6月末から日本1周の旅企画を始動させた、自称・少年革命家の不登校YouTuber・ゆたぼんさん(本名=中村逞珂 なかむら・ゆたか 13歳)が、“大赤字”を理由に投げ銭を呼びかける動画を公開し、ネット上で再び批判などが殺到し炎上状態になっています。
ゆたぼんさんは、【ゆたぼんスタディ号で日本一周して日本中の人に元気と勇気を届けたい!】として、クラウドファンディングサイトで支援を募り、147人から487万2,111円(目標金額:380万円)の支援を受けて、6月末から父親と2人で全国を周る旅に出ました。
<↓の画像は、ゆたぼんさんと父親・中村幸也さんの写真>
なお、このプロジェクトで集めた集めた資金の使い道は、全国を周る軽トラック(ゆたぼんスタディ号)の購入費用、車両改装費、企画の活動費用、他にリターンに関わる諸経費等としていました。
旅の様子はYouTubeなどで公開し、東京からスタートして現在は福岡県に滞在しているそうなのですが、新たにアップした動画は『【緊急報告】日本一周できません』と題して、資金不足によって企画継続が困難な状況にあることを明かしています。
ゆたぼんさんは動画で、「緊急で動画を撮っているんですけど、このままだと日本一周できません。あと7県でゴールなんですよ。で、実は…大赤字です。マジで大赤字でお金がなくて、特にガソリン代が高いんですよ。今現在で、ガソリン代だけで50万円以上かかっていて、本当に大赤字なんですよ。このままやと、日本一周も厳しくて、それで皆さんに投げ銭をしてほしいです」
と語り、追加の支援金を求めています。
続けて、「その代わりYouTubeで楽しませます。これは路上パフォーマンスと同じで、物乞いとかそういうのじゃないです。YouTubeで見ているみんなを楽しませます」「俺に『最後まで日本一周頑張って!』とか『最後まで自由に楽しんで!』とか『遊んでもいいから自由に使って!』と言ってくれる人だけ投げ銭してください」
と呼び掛けています。
そして、この動画に対してネット上では、
- 赤字?クラファンの金でやってるんだよな?
- そもそもなんで旅行して黒字にしようとするの?
- 父親が単発バイトしてでも凌ぐという思考に至らないのがな…
- 父親が出せよ 保護者だろ 根本的にこの一家はおかしい
- これはYouTube規約違反じゃないですか?親が子供を使った物乞い行為だから警察や役所に通報できますよ
- アンチとは違って儲かってるし、モテてるって煽ってたじゃん。金あるんでしょ?
- 「不登校でも生きられると知れ」とは何だったのか…オマエ全国の不登校者に俺みたいに乞食やれと喧伝する気か?
- 再生数で自分で稼げよ YouTuberってのはそういうもんだろ 根本的に甘えてる 甘えてる乞食が革命家とか聞いて呆れるわ
- 過去に日本一周とかYouTuberいたけどみんなYouTuberで稼いだ金で切り詰めながら旅してるよ
他人に恵んでもらって運転させて旅をして、俺は革命児だどんなもんじゃーいってやって痛い勘違い野郎でしかない - みんなを楽しませる動画が作れるんなら、こんな乞食みたいなことしなくても稼げてるはずだろ
動画がつまらないからこうなってるってことを理解して、動画で楽しませるとか出来もしないことを言うのはやめろ
などの声が上がっており、再び炎上状態になっています。
ゆたぼんさんはこの企画を立ち上げた際にも、なかなか支援金が集まらなかったことで知り合いのYouTuber等に生電話して支援を要求し、中には連絡を無視したYouTuberがいたことを明かした上で、「自分が都合いいときだけ電話してきて」「人が困ってるときに助けてくれないって、ホントひどい」などと自分本位の言動をしていたことで、ネット上で物議を醸していました。
また、この企画の目的は、全国にある不登校の施設、フリースクール等も見て回りながら、「不登校の子、苦しんでる子、もちろん子供だけではなく、大人にも会いに行って話をしたいと考えています!いろんな人に元気と勇気を与えてあげたいです!」
としていたのですが、不登校児などと会った際の映像が無い一方で、豪華な食事やアトラクションで遊ぶ姿などを公開し、ネット上では「日本一周の目的って何?」「ただ遊んでるだけ」などの声が上がっていました。
さらに、7月ごろからはPayPayのQRコードをプリントしたチラシを配布し、出会った人たちから支援を募っていたことも判明しており、PayPayの規約では知人以外からの送金は禁止されているため、これもまた規約違反として炎上騒動に発展しました。
なお、この行為についてゆたぼんさん本人は、「支援と募金って違うと思う」「PayPayで支援してくれた人には、(リターンとして)写真撮ったりしてる」などと持論を展開し、規約違反にあたらないと主張していましたが、その後ゆたぼんさんが配布していたPayPayのQRコードは利用できなくなっており、アカウント停止になったのではと推測されています。
そして、今回はYouTubeで追加の支援を呼び掛けているのですが、人に頼る前に自分の力で稼げ、車ではなく自転車等を使えといった声のほか、旅に同行している父親が子供に“物乞い”をさせるな等など、もっともな意見が多々寄せられています。
ゆたぼんさんは、不登校の小学生YouTuberとしてメディアに取り上げられた当初は大きな注目を集め、2018年に投稿した動画の再生回数は550万回を超え、他にも100万回以上の再生を記録する動画がありました。
しかし、度重なる炎上騒動もあってアンチは増える一方でファンは増えず、現在は動画の再生数が2万回に届かないものも多く、今回の“物乞い”動画に関しても複数のメディアに取り上げられて話題になるも再生数は5万回以下、高評価も200件以下と寂しい数字となっています。
こうした状況もあって収入が激減し、改めて支援金を募り始めた可能性はありますが、全国を周って元気や勇気を与える、YouTubeの動画で楽しませる等と言っているものの、当初の目的は全く達成できていないように感じますし、動画の再生回数も全く伸びていないことから、このタイミングで企画を辞めたらどうかと正直思いますね。
ちなみに、今回の件でゆたぼんさんの父親・中村幸也さん(42)は『東京スポーツ』(東スポ)の取材に応じ、クラウドファンディングで目標金額よりも100万円以上多い支援金を集めたものの、交通費などが馬鹿にならないと明かし、「食費は別に計算していたが、全体の見立てがちょっと甘かった」「このままだと本当に中止になってしまうかもしれない」などと語り、投げ銭を呼び掛けているのですが、果たして再び支援金を集め、全国を周りきることはできるでしょうか。