛についてもより注目を集めるためのパフォーマンスの1つだろうと予想され、ネット上でも冷やかな反応が多く、無期限ということは明日にも復活する可能性はあるとの指摘もありますが、RIZINだけでなく格闘技界全体を巻き込んでの騒動に発展しているので、さすがにこれ以上火に油を注ぐ行為はしないのではとも思います。
現時点ではどれほどの期間、活動休止するつもりなのかは不明ですが、どういった形で活動を再開させるのかに注目したいところですね。