元コンサドーレ札幌・檀崎竜孔が賭博詐欺で逮捕、罰金刑に。青森山田高校の元エースが転落、犯罪に批判や呆れ声

2022年までJリーグ『北海道コンサドーレ札幌』や『ジェフユナイテッド市原・千葉』などでプレーし、オーストラリアへ渡ったプロサッカー選手の檀崎竜孔被告（だんざき・りく 25歳）が、知人男性と現地でスポーツ賭博に関わる不正行為をしたとして逮捕・起訴され、有罪判決が下されました。

檀崎竜孔被告は現地で出会ったアマチュアサッカー選手(27)と共謀し、オンラインスポーツ賭博で約150万円の利益を不正に得ていたとして、スポーツ賭博関与（試合操作・イエローカード故意取得など）の容疑で逮捕、起訴されました。

起訴状によると、檀崎竜孔被告と友人男性は直接会ったりLINEなどを通じて、オンラインスポーツ賭博のブックメーカー『Bet365』や『Tabcorp』などで選手の反則カード数の多さを当てることを計画し、檀崎被告は「試合でわざとイエローカードをもらう」と伝えたうえで、4～5月の計3試合でイエローカードをもらい、友人がそれに賭けて不正に利益を得ていたとのことです。

＜↓の画像は、4月27日の試合で反則し、イエローカードをもらった檀崎竜孔被告の写真＞

スポーツ賭博の払戻金のうち、檀崎竜孔被告が7割を受け取ることなどで合意していたといい、裁判で檀崎被告は7件の不正に関与したことを認めていました。

また、檀崎竜孔被告がスポーツ賭博で不正行為をした背景について、起訴後に契約終了となった『ウェスタン・ユナイテッドFC』は深刻な財政難に陥っていて、選手への給料が期日通りに支払われていなかったそうで、檀崎被告は2021年に結婚、昨年には第1子が誕生しており、弁護人は裁判で「経済的かつ個人的なストレスを受けていた」などと主張していました。

そして、22日の判決公判で裁判所は、檀崎竜孔被告の行為はスポーツマンシップに反し、チームメイトやサポーター等の信頼を裏切る行為で、合法なスポーツ賭博にも損害をもたらしたと指摘したうえで、逮捕直後から罪を認めたことや前科がないことなどを考慮し、5,000豪ドル（約48万）の罰金刑を下しました。

これに対してネット上では、

• 端金で自分の人生のサッカーを裏切って情け無くないんかな
• たった150万円のためにｗｗｗ サッカーは稼げないなぁ
• 罰金だけで済んで、しかも不正に得た金額の支払いの方が高くて草
• なんでこんなリスクしかないことするんだろ？ もう選手としてはダメだろうし指導者の道もない　100万っぽっちで転落人事制まっしぐらやん
• 給料未払いがあったから情状酌量もあったんかな。でも実質サッカー界からの永久追放だろうし、名前が特徴的すぎるから日本での生活も大変だろうな
• 日本でスポーツは子供の頃から教育の一環として厳しく躾けられるから、ドーピングや八百長などの不正行為はタブー中のタブーとして心の奥底に植え付けられてる
  それがこういうことやる奴が出てくるようになった　よくない傾向だねえ
• 自分から「自分はサッカー下手で活躍できないので、裏で稼ぎます」って堂々と宣言しているのと同じ
  サッカーで稼げないとわかっているなら、引退して会社員にでもなればいいのに。わざわざ犯罪者の烙印を死ぬまで背負っていくほど稼いだのか？
  どうせ数百万円程度の金だろう　会社員なら1年で稼げるのにわざわざ汚名を着るとはね

などの声が上がっています。

檀崎竜孔被告は、数多くのプロスポーツ選手を輩出している青森山田中学・高校出身で、中学3年時には背番号10でキャプテンを務めて全国大会優勝を果たし、得点王と優秀選手に選ばれました。

高校でもエースとして活躍を続け、2年時に全国高校サッカー選手権で優秀選手に選ばれ、3年では同大会でキャプテンを務めて優勝を達成、世代別の日本代表にも選出されていました。

北海道コンサドーレ札幌でプロデビューを果たしましたが活躍できず、試合出場機会を求めて2023年1月にコンサドーレを退団してスコットランドのクラブに入団、2023年7月からウェスタン・ユナイテッドFCでプレーし、1年目から計21試合出場で3得点、2年目は29試合出場で4得点と、キャリア最高成績を残していました。

一方のプライベートでは2021年7月に結婚、昨年には待望の第1子が誕生しており、家族とメルボルンで生活していることを明かしていました。

公私ともに順調な様子でしたが、悪質なスポーツ賭博不正事件で有罪判決が下され、すでにクラブとの契約も終了しており、日本に帰国してもJリーグ復帰は難しいでしょうし、このまま現役引退となったとしても自業自得としか言いようがなく、すでに日本に帰国しているという妻との関係も今後どうなるかは分かりませんが、2度と犯罪に手を染めることがないようにしてほしいです。