キングコング・西野亮廣さん(にしの・あきひろ 40歳)が、所属事務所『吉本興業』を退所したことが明らかになりました。
『吉本興業』は30日に公式サイト上で、「当社所属キングコング西野亮廣(にしの・あきひろ)について、双方合意の上、2021年1月30日付をもってマネジメント契約を終了しましたのでご報告します。」
と発表しています。
現時点では、YouTuber・カジサックとして活躍中の相方・梶原雄太さん(40)に関する発表はなく、ニュースサイト『ORICON NEWS』の取材に対して吉本興業の担当者は、今後のコンビ活動については「未定」と回答したとのことです。
『スポーツニッポン』(スポニチ)は西野亮廣さんが退所した経緯について、「原作・製作総指揮を務める公開中のアニメ映画『えんとつ町のプペル』の宣伝を巡り、マネジャーの対応の遅さなどに不満を募らせ、同社と退社も視野に入れた話し合いを続けていた。同社側も西野の主張において容認しがたい部分があったとみられ、契約終了の意向を伝え、双方合意の上で退社することになった。」
と伝えています。
西野亮廣さんは3日前の27日に自身のツイッター上で、「退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています。くれぐれも『トラブルが原因』とかじゃないっす!」
と、事務所を辞めることも視野に入れ、事務所側と話し合いをしていることを明かしていました。
<↓の画像は、西野亮廣さんのツイート写真>
また、自身の担当マネージャーの言動にブチギレ激怒しているLINEトークの写真を投稿し、「吉本興業マネージャーの対応に、そこそこキレる西野氏。これが芸能事務所の現状です。そりゃ、辞めるタレントが続出するよね。」「連日走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさんに対しての吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました。しっかりしろ!」
などとツイートしていました。
<↓の画像は、西野亮廣さんがマネージャーへの不満を綴ったツイート写真>
さらに、自身のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の会員に向けたメッセージでは、「エッフェル塔での個展も、20~30億円の美術館建設も、オンラインサロン運営も、ブロードウェイミュージカルも、今回のような規模のアニメーション映画も、一つも手掛けたことがない」「(吉本の社員は)それらを攻略するノウハウは持ち合わせていない」「昔ほど、仕事として(お金が貰えるからといって)気持ちを割りきれなくなってきています」
などと、『吉本興業』の社員に対する不満を綴っていたそうです。
それからたった3日後に、『吉本興業』との契約終了による退所が発表されたことに対してネット上では、
- 梶原も色々あるしコンビでの活動もなかなかないだろうし、事態が急だし円満とは言えない感じですね
- 双方にとって良い事なんじゃないの。西野さんも吉本に居る理由も無いだろうし、吉本も扱いに困っているんだろうし。
すでにお笑い芸人じゃないし、捕まってない詐欺師と言われる位のやり手だし。 - 結局は今持っているものは吉本の看板に貰った物なんだけどな。吉本のマネジメントを十分に受けていなかったとしても、吉本の西野と認識して人は寄ってきたわけで、薄っぺらいのは確かだね
- 吉本批判のツイッター見る限り、こうなるのは当然だね。この人やたらクラウンドファンディングを勧めてたけど、吉本興業所属という”看板”があったが故のクラファン成立だったと思っていたが。
- 完全にケンカ別れなのが西野らしい。しょっちゅう吉本の悪口ばかり言ってたからむしろ遅いと思うくらい。
吉本って大きな後ろ盾もなくやっていけると判断したならご自由にって感じだけど、ファンの中には、いざとなったら吉本がなんとかしてくれると思っていたからこそ、多少うさん臭いと思っても西野に付いてきたって人も多いと思うけどな。 - あの晒し行為で「吉本は使えないマネにつれない会社、西野さんはかわいそう」と思ってもらえると本当に思ってしまったのか
詐欺だ宗教だの叩かれてもビジネスモデルとして擁護の声もあった世間の空気もあれで変わってしまった
狭いサロン内で王様やってたせいで判断力が弱まったとしか・・・ - うまくいってる時はいいけど、何かトラブルがあると守ってくれる人がいないのは今はわからないのかな。
まあ全て自己責任で活動していけばいいと思うけど、世の中良い人ばかりじゃないからどこかで足元すくわれることもあるだろうね。
などの声が上がっています。
西野亮廣さんは絵本作家としての活動など、10年近く前から芸人活動よりもクリエイター業に力を注ぎ、2017年に個人事務所『株式会社にしのあきひろ』(現・株式会社NISHINO)を設立、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営などを手掛け、活動の幅をさらに広げていました。
その裏では、本気で『吉本興業』を辞めようと思っていたことを明かしており、事務所を辞めて独立を考えた理由については、「別に俺1人でも行けるかと思って……ほとんど個人事務所みたいな動き方してますから」と語っていました。
西野亮廣さんは『吉本興業』と話し合いの末、エージェント契約と同等の契約にしていたそうで、それによって他の芸人たちよりも自由に、事務所が直接関与しない活動を展開をしていたようです。
また、西野亮廣さんは『吉本興業』の大崎洋会長と良好な関係を築いており、2015年に事務所を辞めようと思った際にも、大崎会長の言動を見て考えを改めたと明かしていたのですが、今回は契約終了という形となり、『吉本興業』のコメント内容や各メディアの報道を見る限りでは、決して円満な形での退所ではないのでしょうね。
『NEWSポストセブン』によれば、西野亮廣さんがツイッターやオンラインサロン上で、マネージャーの実名を出して痛烈批判したことを『吉本興業』側も容認出来なかったようです。
記事では、オンラインサロン会員がメッセージの内容について、「さすがにビックリしました。西野さんの現在の仕事は個人事務所『株式会社NISHINO』の仕事が99%だと言い、吉本とは、『タレントと芸能事務所の関係じゃなく、お得意様』と表現されていました。さらに、Twitterで触れたマネジャーの実名を明かし、彼が嘘を付くなどと、人格否定までしたのです」
と明かし、このメッセージの最後には「だって他で食えるもん」と綴っていたとのことです。
もし本当に、西野亮廣さんの事務所退所が円満ではないとすると、事務所に残っている梶原雄太さんとのコンビ活動に影響が及ぶ可能性がありますが、コンビでの活動は現在ほとんどなく、梶原さんはYouTuberとして大成功し、現在の年収は億単位とも言われているため、事務所がバラバラになってもダメージはほとんど無いのかもしれません。
ただ、今回の騒動、一連の言動によって西野亮廣さんのイメージはさらに悪化しており、ネット上では批判の声が多く上がっていますが、大きな後ろ盾を失っても人気を保ち、さらに活動の幅を広げていけるのかどうか見ものですね。