元暴露系YouTuber・国会議員のガーシーさん(本名=東谷義和 52歳)が旧友・音畑柊さんのYouTubeチャンネルに登場し、炎上騒動に発展した落語家への転身宣言や政界復帰について言及し、ネット上で物議を醸しています。
ガーシーさんは動画で、昨年3月に参議院議員の除名処分を受けてから1年が経ち、実は総理大臣とか狙っている?と問われると、「なりたいと思わへん」と否定したうえで、「俺がもしそういうところに入るとしたら村長とか市長とか。要は小さい町の村おこしをするために、俺が知名度を使って村おこしをやってみたいなって気持ちはある」
と語り、地元の兵庫県伊丹市の市長など、町おこしを目的に地方自治体の市長選挙に出馬する可能性はあると明かしました。
続けて、一連の騒動を経て落語家転身を決意した理由を語りました。
ガーシーさんは6月4日にトークライブを行い、その中で「2度と暴露はやらない」と宣言したうえで、10月から「東笑亭ガーシー(とうしょうていガーシー)」という高座名で落語家として活動していくと宣言しました。
落語家になるには、プロの落語家に弟子入して修行を積むのが一般的ながら、ガーシーさんは弟子入りせず独学で落語を学ぶと語り、これに対して世間だけでなく、亭号(屋号)が同じ読みの落語家・東生亭世楽さん(とうしょうてい・せらく 53歳)ら一部落語家たちからも反発の声が上がるなど、大きな波紋を広げました。
YouTubeでは落語家転身の理由も語り、「俺が尊敬すべき人から、『お前の能力の高いところは“べしゃり”。そこは天才的やから、落語ができるとは言わんけど向いてんじゃないか』と言われた。それに加えて、『犯罪者の烙印があるから、今テレビに出たりするのはハードルが高い。でも、落語家としてお前の名前が認識された時には、色んな人が絡みやすくなるしオファーをしやすくなる。そういう状況を作っていけ。せっかく影響力を身に着けたのに、“ダークヒーロー”のままおったらアカン』と言われた。」
としています。
また、ある落語家からも「絶対にいいと思います」と言われたほか、どこの一門にも入らなくても問題ない、弟子入りはあくまでも“しきたり”で、絶対に守らなければいけないものでもないとのアドバイスを受けたといいます。
その上でガーシーさんは、「立川談志師匠も言ったけども、できるヤツは最初からできると。師匠につかなくても最初からできんねんと。そこにお客さんがいて喋って成立したら、それは落語やと。誰が落語かどうか認めるかって言ったら、お偉いさんじゃなくて観に来てるお客さんやって。確かにその通りやと思った」
と語り、そして大親友から「東笑亭(とうしょうてい)ガーシー」との名前をもらい、落語家デビューすることを決断したとしています。
落語家転身を巡っては、本当に反省しているのかと批判の声が上がっているものの、「めちゃくちゃ反省してるし、出来ることなら被害者の方々にちゃんと謝りたい」とし、「俺は一生暴露しないって誓ってるし。そんなことしてブタ箱に入りたくないし、これからは人を傷つけることはしたくない。笑いになるような風刺はするかもしれないけど、基本は絶対にやらないから。そんな単純な考えでやってない」
などと語っています。
そんなガーシーさんに対してネット上では、
- やっぱこいつ反省してないんだな
- 落伍者が落語とは、落語も舐められたもんだわ
- 国会議員になっても何ら仕事しなかった輩が何言ってんだ
- この期に及んで、政治家としての能力があると思っているのが滑稽
- 地道に働くなんて馬鹿馬鹿しくてやってられませんと。知名度活かして楽に生きたいですって言えよ。
- 人前に出る仕事はしないで欲しい
- 都合が悪くなると逃げ回る無責任な人に需要はない
- 被害者に対して必要な賠償をし、罪を償い、過ちを繰り返さないと反省しているなら、非合法な仕事じゃなければ、別に何をしたっていいと思う
などの声が上がっています。
ガーシーさんは、同じく旧友の『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんのYouTubeチャンネルにも出演し、落語家転身の理由などについて語っています。
落語家になろうと思った理由の1つとして、様々な暴露によって悪化したイメージを払拭したいとの思いがあると語り、以前のようにただ単にSNSで活動するのではなく、イメージを変える一つの手段として落語を始めようと思ったとしています。
また、「東笑亭」という屋号を今後売買するといった話をしたものの、これはあくまでも冗談とし、落語家たちをリスペクトしていてバカにしようと思ってやるわけではないと弁明しています。
今後の活動については、新たに開設したオンラインサロン『ガーシーといっしょ』(一般会員:月額500円 VIP会員:同9,800円)で10月に落語の配信を予定し、イベント会場を借りて無料で落語を披露することも考えているといいます。
弟子入りしなければ「落語家」としては認められないというしきたりについても、絶対にプロになりたいというわけでもないため、アマチュアで活動していき、話を聞いてくれる人がいればいいとしています。
ガーシーさんは、悪化したイメージの回復、またこれから生きていくための手段として落語への挑戦を決めたといい、ネット上では批判の声が多く上がっていますが、一応ガーシーさんは今後2度と暴露はしないと誓い、世の中に迷惑を掛けるようなことは一切せず、真面目に生きていくと語っているため、社会復帰に向けた今後の活動を支持する声も多く上がっています。
ただ、ガーシーさんは裁判で、今後またYouTubeやSNSで配信活動をするのか問われた際に、「配信は一切しません」「(配信をしないと)誓います。もうめんどくさい」などと語っていたにも関わらず、5つの罪で懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けてからすぐにSNSを再開、YouTubeに出演しています。
そのため、反省や謝罪の言葉なども信用はできないですし、表舞台での活動に対して疑問を抱きますが、いずれにせよ、今後また人を傷つけたり、世間に迷惑を掛けるようなことがないようにしてもらいたいです。