暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)、名誉毀損、威力業務妨害容疑などで、著名人等に刑事告訴された元暴露系YouTuberでNHK党のガーシー参議院議員(本名=東谷義和 51歳)が、俳優・綾野剛さん(41)からも名誉毀損で刑事告訴されている事などを明らかにし、今後また“暴露攻撃”を再開すると宣言したことで物議を醸しています。
ガーシー議員は昨年にYouTube等で多くの著名人や一般人の暴露を行い、それが原因で様々な被害を受けた著名人等から刑事告訴され、警視庁は昨年からガーシー議員に対しては事情聴取要請を行い、今年1月には関係先を家宅捜索しました。
これにより誰が告訴したのかをガーシー議員は把握し、今月1日に行ったライブ配信の中で、「(告訴人の)4人のうち芸能は1人だけ。意外すぎてみんなビックリすると思うわ。とりあえず帰国してから事情聴取受けてみてそっからかな、オレが反撃するのは」などと語っていました。
それから1週間後に行った配信でガーシー議員は、「俺のこと訴えてる人間にタレント1人おるっていったの綾野剛やねん」と暴露した上で、「剛、ちゃんと分かっとけよ。裁判するということは、裁判所に出てきて、色んな傍聴者がいてテレビのカメラも入っている前でオレとケンカせなあかんということやぞ。事実を言っていることに対して名誉毀損というなら、俺もお前を名誉毀損で訴え返すからな」「ケンカ売ってきたんだから買っていいでしょ」「奥さんの(佐久間)由衣ちゃんにはすげー悪いなと思うけど、こうなったらもう関係あらへん」
などと語り、綾野剛さんに対して宣戦布告しました。
ガーシー議員はさらに、かつて攻撃対象としていた俳優・新田真剣佑さんにも言及し、真剣佑さんの代理人弁護士から、「警察から何度も被害届を出すよう勧められたが、ウチの新田はお金の問題も解決しましたし、今後ガーシーさんと揉めるつもりはありません。もう全て終わったと思っております。そのため警察サイドにも『被害届を出す気はないので勘弁してください、もう連絡もしてこないでください』と伝えました。だからガーシーさんと揉める気はないです」
という趣旨の連絡が来たとし、これによって真剣佑さんに対する攻撃は行わないことも明らかにしました。
この一連の発言に対して週刊誌『フライデー』は、ガーシー議員が暴走によって自分の首を絞める結果になっているとし、「当局への心証は明らかに悪いし、ここから綾野さんに新たなネタを投下すれば、容疑が積み重なることになる」
とスポーツ紙記者が指摘しています。
また、ガーシー議員に近い関係者も、「完全に戦闘モードに入ってしまった。おそらくこれから未公開のネタを投下していくつもりなのでしょう。これだと周囲の人間もかばい切れなくなる」
と語っています。
そして、ガーシー議員が綾野剛さんに再び宣戦布告したことなどに対しネットでは、
- ガーシーもうやめろよ いい加減頭おかしいわ
- 喧嘩売って買われたら怒るのダサくない?
- 弱いイヌほどよく吠える
- 外国で吠えてないで直接やり合えるもんならやってみろよ
- これが先進国日本の国会議員www
- ケンカ売ったのはお前だろ
- 自業自得だろ 何を被害者ヅラしとんねん
- 名誉毀損で訴え返す笑
- 裁判にカメラは入れないだろ
- この人なんで訴えられないと思ったんだろ?
- 綾野剛の方が筋が通ってる 意味不明な逆恨みで喧嘩を売ったのはガーシーの方なんだから
などの声が上がっています。
ガーシー議員の代理人を務める弁護士は以前、「誰が告訴しているのか分かった結果、さらなる名誉毀損等はやらないでください」
とガーシー議員に伝えていることを明かしていました。
しかし、ライブ配信で綾野剛さんの名前を出した上で宣戦布告まで行い、さらに名誉毀損で訴え返すとまで言い放ったのは驚きですね。
綾野剛さんが刑事告訴に至った原因はガーシー議員の暴走にあり、昨年3月に行った配信の中で、元『NMB48』の松岡知穂さんが未成年だったころに飲酒や淫行をしたという話や、『AKB48』の柏木由紀さん、元『櫻坂46』の松平璃子さん等と親密な関係にあったこと、ロックバンド『RADWIMPS』のギター・桑原彰さんに対する暴行トラブル等を明かしていました。
これらの暴露に対して綾野剛さんの所属事務所『トライストーン・エンタテイメント』が事実無根だと完全否定したところ、ガーシー議員はブチギレ激怒してYouTube等で綾野剛さんに対する攻撃を続け、それによって綾野さんのイメージが悪化し、出演していたCM契約が突如終了するなど様々な被害を受けました。
それだけに綾野剛さん側が刑事告訴に踏み切るのは当然の話で、これに対してガーシー議員が「ケンカ売ってきた」と表現し、さらに攻撃をするというのは理解できないですが、是非ガーシー議員も名誉毀損で訴えて裁判で決着をつけてほしいですね。