2014年から活動を再開した4人組ロックバンド『ウルフルズ』のリーダーで、ギタリストのウルフルケイスケさん(本名=岩本圭介 52歳)が19日、ソロ活動への専念を理由にバンド活動を休止することが明らかになりました。
これはバンドの公式サイトなどを通じて発表されたもので、「ウルフルケイスケ(Gt)は、ウルフルズとしての活動をお休みすることになりました。メンバー・スタッフで話し合いを重ねて参りましたが、『ソロ活動に専念したい』という本人の意思を尊重し、今回のご報告に至りました。応援してくださるファンの皆様ならびに関係者の皆様には、突然のお知らせとなりましたことを心よりお詫び申し上げます。ウルフルズは1992年にデビューし、昨年は25周年を迎えることができました。ひとえに支えてくださる皆様のおかげと感謝申し上げます。ウルフルズは、3人で新たな音楽をお届けすべく、引き続き心をこめて活動して参ります。今後ともウルフルズとウルフルケイスケの活動に、どうか変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。」
と報告しています。
<↓の画像は、『ウルフルズ』の公式サイト掲載のウルフルケイスケさんの活動休止発表>
『ウルフルズ』は、ウルフルケイスケさんがバイト仲間だったボーカルのトータス松本さん(本名=松本敦 51歳)に声をかけて1988年に結成されたバンドで、バンド名の由来は、ウルフルケイスケさんが当時お気に入りだったレコードジャケットの帯に書かれていた「ソウルフル」という文字が、改行によって「ウルフル」に見えたことから『ウルフルズ』と付けられたといいます。
<↓の画像が、ウルフルズのメンバー写真>
(左からベースのジョン・Bさん、ボーカルのトータス松本さん、ドラムのサンコンJr.さん、ウルフルケイスケさん)
バンド結成から4年後の1992年5月にはシングル『やぶれかぶれ』でメジャーデビューし、キャッチーなメロディーやユーモア溢れる歌詞などによって、9枚目のシングル『ガッツだぜ!!』、10枚目のシングル『バンザイ 〜好きでよかった〜』、3枚目のアルバム『バンザイ』が大ヒットを記録し、1996年に『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、一躍大人気バンドとなりました。
その後も『ウルフルズ』はヒット曲を生み出し、2001年には21枚目のシングル『明日があるさ』(坂本九さんのカバー曲)で2度目の紅白出場を果たしましたが、メンバーのソロ活動が徐々に増えていき、2009年8月をもってバンド活動休止を発表しました。
それから約4年半後の2014年2月にバンド活動再開が発表され、全国ツアーや野外コンサートを開催したほか、様々なメディアにも露出し本格的に活動を再開させ、昨年5月にはCDデビュー25周年を迎えました。
そうした中で、『ウルフルズ』のリーダーでもあるウルフルケイスケさんの活動休止が突然発表されネット上では、
- ケーヤンいなくなったらウルフルズじゃないよね?
- ウルフルケイスケが抜けたらウルフルズじゃなくなるじゃないか!
- いつもにこにこのけーやんが!?え!?ウルフルズといえばトータスと思わがちやけど、ウルフルズを大きな愛で包んでるのは、けーやん。そのけーやんが!?よほどの想いがあったのでしょうね。うわー、これ、修復厳しいのかなぁ…
- ええバンドやのに、ハウンドドッグみたいな流れになりそうやん
- トータスさんとの確執が再燃してしまったのかな?どうしても人と人には波長が合わないとかありますからね。それはもう良い悪いとかの問題ではないだよね。
- ジョンBもやったりやめたり…トータス松本の影響力が強すぎるんだろうなぁ
- 所詮ウルフルズはトータス松本のワンマン経営。メンバーと確執があったら自分の意見通すために追い出したりしてるんじゃ。くるりの岸田みたいに
- ウルフルズもいろいろと今は大変だろうけど、辞めるって言ってるわけじゃないので、3人でしばらく続けていってもらいたい
などのコメントが寄せられており、トータス松本さんとの不仲が原因なのではないかという憶測などが飛び交っています。
『ウルフルズ』ではかねてからトータス松本さんとウルフルケイスケさんの不仲説が囁かれており、本人たちもそのことについては言及したことがあるのですが、実際にそこまで悪い関係にあるのかどうかは定かではなく、これまで30年も活動しているメンバー同士ということから、ただ単に不仲だからという理由でバンド活動休止を決意したわけではない可能性も十分あります。
ちなみに、デビューから7年後の1999年には、ベーシストのジョン・Bさん(本名=黒田利博 別名=ブラック田ヨンピル 50歳)が、目指す音楽性の違いを理由にバンドを脱退していますが、2003年にはバンドに復帰しています。
ウルフルケイスケさんの場合はあくまでも活動休止で脱退したわけではないため、また数年後にメンバー4人が揃った姿を見せて欲しいなと思いますし、今後のソロ活動にも注目していきたいですね。