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デルタパートナーズと画家・モデルの訴訟問題が波紋。文春オンラインが芸能事務所がタレント提訴報道、ネットで批判噴出

ゆきぽよの事務所で退所トラブル。社長が所属タレントAと裁判沙汰、損害賠償請求で物議。パワハラ疑惑も浮上し…

モデル・タレントの“ゆきぽよ”こと木村有希さん等が所属する芸能事務所『デルタパートナーズ』が、所属タレントの油彩画家・A子さん(29)の退所を巡ってトラブルに発展し、約7,000万円の損害賠償を求めて裁判沙汰になっていることを週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が報じており、ネット上で物議を醸しています。

A子さんは『文春オンライン』の取材に応じ、辞めたいと伝えたのに事務所は辞めさせてくれなかった。賠償金についても全くの言いがかり、私は3ヶ月しか活動していない。これまでも社長から恫喝めいたモラハラ、嫌がらせを受けていたと涙ながらに語ったとしています。

<↓の画像は、画家・モデルとして活動のA子さんの写真>

A子さんは画家としてはまだ経歴が浅いことから、副業でレースクイーンやモデル活動なども行っているといい、昨年行われた単発のウィッグモデル・オーディションに参加し、最終審査に合格後の昨年3月末に、オーディションの主催者である『デルタパートナーズ』の小泉宗弘社長(46)と顔を合わせたとしています。

その時に小泉宗弘社長はA子さんのプロフィールを見て、東京藝術大学の大学院卒で画家としも活動していることに関心を示し、「俺も絵が好きなんだ」と言って「モデルだけでなく絵の仕事もしよう」と誘われ、その時にマネージャー的な立場の人物として、小泉社長の後輩にあたるY氏を紹介されたそうです。

そこからA子さんの絵画プロジェクトが進行したといい、「社長は私を有名画家に育て上げ、自分は有名画家を育てたプロデューサーとして『先生』と呼ばれたい、なんて話をしていました」とA子さんが明かしています。

絵画プロジェクトが立ち上がったのは昨年4月で、小泉宗弘社長は新型コロナウイルスをテーマとした作品を描くことをA子さんに要求し、A子さんもその期待に応えるために作品制作を行ったそうなのですが、「連日深夜に、社長やYさんから引っ切り無しに電話がかかってきて社長の夢物語のような話を聞かされたり、作品に対しての意見を言われたのですが、2人とも絵画の知識がなく、無理難題が多かった。ある時はiPhoneの待ち受けにあるような、宇宙から見た地球の画を見せられ、『こういうのを描くべきだ』とリクエストされました。それもいい機会かと自分に言い聞かせ、頑張って描きあげました。5月ごろ『プロジェクトをすすめる上で専属契約がしたい』と小泉社長に言われ、契約書を作成することになりました。でも、その契約書にサインをしてしまったのが全ての間違いでした」と語っています。

事務所との契約書は2部用意されていたものの、A子さんには渡されなかったといい、契約期間は3年、契約終了後2年は同業他社への移籍を禁止することが書かれていました。契約開始の期間は空欄だったと記憶しています。既に決まっていた画家としての仕事や個展の開催などについては、契約書に拘束されるものではなく、『好きにやっていい』『契約は来年度から』と口約束で決まり、サインをしました。契約書にサインをした後、社長は『次の仕事があるから』と契約書を2部とも持っていってしまいました。後日、『1部は私が保管したいです』と伝えたのですが、結局渡してくれなかったと説明しています。

契約書にサインしてから1ヶ月後の昨年6月23日に東京・六本木のカフェで、A子さん、小泉宗弘社長、Y氏の3人で打ち合わせをした際、社長から罵倒されたことにA子さんは大きなショックを受けたそうです。

小泉宗弘社長に罵倒された経緯については、「社長は週に1度、私に『宿題』を出していました。その多くが『どうすれば私が画家として売れるか考えよう』といった自己啓発的な内容で、その答えを考えて、レポートとして提出するよう言われていました。(中略)ない知恵を絞り、自分なりに考えてレポートを提出した。しかし、レポートを読んだ小泉社長は、納得がいかなかったようで、『考えが甘い』と、もの凄い剣幕で延々と怒られました。普通に怒られるなら認識が甘い私にも非があると思います。ただ社長の怒り方というのが酷かった。カフェの店中に響き渡るくらいの怒鳴り声で、私のすべてを否定し、罵倒し続けました。傍らにはYさんがいたのですが、Yさんは社長の怒りを鎮めるでもなく、むしろ社長を持ち上げ続けていましたと説明しています。

