参議院山口県選挙区選出議員補欠選挙の投開票が24日に行われ、『NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で』（略称：NHK党）の公認を受けて立候補した元迷惑系YouTuber・へずまりゅうさん（本名＝原田将大 はらだ・しょうた 30歳）が、得票数が「6,809票」で大方の予想通り落選となりました。
また、目標としていた1万票獲得とはならなかったことで、公約通りSNSからの引退を発表しました。
へずまりゅうさんは9月にNHK党からの擁立を受けて、参院山口選挙区補欠選挙への立候補を表明し、国会内で行った記者会見では、「当選確定です。悪名は無名に勝る」「（出馬に対して）家族からは『バカヤロー！反省していないだろう』と言われたが、山口県のみなさんに謝罪したい。こんな腐れ犯罪者でも選挙に出れるということを伝えたい」
などと語っていました。
実際に山口県の各地で選挙演説と謝罪行脚を行い、最終週には山口県から飛び出して広島、兵庫、大阪、名古屋、静岡でも活動、最終演説は東京・渋谷で行っていました。
そんなへずまりゅうさんは9月20日更新のツイッター上で、「【宣言】来月の山口県参議院選挙に出馬する訳やけど1万票いかんかったらSNSの世界から引退します！約束は必ず守りますオラ」
とツイートし、得票数にも大きな注目が集まっていたのですが、得票数は「6,809票」となっていました。
＜↓の画像が、へずまりゅうさんのツイート写真＞
これを受けてへずまりゅうさんは25日にツイッターを更新し、「皆様今まで世間を騒がせ申し訳ございませんでした。今回の選挙に出馬するにあたり身内に反対されました。1万票入らなければ引退と言う約束で出馬しました。今回6809票入れてくれた皆様ありがとうございました。迷惑系なんかで有名になりたくなかった。クリーンな形で活躍したかった。さようなら ありがとう」
とツイートし、このツイートをインスタグラムにも投稿しています。
＜↓の画像が、へずまりゅうさんのSNS引退宣言ツイート写真＞
ツイッターのサブアカウントも更新し、「このツイートが伸びた後に全てのSNS削除します」
とアカウントを削除することを報告しています。
＜↓の画像は、へずまりゅうさんのツイッター・サブアカウントのツイート写真＞
そして、選挙で落選したへずまりゅうさんのSNS引退宣言に対してネット上では、
- 今までの行いから約束を守るとは到底思えない
- 新へずまりゅうとかで復活しないことを祈る！
- 本人が引退したとしても他のYouTuberが視聴数稼ぎにコラボしそう
- 6809票も獲得した事自体に驚き。投票した人たちは自分たちの暮らしの行く末に興味や関心がないのか
- どうせ半年くらいしたら『引退撤回』してSNS始めると思う。
- ９９％何かしらの活動はすると強く確信している。それより執行猶予取り消されないねかな
- 一回削除はして、ほとぼりが冷めたころに復活するでしょうね。何か言われても削除はしたし！と開き直るのが目に見えてる。
- 世の中のため、人のために役に立つ生き方をこの先できるだろうか。とてもそう思えない、何度考えてみても。
などの声が上がっています。
へずまりゅうさんは今年8月に窃盗や威力業務妨害罪などの罪で、懲役1年6ヶ月・執行猶予4年（保護観察付き）の有罪判決を下され、公判では「もうYouTubeは今後やりません」とYouTuber引退を宣言しました。
しかし、判決から間もなく新たなYouTubeチャンネルを開設し、謝罪動画を公開するとツイッター上で発表しましたが、そのチャンネルは運営によって即アカウント停止（BAN）されました。
それでも諦めずに他の人気YouTuber等とコラボし、裁判では涙を流していたものの「自分の涙はヨダレと一緒なので」などと語り、一切反省していないことを明かしていたほか、保護観察付きの処分には納得できないとして控訴していました。
こうした“前科”があるだけに、へずまりゅうさんのSNS引退宣言に対しても懐疑的な声が多く、どうせまた引退を撤回して新たな活動を始めるのではと予想されています。
へずまりゅうさんは事件後に働いていたラーメン店も、アンチによる嫌がらせ行為によりクビになったことを9月に明かしていましたし、これまでの言動を見る限り、今後もネット上で活動していく可能性が高いと思いますが、公約通り各SNSアカウントを削除後に、どういった動きを見せるのか引き続き注目したいですね。