エヴァンゲリオン制作会社ガイナックス社長逮捕で波紋。10代少女に準強制わいせつの疑いも容疑否認…画像あり

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ガイナックス

『新世紀エヴァンゲリオン』などの制作を手掛けたアニメ制作会社『ガイナックス(GAINAX)』の社長・巻智博容疑者(まき・ともひろ 50歳)が、声優志望の少女に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ容疑で逮捕されたことが明らかになりました。

<↓の画像が、逮捕されたガイナックス社長・巻智博容疑者の写真>
ガイナックス社長逮捕報道

警視庁捜査1課の発表によれば、巻智博容疑者は今年2月6日~23日の間に合計4回、「プロダクション女子寮」と称する東京都足立区内の自宅マンション室内で、声優志望で所属契約をしていた10代後半の少女に対して「エヴァンゲリオンの制作に携わっていた」「芸能人として撮られるための訓練だ」と伝えて上半身裸姿の写真を撮影したほか、「足がむくんでいるからマッサージをする」などと言って体を触った疑いが持たれているとのことです。

ガイナックス社長が準強制わいせつで逮捕報道の内容

取り調べに対して巻智博容疑者は、「お願いされて写真を撮っただけだ。事実は違う」などと容疑を否認していますが、10代の少女は2月に警視庁へ被害届を提出していました。

ガイナックス社長が容疑を否認

警視庁捜査1課によれば、巻智博容疑者は事件当時、2018年6月に自ら設立した声優育成会社『ガイナックスインターナショナル』の社長を務めていて、被害届を提出した少女を含めて複数の女性と声優契約を結び、その後10月に『ガイナックス』の社長に就任したといいます。

巻智博容疑者が社長を務めていた声優育成会社『ガイナックスインターナショナル』は、今年に入ってから新人オーディションを実施し、タレント養成・育成などの事業を手掛けていましたが、多額の負債を抱えていて活動実態は無かったといい、「プロダクション女子寮」と称していた自宅マンションには10~20代の複数の女性が出入りし、20代女性らはマンションに暮らしていたことから、捜査当局はさらに調べを進めていくとしています。

ガイナックス社長の準強制わいせつ疑い

そして、10代の少女は巻智博容疑者の逮捕を受けて、代理人弁護士を通じてコメントを発表しており、「私は私なりの目標をもって芸能界に足を踏み入れることにしました。容疑者の行為は芸能界のことを何もわからない私たちの気持ちを悪用する物凄く卑劣でひどい行為だと思います。何より今後同じような悲しい思いをする人がでないことを心より願います」と訴えています。

また、少女の代理人を担当のレイ法律事務所は今回の事件で、「当職らは、被害者ら代理人として、マスコミ各社に対して、被害者情報の取り扱いについて、個人の特定がなされることのないよう慎重な配慮を求めます」と呼び掛けています。

この事件に対してネット上では、

  • 撮っちゃダメだ!撮っちゃダメだ!撮っちゃダメだ!
  • 女子寮あるなら余罪ありそうだな
  • 泣き寝入りしている人もいそうだな
  • こういうのは氷山の一角なんやろうな
  • 最低すぎるな 完全に変なマンガの読み過ぎ
  • オタクの妄想を地で行く犯罪
  • そりゃ庵野も離れるわけだわ
  • 声優業界ってこういうの多そう
  • 声優業界あるあるじゃないのか、こういう事件は
  • 仕事もらうために、このおっさんの言いなりになった少女が何人もいるんだろうな
  • 今ガイナックス何やってるんやろ?って思ったら何もやってなかったわ
  • この会社はもうただの抜け殻やろ
  • 今のガイナックス 、初期の主力スタッフがみんな抜けてしまって版権管理とかゴタゴタしたところにどっかの誰かに乗っ取られてる感じみたいね。
    ずっと社長をしてた山賀さんがいなくなってるし、役員が皆知らない人になってる

などのコメントが寄せられています。

『ガイナックス』ではかつて、『ふしぎの海のナディア』、『トップをねらえ!』、『新世紀エヴァンゲリオン』などを手掛けたアニメーター、映画監督の庵野秀明さんが取締役を務めていましたが、2006年にアニメ制作会社『カラー』を立ち上げ、同社を離れています。

その後も主力スタッフの退社が相次ぎ、2011年にはアニメーターの大塚雅彦さんと今石洋之さんがアニメ制作会社『スタジオ・トリガー』を設立して退社、さらに吉成曜さん、すしおさん、貞方希久子さん、山口智さん、錦織敦史さん、上村泰さん、白石直子さんといったスタッフも退社し、『新世紀エヴァンゲリオン』などの版権も『カラー』に売却しており、2016年時点での年商は2011年と比較して10分の1までに低下しており、2015年以降はアニメ制作が途絶えています。

こうして『ガイナックス』はかつての勢いを完全に失い、迷走をする中で、10月に社長に就任したばかりの巻智博容疑者が準強制わいせつ容疑で逮捕されました。

巻智博容疑者は卑劣極まりない犯行を繰り返していた様子で、被害届を提出した少女以外にも同様のことをしていた可能性が十分あり、徹底的に調べ上げて厳罰を下してもらいたいものです。

なお、逮捕容疑の準強制わいせつ罪の刑罰は「懲役6ヶ月以上10年以下の懲役」となっており、国内の刑事司法では起訴された場合の有罪率は99%とされていますが、初犯で被害者側と示談が成立するなどした場合には不起訴、もしくは執行猶予付きの判決が下される可能性もあります。

巻智博容疑者は今回の事件で少女に大きな精神的ダメージを与えただけでなく、『ガイナックス』の社長を務めていたことによって、『新世紀エヴァンゲリオン』など様々な人気作の名を汚しており、現時点では容疑を否認しているとのことですが事実であれば罪を認め、しっかりと償ってほしいものです。

参照元
  • https://mainichi.jp/articles/20191205/k00/00m/040/066000c
  • https://www.yomiuri.co.jp/national/20191205-OYT1T50191/
  • https://www.sankei.com/affairs/news/191205/afr1912050025-n1.html
  • https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52982670V01C19A2CE0000/
  • https://www.oricon.co.jp/news/2150291/full/
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