5人組の人気YouTuberグループ『コムドット』(登録者数412万人)のリーダーで、所属事務所『株式会社BRDOCK(ブルドック)』の代表も務めるやまとさん(本名=鈴木大飛 24歳)が、上智大学を“勇退学”したことをYouTubeなどで発表し、ネット上で大きな波紋を広げています。
やまとさんは2017年に中央大学付属高校を卒業し、指定校推薦で上智大学の総合グローバル学部総合グローバル学科(偏差値65~67.5)に進学、大学2年の2018年10月からYouTuberとしての活動を開始し、その後2020年5月まで1年間休学していました。
それから約3年が経ち、『【けじめ】遂に上智大学を退学しました』と題した動画で上智大学を中退したことを発表し、中退を決意したきっかけについて、ある番組で自身のプロフィールが紹介された際に「上智大学卒業」と誤った情報が伝えられたことだったそうで、2020年5月に復学を発表したものの、YouTuberとしての活動が忙しく勉強に時間を割くのが難しく、ここで踏ん切りを付けようと決意したそうです。
また、今後また大学に通った場合に「3つ下ぐらいの子とグループワークやる訳でしょ」「タメ口とか利かれたらパンチしちゃうから」とし、復学後のオンライン授業でも、「(年下の同級生が)めちゃめちゃタメ口で『名前何ていうの?』と聞かれた時に、めちゃめちゃカチンときちゃって」「しょうがないことなんだけど、礼儀がなってないなと」「その子たちは(自分を)同級生だと思ってるから、一応2個上だったから俺」「『もうちょっと鈴木君もしゃべってよ』とか言われた時に、『なんじゃお前は。俺がしゃべってるの聞きたいなら動画見ろ、クソが』と思ってしまった自分が嫌になり、そこから休学とか色々したんですけど、最終的に通えないと判断した」
と語っていました。
そして、家族にも大学中退を報告したやまとさんは、「卒業はできなかったんですけど、これまでの僕の留学のお金とか入学費とか、そういうのを払ってくれたおじいちゃんとおばあちゃん、そして僕のことを昔から英会話教室とかボーイスカウトとか、塾と高校も大学も通わせてくれた両親に本当に感謝しています。卒業をする約束は守れなかったんだけどYouTubeこれだけ頑張ってきてるから、そこは納得して前向きに話を聞いてくれた親の懐に感謝ですね」
と語っていました。
やまとさんはツイッターやインスタグラムでも「上智大学を勇退学しました」と報告し、「学びを退くと書いて退学ですが、これまでの学生生活で得た色々な経験を糧に、常に学ぶ姿勢を忘れず生きていこうと思います。改めて“日本を獲る”という大きな夢に向かって全力でぶつかっていくので応援よろしくお願いします」「僕の夢はコムドットが日本1のグループなることです。自分自身とチームとこの夢と徹底的に正面切って向かいあって自分の人生を最高の作品にしたいと思ってます。みんなのことは単なるファンとしてではなく、コムドットに関わってもらってる以上一緒に人生を戦う仲間だと思ってるので、自分に火をつけたくなったらYouTubeの動画やこの投稿を見にきて下さい。全ての挑戦する者に幸あれ。」
などと綴っています。
この発表に対してコムドットのファンからは肯定的な反応が上がる一方、ファン以外からは、
- エピソードから滲み出る超絶プライドの高さと承認欲求の強さ
- 同級生なんだから年上だろうがタメ口でも別にいいのでは。器の小さい…というかプライドが無駄に高いと言うか…
- 勉強についていけないとか、授業に出る時間がないとかではなく、同級生にタメ口聞かれるからとか、自分の話を聞きたいなら動画見ろとか、さすがに何様?な感じ
- 指定校推薦入学者であるにも関わらず退学したせいで、母校に迷惑をかける
などの批判が噴出する事態となっています。
これらの批判に対してやまとさんはツイッター上で、「案の定人の人生とか学歴にごちゃごちゃケチつける人が大量発生してるけど、自分の人生は崇高で見ず知らずの他人の意見で価値が決められるようなものではありません。みんなも悔しいと思うけど、わざわざ自分のレベルを下げてまで反論しなくて大丈夫だよ 私は最強」
とツイートしています。
また、この騒動を取り上げた週刊誌『フラッシュ』に対しても怒りをあらわにし、「自分の名前も明かすことなく、過去の件と無理やり結びつけて支離滅裂な記事を書いてPVを稼ごうとするFLASHの記者の方はどんなジャーナリズム精神をお持ちなのか気になります」
と綴っています。
このように批判に対して反論をしているのですが、指定校推薦で入学したにも関わらず中退したことで、推薦枠が無くなるなど悪影響が及ぶ可能性があるとの指摘に対しては、「もし万が一、僕の退学が原因で今後の推薦枠に影響が出たことがあれば その時は志望していた生徒に直接謝罪しにいこうと考えています」
としています。
やまとさんはすでにYouTuberとして成功していて、2020年にはBRDOCKを設立してアパレルブランド『Birdog(バードッグ)』も立ち上げ、10日からは関東ローカルで冠番組『コムドットって何?』(フジテレビ系 月曜24時55分)がスタートするなど、順調に活躍の場を広げ多忙を極めているため、大学中退という決断も理解できます。
ただ、やまとさんは2020年5月に復学を報告した際に、「勉強はやっぱり楽しい 新しいことを知るいい機会になるし、いつか学んだ点が線になって繋がる感覚が好き」などと綴り、YouTuberとの両立を成し遂げるとしながら、年下の同級生たちにタメ口をきかれることに耐えられずに休学、最終的に中退というのは色々と残念な感じがします。
また、やまとさんが中退したことで指定校推薦枠が無くなるとの懸念に対して、もし影響が出た場合には「志望していた生徒に直接謝罪しにいこうと考えています」としているものの、やまとさんが謝罪したところで何かあるわけでもないので学生らは納得しないでしょう。
こうした発言からもネットでは、「何様のつもり?」といった批判の声が上がり炎上状態が続いており、これから日本一のグループを目指すのであれば言動に注意を払っていく必要があるのではと改めて感じますね。