憎めない愛されキャラで抜群の好感度を誇るピン芸人・やす子さん(本名=安井かのん 25歳)が、5月30日発売の週刊誌『週刊文春』に陸上自衛隊時代のパワハラ疑惑を報じられ、イメージに大きな影響を与えかねないこのスキャンダルによって仕事への影響が懸念されたものの、今のところは“無風”状態となっています。
そして、やす子さんはこの報道に対する“贖罪(しょくざい)”の念から、さらに仕事を増やしてフル稼働すると宣言していると『東京スポーツ』(東スポ)が伝えています。
週刊文春は、やす子さんが陸上自衛隊時代の元後輩女性・X子さん(20代)の告発をもとにパワハラ疑惑を報じ、X子さんは2018年4月に自衛官候補生として入隊、同7月に京都・宇治の大久保駐屯地に配属され、1年先輩のやす子さんに出会ったといいます。
<↓の画像は、陸上自衛隊時代のやす子さんの写真>
その3ヶ月後に女子隊舎で事件が勃発したとし、「就寝時刻の22時直前、寝る準備をしていたら、安井さんが突然部屋に入ってきたんです。私と同期のA子に対して『自衛隊辞めてしまえ!』などと、ひたすら罵倒してきました」
とX子さんは当時を振り返っています。
やす子さんは突然X子さん等の部屋に入ってきて、「お前ら本当に目障り、消えろ!消えろ!」などと言い放ち、これに対してX子さんが「そういう言い方は良くないと思います」と言い返したところ、やす子さんが掴みかかってきたと告白しています。
こうしたトラブルによってX子さんはその後、「医師から『うつ状態』と診断され…」「あの事件が原因で心を病み、自衛官という職を諦めることになりました。今でもテレビに彼女が映ると動悸(どうき)がします。そんな彼女が“元自衛官”を売りにしているなんて許せません」「あの事件さえなければ今でも続けていた。そう思うと本当に悔しい」
などと語っています。
週刊文春は真相を確かめるため、やす子さんの所属事務所『ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)』に問い合わせたところ、「本人にヒアリングしたところ、X子さんを指導したことは記憶していました。ただ、ご質問の内容は、事実と異なる点があります。暴力を振るったのはやす子ではないと認識しています。X子さんに対し乱暴な言葉を使った認識はありません。当時、謝罪しましたが、騒動を起こしたことについての謝罪です」
と回答し、X子さんの主張を否定したとしています。
また、やす子さんは週刊文春に対して、「後輩への指導を頼まれ、注意をしに行きましたが、配慮に欠けた行動をしてしまい、嫌な気持ちにさせてしまったことがあったのであれば、大変申し訳なく思っています。自分自身を振り返り、より思いやりを持って行動していきたいと思います」
と、X子さんに対して謝罪しています。
この報道を受けてネット上では、やす子さんに対して批判の声も上がった一方で、自衛隊は非常に特殊な職業で、国や国民を守るために日々厳しい訓練を受けており、この程度のトラブルでメンタルがやられてしまうX子さんは自衛隊に向いていなかったのではないかとの声や、トラブルに至った詳細も不明で、何よりも事務所を通じてやす子さんがX子さんの主張を否定しているため、擁護の声が多く上がりました。
そうした結果、このパワハラ疑惑報道で炎上することなく、やす子さんはその後もこれまでと変わらずに仕事を続け、X(旧ツイッター)の更新も続けており、週刊文春の報道にはコメントは出していませんが批判もなく、報道による影響は特に受けていません。
各メディアの報道によれば、やす子さんは業界内でも非常に評判が良く、今回の報道に対して同情する声も上がっているそうで、それに加えてやす子さんを起用している番組は非常に多く、今消えてもらっては困るという制作サイドの事情もあり、今のところ仕事に影響が見られないといいます。
東スポの取材に民放スタッフは、「やす子さんは大ブレイク後も『テングになった』などという悪い評判は聞かれない。やす子さんの今回の報道の場合は上司の命令だったのかなど、詳細な背景が明らかになっていないという側面がある。続報があれば、起用に影響が出てくるでしょうが、今のところは様子見という状況です」
と明かしています。
続けて、「昨年は本人曰く、『300連勤以上』で『記憶がない』と振り返るほどの殺人的なスケジュールをこなしました。休みがあると不安になるタイプなんですよ。なので、事務所サイドは健康状態を考慮して、月2~3日の休みを取るようにさせている。ところが、今回の報道のことで責任を痛感。仕事の関係先には平身低頭で謝罪を重ねており、事務所には『もっと仕事をしたいです!』と、迷惑をかけた分、さらなるフル稼働を訴えています」
と語っています。
やす子さんは昨年12月放送の番組で、ある日の仕事のスケジュールを公開し、早朝から深夜にかけて計10本の仕事をこなしており、その1ヶ月前にはXで、「ちょいといっぱいいっぱいで、さっきちょっとドアに足ぶつけただけで、いっきになんか弾けて泣いてしまった」と投稿し、ファンから心配の声が相次ぎました。
その後、年が明けてから『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の企画「グルメチキンレース ゴチになります!パート25」にレギュラー加入するなど、今年に入ってさらに仕事が増加しています。
しかし、やす子さんは4月放送の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)に出演した際に、「最近はスケジュールが埋まってないとストレスに感じる」「月に3日休みがあった時に、マネージャーさんに『休みすぎですよね? もっと仕事を入れてください』って言ったこともあります」
と、休みなく働きたいとの願望を明かしています。
ストレス発散法は「貯金額を見ること」とし、「結局最後に信じられるのは金なんです!金だけが裏切らない!」と語っていました。
このように語っていたやす子さんはまだ20代半ばと若く、そしてわずか2年だけですが自衛隊にも所属していて、現在も有事の際に招集される即応予備自衛官として訓練を続けていることから、一般の人よりも遥かに体力はあるのだろうと思いますが、今回の真偽不明のスキャンダルに対して過度に責任を感じ、さらに仕事を詰め込んで身体を壊してしまっては元も子もないだけに、引き続き無理はしないようにしてもらいたいです。