今月2月3日に、4人組ロックバンド・クリープハイプのベストアルバム『クリープハイプ名作選』が来月3月12日に発売されることが発表され話題になりましたが、この発表の1週間後の今月10日にクリープハイプのメンバーが、このアルバムはバンドの意思に反して発売される作品であるとのコメントを公式サイトで出しました。
クリープハイプメンバーが出した声明によるとメンバーに何の説明も無くこのアルバムは作成され、収録曲からジャケット、特典など全てにおいてレコード会社・ビクターエンタテインメントが勝手に決めたことのようです。
果たしてなぜこのようなトラブルが発生してしまったのでしょうか…。
この背景には「レコード会社移籍」が関係しているそうで、同バンドはすでにユニバーサルへの移籍が内定しているのですが、音楽業界の中には「移籍時にはベスト盤で、育ててくれたレコード会社へ恩返しする」という“暗黙の了解”があるそうで、このベスト盤発売はそういったものだという。
そして、こうした同バンドのビクターに対して足蹴りをするような声明発表に、関係者は「これではレミオロメンの二の舞いになるのでは」という。
05年に「粉雪」をヒットさせたレミオロメンは09年にビクターからエイベックス内のレーベルに移籍したさい、ベスト盤の権利全てを新しいlabelに持って行ってしまったそうで、業界内ではビクターに同情する動きが起こり様々な媒体がレミオロメンは取り上げないという風潮が出来上がってしまったのだという。その後、レミオロメンは活動を休止。
果たして「クリープハイプ」も同じような末路を辿ることになるのか。
これにネットでは、
「レコード会社の腐れぶりは異常」
「恩を仇で返しちゃった感じだな。自分らの才能を過信した者らが犯しがちなことだ。人への感謝を忘れるなよ」
「クリープハイプの曲をよくかけてたラジオ局がこの騒動以降曲かけないしバンド名も出さなくなった」
「どの業界でも、不義理するようなヤツらは周りから応援されんよ。たとえ実力があっても」
「これを否定的に捉えるんならインディーでやってろって。レコード会社の金で作って宣伝して売ってもらって報酬貰ってんだから。」
などのコメントがありました。
メンバーとレコード会社の間でこのようなトラブルが発生するというのはショックですよね。
それもビクターに在籍してまだ2年でこのようなトラブルに見舞われ、今後の活動に大きな影響が出てしまうのではないかと心配になります。
大手のビクターを敵に回し、今後どのような仕打ちが待っていることでしょうか…。
最悪インディーズに逆戻りなんてこともあるかもしれませんね…。