お笑い番組『エンタの神様』(日本テレビ系)に「アクセルホッパー」名義で出演し、「パンパンスパパン、バカテンポ」と言うリズムネタで一世を風靡したピン芸人・永井佑一郎さん(44)が、ツイッター上で「うつ病」を患っていることを公表し話題になっています。
永井佑一郎さんは冒頭で、「楽になりたいから書かせてもらいます。自分のために書かせてもらいます。甘えです。でも書かせてください。そして、これを書いたことをきっかけに、次これしよう!とかだったり 目標を立てそれに一日一歩ずつ何かしら行動できる自分に戻れるようになりたいです。」
などと綴り、うつ病を患っていることを告白しています。
続けて、10年以上前から安定剤を服用していることを明かした上で、これまでは仕事に影響が及ぶレベルではなかったものの、ここ2年で症状が悪化し、睡眠薬も服用するようになったといい、最近では薬を飲んでも寝られない日もあると明かしています。
また、芸人になってから20年以上、どんなに体調が悪くても仕事を休んだことは無かったものの、マネージャーに先日、仕事を止めて欲しいと伝えたそうです。
永井佑一郎さんは昨年5月末をもって、デビューから所属していた『吉本興業』を退所し、現在はそこまで多くの仕事を抱えているわけではないものの、心が追いつかない状態にあるとしています。
さらに、「今はちょっと辛くて、日々の記憶もあまり無くて、助けて欲しいのが本音です。こないだ倒れてしまい救急車に運ばれました。だましだましやってきたけど、ついに来てしまったか。といった感じです」「僕は本当にお笑いを諦めるとかを1ミリも思った事がなくて、俺にはお笑い芸人以外は絶対にないと思っていました。でも、正直ここ最近その思いが少しだけ、ほんの少しだけ、ほんのほんの少しだけ揺らいでしまいました」
と、体調の悪化によって芸人引退も考えるほどになっていると明かしています。
症状が悪化した2年前から症状の改善方法を調べ、行動に移しているといい、「今日、ここに書かせてもらったことで心が回復して、このうつ病をいじってもらえるようにしていきたいです。」とした上で、「今の本音。楽になりたい。助けて欲しい。お笑いを全力でやれる日が来て欲しい。」と、切実な思いを綴っています。
そして、“アクセルホッパー”こと永井佑一郎さんのうつ病告白に対してネット上では、
- ポンポンスポポン大好きなのに・・なんてこった
- 無理するなと言ってやりたい
- エンタ芸人とか心臓に毛が生えた奴ばかりだと思ってから意外
- やっぱ躁鬱なんだな ノイローゼでもないとあの芸風は維持できまい
- エンタで人気をでっち上げられしまったせいで、この後が生き地獄になってしまったんだろうな
- うつ病は発症した人にしか分からん苦しみ有るからなぁ。鬱は甘えとか言う奴は責任感弱い奴がよく言う事
- 10年も服用していて治らんのなら薬やめたらええのに。わし、診断書のある鬱診断受けて半年ほどで薬やめたがなんとかなったわ
- 自分も眠剤ないと眠れないし、途中で起きてそこから眠れないのが10年以上だから分かる…と言いたいとこだけど、職業向いてないんじゃないか?
- 可哀想に 脳に大きな傷がある状態だもんね 俺の親友今治療中だけど、島状に記憶喪失になったり視野もかけるしPCのキーボードの文字が消えたりすると言ってた 早く治ると良いな
などの声が上がっています。
永井佑一郎さんは今年8月から、お笑いコンビ『響』などが所属する『ビクターミュージックアーツ』で活動しており、今月8日には事務所移籍後初めて学園祭に出演したことを報告していました。
また、昨年11月には新たなYouTubeチャンネルを開設しており、芸人仲間等とのトークやネタ動画などを投稿し、特に変わった様子はみられませんでした。
ただ、昨年11月に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(ABEMA)に出演した際、2006~2008年ごろに出演していた『エンタの神様』でアクセルホッパーとして大ブレークするも、リズムネタに対しては様々な葛藤があったと告白し、ネット上では「トークのできないキャラ芸人」などと揶揄され、批判的なコメントも多く寄せられて精神的に追い詰められていたと告白していました。
先月に週刊誌『フライデー』に掲載されたインタビューでも、「自分にはいろんなネタがあるのを認識されないまま、キャラだけがスゴい勢いで有名になったことが悔しかった」などと語っていました。
そんな永井佑一郎さんは、根が真面目でストイックな性格をしているなどと、元相方の幼なじみがYouTubeで共演した際に明かしており、永井さん自身もフライデーの取材に「とにかく何か考えていたいタイプ」と語っていて、そうした性格もあって1人で色々と悩み、自分を追い詰めてしまった部分もあるのかもしれないですね。
10年以上前から安定剤を服用しているといい、そう簡単に治るものではないと思いますが、しばらくゆっくりと休んで、今後またいつか元気にネタを披露する姿を見せてほしいです。