約4時間にわたってカフェで説教され、A子さんが恐怖心から涙を流したところ、「オマエなんて画家にもタレントにもなれねえよ」と罵られたほか、「将来売れたらどうしたい?」との問いにA子さんが「動物保護や弱い人への支援をしたい」と答えたところ、「お前みたいな善人ぶってるヤツが一番嫌いなんだよ。俺は絵なんて本当は興味ないんだ」と言われ、この人に付いていけないと思ったそうです。

それ以降は小泉宗弘社長から何を言われても反応できなくなり、昨年7月19日にY氏に事務所を辞めたいとの意向を伝えるも聞き入れてもらえず、その後もY氏や小泉社長から連日のように電話がかかってくるようになったそうですが、電話が鳴っただけで身体が恐怖で固まり、外に出ることも出来ない状態になったとのことです。

精神科で診察を受けたところ、「適応障害」を発症していると診断されたため、Y氏に「契約を無効にしてほしい」と伝えたそうで、事務所とのトラブルを知人や弁護士、精神科医に相談したところ、事務所との連絡を断った方がいいと言われたため、その通りにしたといいます。

すると、Y氏からLINEで「A子のために動いてくれたスタッフもいるわけだし、小泉社長やスタッフの前で一度、話をしよう」とのメッセージが届き、A子さんも絵画プロジェクトを放棄したことは申し訳ないと思いつつも、小泉宗弘社長への恐怖心からどうしても話し合いは難しいと思い、体調不良を理由に断ったそうです。

A子さんは『デルタパートナーズ』と契約する前から、自身の個展を行うことが決まっていたため、体調が悪い中でも作品の制作を続けたそうなのですが、昨年10月にその個展が中止になったといいます。

個展が中止になった理由については、「昨年11月に、ある大手百貨店で私の個展が行われる予定でした。美術雑誌にも大きく広告を出してもらっていたのですが、Yさんから百貨店の会場や本店に『A子はウチのタレントで専属契約している。勝手に使うな』といった内容の電話が、2週間くらい毎日かかってきたそうです。広告を出した出版社にも同じように電話をかけてきたと聞いています。皆怯えてしまって、百貨店の方も画商さんも『私と関わりたくない』という姿勢になってしまい、そのまま個展は中止になりました。事務所を辞めたいという意思は既に、Yさんにも小泉社長にも伝えていたし、何より契約書を書く際にも『契約は来年からで、今年いっぱいの自分でとった仕事はやっていい』と小泉社長は言っていたのですが……」と説明しています。

そして、昨年10月16日に『デルタパートナーズ』側から「6,883万7,230円の損害賠償を求める通知書」が届いたそうで、その通知書は個展の中止や、絵画プロジェクトの中止に対する損害賠償の支払い、さらにA子さんが小泉宗弘社長に謝罪し、契約を継続することを求める内容でした。

この請求に対してA子さんは、「事務所との契約の開始は2021年からと聞いていたし、私が個展をやることは、社長も納得していたはずでした。それを無理やり中止させた上に、かかった人件費や逸失利益を払え、小泉社長に謝罪せよって、一体どういうことなんでしょうか。それに、そもそも未だに契約書ももらっていなかったので、Yさんに、まずは契約書を送ってほしいと頼みました。契約書は弁護士を通じて10月後半にやっと届きました」と語っています。

<↓の画像は、A子さんの元に届いた契約書の写真>

A子さんは昨年11月半ばに弁護士を通じて、賠償金を支払う意思がないことや退所の意思を事務所側に伝えたところ、今年4月末に事務所側の弁護士から、「通知書より106万170円増額された6,989万7,400円の損害賠償を求める訴状が届いた」とのことです。

『文春オンライン』は真相を確かめるため、A子さんに訴状を送った理由や賠償金の内訳、個展の妨害行為についての真意などを小泉宗弘社長に質問したところ、当社としては、A子の行動により被った損害について何度も協議を試みましたが、A子側が協議に応じる姿勢を見せなかったため、やむなく訴訟の提起に至ったものです。係争中の案件ですので、詳細なコメントについては差し控えます。なお、A子側から訴状及び答弁書の提供を受けてのご質問とお見受けしますが、A子側の主張には、事実と異なる主張が多く見られます。この点については、今後の裁判にて明らかにしていく所存ですとの回答があったといいます。

