警視庁の要請を受けてツイキャスとTikTokの運営会社が、元国会議員・ガーシー容疑者(本名=東谷義和 51歳)が使用していた各アカウントを削除するという新たな動きがあり、逮捕の“Xデー”が迫っていると複数のメディアが報じています。
ガーシー容疑者は、俳優・綾野剛さん等に対する暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)、名誉毀損、強要、威力業務妨害の容疑で逮捕状を取り、続けて外務省が旅券返納命令を出し、4月13日までにパスポートを返納するよう官報で公告しました。
それに続いて、ガーシー容疑者が暴露配信などをしていたツイキャスとTikTokの運営会社にアカウント凍結を要請、7日に両アカウントが削除されたことが確認されました。
この動きを受けてガーシー容疑者は、現在も残っているインスタグラムの投稿を自ら全て削除した上で、ストーリーズ(24時間限定公開機能)で情報発信を続けており、ツイキャスとTikTokのアカウントが削除された7日には、「次はインスタですね。消される前に消すかも」「ごめんなー これが最後の投稿かも もちろんガシルは継続します」「またそのうち適当なアカウントでやりまーす!」「ファンはもちろん アンチもストレスのはけ口なくなってごめんな笑笑」
などと綴っていました。
また、7日夜には同じくドバイに滞在している“カリスマ美容師”で、タレント・小倉優子さんの元夫としても有名な菊地勲さんと友人・おがしゅんさんのYouTubeライブに登場し、SNSアカウントの削除で“デトックス”が出来たなどと語り、余裕の表情を見せていました。
そんなガーシー容疑者は現在もUAE(アラブ首長国連邦)のドバイに滞在し、二度と日本には帰国しないとも宣言しているのですが、週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』やニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』などは、ガーシー容疑者逮捕のXデーが迫っていると報じています。
逮捕のタイミングについてフライデーデジタルは、「Xデーはガーシー容疑者のパスポートが失効し“不法滞在者”となるタイミング」とし、「不法滞在者になったからといって日本の警察が逮捕することはできません。ドバイの捜査当局に働きかけ、現地の法律に違反した罪で身柄を拘束してもらいます。そこから審理を経て、日本に強制送還。一部ではドバイ当局は捜査に消極的と報じられましたが、日本の捜査機関は少なくともガーシー容疑者が議員だった時から旅券返納命令→強制送還のシナリオは描いていました。取材していて、警察サイドから焦りを感じないのは、ガーシー容疑者逮捕の“絵”が見えているからかもしれません」
と全国紙記者が語っています。
また、「ガーシーはドバイ内で引っ越したようですが、当局は居場所を完全に把握しています。当然、そうした情報はドバイ当局に伝えています。ゴールデンウィークまでにカタをつけたいようです」
としています。
一方のピンズバNEWSは、ゴールデンウィーク中に逮捕される可能性があるとし、「ドバイでは、8割の人がイスラム教を信仰しています。そのため、4月21日まではラマダン期間で、警視庁も現地の捜査当局と積極的に連携を取るのは難しい。UAEはただでさえ、政治亡命者が多く、他国への犯罪人の引き渡しにも不寛容。警視庁としてはラマダン明けに現地に捜査官を送り込み、現地の捜査当局とガーシー氏の身元引き渡しに関して協議を進める予定です」
と全国紙の社会部デスクは語り、順調に事が進めばゴールデンウィークごろに逮捕されるだろうとしています。
このようにあと1ヶ月足らずで逮捕されるだろうとの報道が相次いでいるのですが、ガーシー容疑者も強制送還の末に逮捕とならないために、現地で強力な人脈作りを行っていて、ドバイの王族等と太いパイプを持つ現地在住の日本人を通じて王族と接触を図り、強い絆を結ぶことに成功したと先日『フラッシュ』に報じられています。
ドバイの王族等と太いパイプを持つ起業・移住コーディネーターの大谷行雄さん(71)はフラッシュの取材に対して、UAEの首長国の1つであるRKAの殿下が「彼とはもう友達だ。私は彼をサポートする」と語っていることや、「国会からの除名や日本警察からの国際手配に関して、王族の皆さんはまったく気にしていません。むしろ、『足かせがなくなり、動きやすくなってよかったじゃないか』と言っていました」
と明かしています。
<↓の画像は、ガーシー容疑者とUAEの王族の写真>
そして、ガーシー容疑者はすでにUAE政府が発行のゴールデンビザを取得していて、UAEに10年間は滞在することが可能となっており、パスポートが失効したところで全く問題が無いことや、日本とUAEは犯罪人引き渡し条約を結んでいないため捜査の協力を得ることも難しいとされています。
そのため、警視庁がいくら本気を出したとしても、少なくとも1ヶ月以内に逮捕というのは難しいのではと思いますが、果たして今後どうなるのか引き続き動向を注視していきたいですね。