5人組の人気YouTuberグループ『コムドット』(チャンネル登録者数:246万人)が、12月2日に発売予定の1st写真集(タイトル未定)に予約注文が殺到し、出版元の『講談社』が初版発行部数を20万部に決定したほか、リーダー・やまとさん(本名=鈴木大飛 23歳)が8月末に出した著書『聖域』は、累計発行部数が22万部を突破するほどのヒットとなっており、大きな注目を集めています。
しかし、メンバーの言動に対して現在も多くの批判が寄せられており、『コムドット』は年内にチャンネル登録者数300万人突破を目標に掲げているものの、厳しい状況にあるとニュースサイト『日刊大衆』が報じています。
2018年10月に結成した『コムドット』は、2019年12月に登録者10万人、昨年12月には50万人突破を達成し、やまとさんが自身のツイッター上で、「【宣戦布告】 全YouTuberに告ぐ コムドットが通るから道をあけろ 俺らが日本を獲る」と宣言したことで注目を集め、今年2月に登録者が100万人、それから4ヶ月後の6月には200万人突破を達成しました。
<↓の画像が、昨年12月のコムドット・やまとさんのツイート写真>
やまとさんは再びツイッター上で、「【維新】全YouTuberにもう道を開けてもらう必要はない 俺らが通る道を作る必要もない 俺らが創るのは新しい時代だ」と宣言し、年内に登録者数300万人突破を目標に掲げています。
<↓の画像は、今年6月のコムドット・やまとさんのツイート写真>
『コムドット』は主に10・20代の若者たちから支持され、いま最も勢いのあるYouTuberグループとも言われており、今年9月にはファッション誌『NYLON JAPAN』の表紙を飾り、大反響を受けて『コムドット』を特集した別冊『COM. NYLON SUPER VOL.8』が11月16日に発売されることも決定しています。
<↓の画像は、『NYLON JAPAN』の表紙を飾った『コムドット』の写真>
そして、12月に発売される1st写真集にも予約注文が殺到していて、アマゾンの本の売れ筋ランキングでは、15日13時の時点で『COM. NYLON SUPER VOL.8』が3位、写真集は5位にランクインしており、『コムドット』の人気ぶりがうかがえます。
しかし、『コムドット』の勢いが落ちていることを『日刊大衆』が指摘しており、その原因としてメンバーの問題言動を挙げています。
緊急事態宣言下の今年3月には、人気YouTuberの『中町兄妹』や『アバンティーズ』のメンバー等と共に、ノーマスクで宴会をしている様子をSNSにアップして炎上、その後謝罪コメントを発表しましたが、6月には週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』によって、30人以上が参加した人気YouTuber・あやなんさんの誕生日パーティーにも出席していたことが発覚し、これによって活動を一時休止しました。
9月には『フラッシュ』によって、住宅街にあるコンビニの駐車場で深夜に、友人等と大声で騒いで警察沙汰になっていたこと、騒音問題で周辺住民から苦情が相次いでいることが報じられ、再び大炎上騒動に発展しました。
これらのスキャンダルで『コムドット』のイメージは悪化の一途を辿り、『日刊大衆』によると、以前までは1日あたり約8,700人ペースでチャンネル登録者数が増加していたものの、その後は約1,300人まで落ち込んでいるとのことです。
現在の状況を受けてWeb編集者は、「6月までの勢いであれば、300万人達成も決して夢ではなかったのですが、コンビニ騒動など連続したスキャンダルで伸び率が低下。9月14日時点で240万人だった登録者は、10月14日に245万人までしか増えていません。今のままのペースでは、300万人の達成は難しいと言えるでしょう」
と指摘しています。
メンバーも現在の状況には危機感を抱いている様子で、10月6日にはやまとさんが自身のインスタグラム上で、「本気で300万人獲りに行きます LINEで友達に動画を送る、インスタで拡散する 親の携帯でこっそりチャンネル登録する どんな事でも300万人に直結しているので どうか協力していただけると本当にありがたいです」
とチャンネル登録を呼び掛けていたのですが、「親の携帯でこっそりチャンネル登録する」という部分が波紋を呼び、ネット上では再び批判が殺到、炎上状態になっていました。
このように今年に入ってから人気が急上昇する中で、大きなトラブルも頻発しており、それによってネット上ではアンチも急増し、ベストセラーとなっているやまとさんの著書『聖域』の内容にも多くの批判が寄せられており、アマゾンでレビューを見てみると、1,400件以上の評価のうち、15%が最低評価を付けています。
メンバーたちの人間性などに問題があるのかは分かりませんが、今年に入ってからあまりにもネガティブな話題が多く、多くのファンを抱えているのは間違いないものの、今後も失速が続きそうな雰囲気も漂っています。
現在の状況などから、年内目標としている300万人突破は達成できない可能性も高まっていますが、今後写真集なども出して勢いを取り戻すのか否か、これからの動向に注目していきたいですね。