また、小泉宗弘社長の関係者は『文春オンライン』の取材に対して、「A子は適応障害と言っていますが、病気を理由に事務所を辞めると連絡してきた1週間後には船上パーティーに参加して、楽しんでいる姿をSNSにあげていたんです。今回の訴訟は小泉社長が、A子が“バックレた”ことを『人として許せない』と思ったことからはじまった。A子は自分から『入れて欲しい』といって事務所に所属することになりました。A子のために絵画を売るシステムを事務所が大金を払い作成した。準備して、まだ1円も回収していないのに契約を解除された小泉社長のことも考えてほしい。」と語っています。

続けて、「A子が勝手に個展を開いたことは契約違反ですし、かかった費用や逸失利益について損害賠償を求めることも契約書には記載している。パワハラ、モラハラについては見解の相違で、社長はA子のことを考え、どうやったら絵が売れるかアドバイスしただけなのです」としています。

しかし、芸能人の権利問題に詳しい『レイ法律事務所』の河西邦剛弁護士は、「約7,000万円という高額な請求は、全く実態に見合っていない不当なものです。」と指摘しています。

通知書に記載された損害賠償の内訳には、①「第三者と締結したサイト運営、運営費用として2,200万円(税込2,420万円)」、②「事業計画書に基づく逸失利益として2,185万500円(税込2,403万5,330円)」、③「〇〇〇氏への外注費について1,872万9,000円(税込2,060万1,900円)」と記されています。

これについて河西邦剛弁護士は、①は具体的根拠が書かれておらず、金額も大き過ぎると指摘、②は事務所側が勝手に計画したと主張するイベントで、2,000万円の損失というのは実現可能性が乏しいと指摘、③に関しても具体的な説明が一切ないことから謎としています。

さらに、事務所側がA子さんの個展を中止にさせたことについて、「事務所を通さずに百貨店で個展を行おうとしたことを根拠に『契約違反』を主張しているのでしょうが、契約を仮に結んでいたとしても、デルタパートナーズが行った行為は『独占禁止法』の規制する『競争者に対する取引妨害』にあたる可能性があります。度が過ぎる場合は、民事の問題をこえて、業務妨害罪で刑事告訴される可能性もあります」と解説しています。

最後にA子さんは事務所側の主張について、「事務所を辞めると連絡した1週間後に船上パーティーに参加したことは事実です。でも、それは私のことを心配した友人が元気を出してほしいと誘ってくれたから参加しただけです。適応障害というのは、小泉社長やYさんと会う、あるいは会うかもしれないと思うと、症状が出てくるんです。適応障害になってかなり沈む日もありましたが、何とか日常生活を送れるぐらいにはやっています。」と語り、A子さん側も弁護士に相談して訴訟に向けた準備を進めていると明かしつつ、「裁判は時間がかかる、それより早く社長から解放され、絵の仕事がしたい」と訴えています。

『文春オンライン』はこのように、『デルタパートナーズ』と所属タレントA子さんの契約を巡るトラブルを伝えているのですが、これに対してネット上では、

などの声が上がっています。

A子さんとみられる女性は昨年8月に自身のインスタグラム上で、パワハラによって体調を崩していたことや、医師から適応障害と診断されたことを明かしていました。

一方で、毎日のように更新していたインスタグラム等では、船上パーティーに参加したり、朝まで飲み歩いていたことを明かすなどしていたため、本当に適応障害で話し合いの場を持てないほどの状態なのか、単なるバックレなのではないかと疑念を抱かれても仕方がないかもしれません。

ただ、A子さんが主張する社長からの罵詈雑言のほか、事務所との契約についての話なども事実とすれば、事務所側に大きな問題があったと言えるでしょうし、損害賠償の金額についてもどのように算出したのかが不明で、A子さんを潰すために高額な賠償請求を行ったようにも見えることから、ネット上でも事務所に対する批判の声が噴出しています。

『デルタパートナーズ』は、看板タレントのゆきぽよさんを巡る一連の騒動で大ダメージを受けていますが、それに加えてA子さんへのパワハラ疑惑、退所を巡って裁判沙汰になっていることが明らかとなり、もしこの裁判で敗訴となった場合には、かなり厳しい状況に追い込まれるかもしれません。

『文春オンライン』の取材に対して小泉宗弘社長は、「A子側の主張には、事実と異なる主張が多く見られます」とし、これは具体的にはどの部分を言っているのかは不明ながら、事務所側にもそれなりの言い分があるでしょうし、A子さん側の主張が全て事実だとは限らないだけに、今後の裁判でどのような判決が下されるのか注目したいですね。

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