女優・のんさん(本名=能年玲奈 のうねん・れな 26歳)が、『ユニクロ』の新商品「カーブパンツ」のCMイメージキャラクターに起用されたことが発表され、ファン等の間で大きな反響を呼んでおり、さらなるメディア露出増に期待する声が多く上がっています。
のんさん出演のカーブパンツCMは22日から全国放送が開始し、球場のマウンドに立ったのんさんは見事な投球フォームを披露しています。
CMでは、野球解説者の東尾修さんがナレーションを担当し、BGMには椎名林檎さん書き下ろしの楽曲『確かな誇り』が使用されています。
そして、このCM発表を受けて『朝日新聞』は、のんさんのマネジメントを務めているコンサルティング会社『スピーディ』の福田淳社長へのインタビュー記事を公開し、福田社長はその中でのんさんのメディア露出が減少している理由、芸能界の裏側について言及しています。
のんさんは2015年に、当時所属の芸能事務所『レプロエンタテインメント』からの独立騒動が勃発し、両者の間でトラブルが起きていることが表沙汰となりました。
その後のんさんは全ての仕事を失って表舞台から姿を消し、2016年に本名でもある「能年玲奈」の名前を捨て「のん」として活動を再開しましたが、レプロ側はこれを良しとせず、泥沼の展開となっていました。
そのため、のんさんは2014年を最後にテレビドラマや映画への出演は無く、のんとして活動を再開後は主に音楽活動に力を入れつつ、アニメ映画『この世界の片隅に』で声優を務めたり、舞台や様々なCMに出演するなどしています。
そんなのんさんの現状について福田淳社長は、世間はのんさんが仕事を干され、辛い状況が続いていると見ているものの、それは誤解だとしており、「彼女は現在、マルコメやメンソレータム社・アジアパシフィック(香港)など、のべ20社とCM契約があります。事務所に所属せず、ギャラから手数料分のみを私に払う仕組みなので、おそらく日本の俳優の中でもトップクラスの手取りがあるでしょう」「仕事のオファーが絶えず、きちんと休みを取りながら仕事をしなくては、と言っているくらい」
と明かしています。
<↓の画像は、のんさん、福田淳社長、振付師の“生ゴミ先生”こと滝沢充子さんの写真>
また、弱い立場ではない?という問いに対しても、「のんは現状、テレビ番組に出ていないだけで、十分すぎるほどの経済的成功を収めているし、うちの会社は芸能事務所ではなく、コンサルタント会社。本業は企業などのブランディングで別にあり、タレントマネジメントはのんだけ。だから、芸能業界に自由にものが言える立場にある」
と説明しています。
その一方で、「僕が創業した前の会社と2016年にマネジメント契約を結んで以降、まったくテレビ番組に出ていません。民放ドラマに一度も出演できないのはおろか、情報番組のちょっとしたコメントや宣伝にさえ出ない。異常ですよね」
と訴えており、「この3年で約30件、テレビ局からのんへ、ドラマや情報番組のオファーがあった。でも、こちらが企画に納得して、いざ出演契約を結ぶことになると、テレビ局から必ず『なかったことにしてください』と電話が入るのです」
と業界の裏側を激白しています。
これが芸能界の圧力なのかという問いには、「『のんが出るなら、うちのタレントは出演を引き揚げる』といった圧力が電話で局側に入るようなのです。あるドラマでは衣装合わせまで済みながら、契約直前に『今回はなかったことに』と立ち消えになった。他にも、演奏会で詩の朗読をした際も、のんの存在は消され、もう1人の俳優さんだけがテレビで紹介されていた。理屈に合わない、ドロドロとしたことばかりが起きています」
と明かしています。
福田淳社長はこのように芸能界の裏側、圧力を暴露しているのですが、これに対してネット上では、
- 進んでた話が途中で無かったことにと言われるのはキツイだろうね。それでも頑張ってるのは素直に素晴らしいと思う。
- あまちゃんの時の大ブレイクを見てると、この人はほんともったいないことしたと思う。あのドラマで脇役だった有村架純の方が、こんなに売れてしまったのにね
- お金を稼ぐ事が彼女の夢ではないと思う。経済的に余裕があれば良いわけではなく、やりたい事をやれる環境を作ってあげて欲しい
- 理屈に合わない、正にこれなんだよな。元SMAPにも言えるが、需要がないだけなら理屈に合わない変なことが起きてる。
で、CM契約数やあまちゃんでの実績・知名度を考えれば需要がないわけないのだから、ドラマのオファーがいっぱい来てるのも至極当然の話で驚きはない。
でも実際には1本も出ていない。この社長の言っていることは現実に我々の前で起きていることを踏まえれば説得力・真実性は十分あると言えるだろう。 - 『のんが出るなら、うちのタレントは出演を引き揚げる』これは前所属事務所のレプロだけでなく、他の事務所も協力していることを示している。
闇カルテルみたいなものがあるんだろう。根が深い問題だが、潮目は変わりつつある。 - 芸能界は古い体質がずっと残ってしまっているのでしょうね。のんちゃんの清々しい姿を視聴者がもっと見たい!って結果が今に繋がっているんだと思う。
朝ドラ女優さんでも消えていく人は多いし、むしろこうやって一般視聴者が応援団になってるみたいな存在感って新しいのじゃないかな?
SMAPの三人だって能年さんだって嫌いより好きな人が断然多いと思うから - 朝日新聞は、このインタビューをただ掲載するだけでなく、子会社のテレ朝へ行って親会社の権威のもとに、インタビュー内容が真実か否か確認すべきではないか。
そして、真実ならば、テレ朝だけでも、旧来の風習を打破させるべきだし、それらの経緯についても記事にすれば良いのに。
他人事のように記事にしているが、自分たちの子会社も関係することなのだから、当事者として今後は追及してもらいたい。
などのコメントが寄せられています。
のんさんと同様に、ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの3人も独立後は見事にテレビ番組から姿を消し、CMやネットテレビ中心の活動となるなど、明らかに異常な状態になっています。
こうした問題に関する情報提供を受けた国の行政機関『公正取引委員会』は実態の調査に乗り出し、ジャニーズ事務所や民放各局に対する聞き取り調査が行われ、圧力や直ちに独占禁止法違反(不公正な取引方法)になる行為は認められなかったものの、違反に繋がりかねない状況があったと認定され、注意処分を受けました。
これをNHKなどが一斉に報じたことで世間に周知され、少しずつ独立したタレントの扱いに変化が起きていると感じるのですが、福田淳社長が語っているように「〇〇が出るなら、うちのタレントは出演を引き揚げる」といった脅しが実際に行われていたり、テレビ局側も力のある大手芸能事務所に忖度し、顔色をうかがったキャスティングは今もなお行われていると感じます。
元SMAPの3人やのんさんは非常に多くのファンを抱えており、干され状態になりながらも度々話題に上るということからも需要の高さがうかがえますし、今ドラマなどに起用すれば視聴率アップに繋がる可能性大なので、NHKも含めて各テレビ局が少しずつ番組に起用し、古い体質を改善していってほしいです。