サッカー日本代表ハリルホジッチ監督解任。W杯前に決断し後任候補は? 岡田武史は資格返上し引退、FC今治の経営に専念
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、代表監督を電撃解任されることが明らかになりました。
これは『日本サッカー協会(JFA)』の田嶋幸三会長(60)が9日に明らかにしたもので、6月14日からはワールドカップ(W杯)ロシア大会が開幕するものの、3月のベルギー遠征の結果などを見た上で、現体制のままW杯の開幕を迎えることは難しいと判断したといい、9日午後には緊急記者会見を開くとのことです。
ハリルホジッチ監督の解任により後任候補として名前が挙がっているのは3人で、現在JFAの技術委員長を務め、過去にU-20やU-23日本代表、Jリーグ『柏レイソル』や『ガンバ大阪』などで監督を務めた西野朗さん(63)が有力候補とされています。
この他に、『ベガルタ仙台』やU-23日本代表の監督を務め、現日本代表でコーチを務めている手倉森誠さん(50)、『サンフレッチェ広島』で監督を務めた後、東京五輪を目指す代表(U-23)の監督に就任した森保一監督(49)の名前が挙がっています。
<↓の画像が、日本代表監督候補として名前が挙がっている3人の写真>
(左から西野朗さん、手倉森誠さん、森保一監督)
そして、ハリルホジッチ監督の電撃解任に対してネット上では、
- 解任する時期があまりにも遅すぎると思うのだが…。もっと早くに解任するタイミングがあったと思うし、協会の迷走ぶりを世界に晒しだしてしまったような。本大会の結果次第では協会も会長を含め、何らかの責任を取らなければいけないだろうし、予選敗退だと、会長クビは必須だと。
- 監督だけの問題じゃないと思うんだけどなぁ
- アギーレの時も就任後に八百長なんたら疑惑浮上しましたし、今回も就任後からハリルのサッカーは日本に合わないってなるし。もっとその監督について知った上で依頼出すべきですね協会さん。日本に合った監督見つけてくださいね。
- 遅すぎるとも思うが、よく解任を決断したとも思う。正直ハリルサッカーは日本代表にハマってなかった。
- 遅くても欧州遠征前にしなきゃ。新監督はぶっつけ本番でしょ?予選敗退でまた監督の交代しそう
- 次の監督可哀想すぎるだろ。あまりにも準備期間がなさすぎ。選手も可哀想。欧州遠征のあと日本にこないでヨーロッパ残ったってことはつまりこういうことだったとはあの時はまだ知らなかったなぁ
- ハリルはアルジェリアの時もそうだけど、一発勝負に強い監督だったから大逆転期待してたのになんでこの時期に解任??迷走にもほどがあるよ
- 韓国代表ウリ・シュティーリケ(17年6月解任)、サウジアラビア代表ファンマルバイク(17年9月辞任)、オーストラリア代表ポステコグルー(17年11月辞任)、そして日本代表ハリルホジッチ(18年4月解任?)。ロシアW杯に出場するアジア勢5カ国中4チームがここ1年で解任または辞任ということになる。しかも、W杯出場決定後の監督交代が3チーム。その中で最も決断が遅かったのが日本。ハリルジャパンで良かった試合はW杯出場を決めた17年9月のオーストラリア戦くらいしか挙げられない。指導力は低かった。
などのコメントが寄せられています。
ハリルホジッチ監督は2014年のW杯ブラジル大会で、北アフリカのアルジェリア代表を史上初のベスト16に導いた功績を評価され、過去の八百長への関与を疑われたハビエル・アギーレさんの解任を受けて2015年3月に監督に就任しました。
そして、日本代表監の督就任後は海外組の本田圭佑選手や香川真司選手など、チームの主力選手たちをメンバーから外し、若手の選手たちを積極的に起用しチームの若返りを図り、試合ごとに先発メンバーを入れ替えるという采配も行い、W杯ロシア大会への出場を決めました。
しかし、日本代表が最後に試合で勝利したのは昨年12月の『東アジアE-1選手権』(旧:東アジアカップ)の中国戦で、その後の韓国戦では1-4の大敗を喫し、準優勝という結果に終わっています。
さらに、今年3月下旬のベルギー遠征では、W杯出場を逃している西アフリカのマリに1-1の引き分け、同じくW杯予選で敗退した東ヨーロッパのウクライナ戦は1-2で敗れており、選手たちからもハリルホジッチ監督の戦術や采配に対して不満の声が上がっていたほか、遠征中は選手のみ宿舎からの外出が禁止されており、一部の選手からは「同じチームで戦うという感じがしない」といった不満を漏らしていたとのことです。
本田圭佑選手は以前よりハリルジャパンについて、「困った時に集団って、原点回帰できるものがあったりするんですけど、普通は。それが今、日本のサッカーにはない。それが脆さなのは事実ですよね。普通は簡単に立ち返れる場所がある、楽な道があるんですけど、その楽な道が(日本サッカーには)今ないんですよ」と明かし、森岡亮太選手も監督と選手の間に考え方の違いがあることを認めており、「それは観ていても分かると思いますし、(自分が)感じることも多い」と話していました。
以前からこのような不協和音が表面化し危うい状態にあったにも関わらず、ベルギー遠征後に西野朗技術委員長は「現状はもうこの体制でと思っている。完全にまったく成立していないとは思っていない」と話していました。
しかし、W杯の開幕2ヶ月前になって急遽解任することが決定し、サッカーファンたちからは判断が遅すぎるといった批判の声が噴出しており、あまりにも直前の監督交代で準備期間もほとんど無いことから、そうした声が上がるのは当然でしょうね。
ちなみに、過去に2度緊急登板した元日本代表監督でJFAの前副会長・岡田武史さん(61)が、代表監督やJリーグなどで監督を務める際に必要なJFAの公認S級コーチライセンスを返上していたことが明らかになっています。
<↓の画像は、“岡ちゃん”こと岡田武史さんの写真>
これによって岡田武史さんは監督業から引退し、今後は自身が会長を務めている日本フットボールリーグ(JFL)所属の『FC今治』の経営に専念するといい、『日刊スポーツ』の取材に対して岡田さんは「そうそう。もう俺は監督やらないと決めたから」と認め、「資格を持っていると『俺の方が…』って色気が出ちゃうから」「監督として、やることはやってきた。俺がまた中途半端に戻るより、若い人がやるべき」と話しており、すでに登録抹消手続きを行い、3月末には資格が失われているはずだと説明しています。
これによって岡田武史さんが3度目の日本代表監督に就任となる可能性はゼロとなり、現時点で西野朗さん、手倉森誠さん、五輪代表の森保一監督が後任候補として名前が挙がっているわけですが、短い期間で軌道修正を図らなければならず、相当なプレッシャーもかかるわけですから新監督はかなり辛いものがあるでしょうね…。
また、選手たちもまさかの展開に相当困惑しているかと思うのですが、少しでも良い結果を残せるように最善を尽くしていってもらいたいなと思います。
【追記 4/9 15時50分】
ハリルホジッチ監督が解任され、西野朗さんが新たに日本代表監督を務めることが明らかになりました。
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監督も変われば選ばれる選手も変わるかも!
過去に加茂監督から岡田監督に代わったときにベテランの北澤とキングカズが落選したからね。
でも今回もw杯に行けれたのもハリル監督のお陰でもあるから感謝したいです。
見習うべきヨーロッパサッカーの中でもこう言う部分だけは一丁前に真似っこ出来るんだよなぁ笑
実力の真似っこしてくれ