サカナクションメンバー・ファンを殺害予告の容疑者捕まる。犯行動機巡り憶測。山口一郎がうつ病公表後も悪質行為を繰り返す

『サカナクション』の所属事務所『ヒップランドミュージックコーポレーション』に対して、脅迫メールを送り続けていた住所不定・無職の男(26)が威力業務妨害容疑で再逮捕されたことが分かりました。

警視庁捜査1課の発表によると、容疑者は2023年10月～2024年7月にかけて北海道・小樽、愛知・名古屋、神奈川・横浜でサカナクションやボーカル・山口一郎さん(44)が開催のコンサート前に、事務所のメールアドレスや公式サイトの問い合わせフォームを通じて、「小樽市民会館のライブは中止しないと、メンバーやスタッフの誰かか、ファンの誰かが私に刺されます」「会場付近および駅前で大量に人が死にます。なぜならば、私は包丁を持ち歩いてるからです」などと脅迫メールを送り、業務妨害した疑いが持たれています。

容疑者は2023年8月に、X（旧ツイッター）で知り合った20代女性からGmailのアドレスを購入し、それを使って犯行予告メールを送っていたといいます。

また、本人確認無しでデータ通信ができることで、特殊詐欺などでも使用される「データ通信専用SIMカード」を使っていたそうです。

しかし、警視庁の捜査で容疑者が特定され、昨年7月にサカナクションがライブを行った東京・渋谷のライブハウスに脅迫メッセージを送ったとして、昨年12月にも威力業務妨害容疑で逮捕・起訴されており、今回で2度目の逮捕となっています。

容疑者はサカナクションのファンで、2016年8月ごろから公式ファンクラブにも入っていたそうですが、犯行動機は明らかになっておらず、警視庁の取り調べに対して「私はやっていません」などと供述し、容疑を否認しているといいます。

容疑者にメールアドレスを販売した女性は取り調べに、「お金を貸してくれる人をXで募集し、連絡してきた容疑者にパスワードと共に譲り渡した」という趣旨の説明をしているそうです。

そして、容疑者の逮捕を受けて事務所とサカナクションのメンバーは公式サイトで声明を発表し、これまで繰り返し脅迫行為を受けていたこと、その犯人が逮捕されたことを報告したうえで、「今回の逮捕が、ライブ・コンサートを含むエンターテインメントの現場における脅迫行為の抑止につながることを願っております。」などとコメントしています。

サカナクション脅迫事件報道や事務所の声明を受けてネット上では、

• 反転アンチ？ こわいわー
• FC入ってるのにライブ落選した恨みかな？ 一郎さんにこれ以上心労かけないで！
• 絶対に許してはいけない。一生刑務所に居てもらいたい。
• 無駄な心労掛けやがって最低な野郎だな
• 被害妄想者で俺の考えたコード進行盗まれただの厄介なのだと、また勝手に怨み募らせてエスカレートしそうで怖い
• 迷惑行為するやつがファンなわけない。山口さんが鬱って言ってたのはコロナだけでなく、この事件も関係あるのでは。徹底的に罪を償うように厳罰して下さい。
• 魚民やったんやね。「犯人の男性も何かに苦しんでいたのかも知れない」って、一郎さんならそこまで考えるんやろな〜って思いました。だからって許されるわけではないけど。
  怪我人とか出ることなくおさまって良かった。みんなが悲しい思いをしなくて本当に良かった。

などの声が上がっています。

アイドルなどの熱狂的ファンが、自分の思い通りにいかない出来事に直面した際などに、一転して強い憎しみの感情などを抱いて過激なアンチとなり、誹謗中傷や酷い嫌がらせ行為をするケースは決して珍しくありません。

再逮捕された容疑者も8年前からファンクラブに入っていたそうで、複数のライブ会場に脅迫メールを送っていたとのことからネット上では、犯行動機はライブチケットが取れなかったことで逆恨みしたのではとの推測も出ています。

実際どうなのかは定かではありませんが、ボーカル＆ギターの山口一郎さんは昨年1月に「うつ病」を公表し、現在も闘病を続けていることを当然知りながら、山口さん等の地元である小樽のライブ会場にも脅迫メールを送って様々な負担を掛けており、非常に卑劣で悪質な犯行だと感じます。

そして、逮捕容疑の威力業務妨害罪の法定刑は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」なのですが、逮捕後も容疑を否認するなど反省の色は見られず、今後また同様の犯行を繰り返す可能性は十分あるので、少しでも重い処分を下してもらいたいです。