女優・のんさん(旧芸名・本名=能年玲奈 のうねん・れな 25歳)が、契約をめぐってトラブルとなり退社した芸能事務所『レプロエンタテインメント』と極秘会談し、和解に向けての話し合いをしていたと19日発売の週刊誌『フライデー』がスクープしています。
また、『フライデー』の報道を受けてレプロ側はコメントを発表しており、「能年氏から、過去についての謝罪と、弊社にマネジメントを再度依頼したい旨の要望があり、本人との面会に至りました。」と、のんさんと極秘会談したことは事実と認めています。
しかし、現時点では「何ら解決には至っておりません。」と説明し、「当事者しか知り得ないはずの情報が事前に外部に漏れ、このような記事が出たことについては、大変不可解であり、誠に遺憾であります」としています。
のんさんは2015年1月に、以前から“生ゴミ先生”と呼んで慕っていた元演出家・振付師の滝沢充子さん(たきざわ・みつこ)と共に個人事務所『株式会社三毛andカリントウ』を設立し、事前にレプロに事務所設立を相談していなかったことなどが原因で関係がこじれてしまい、メディアを巻き込んだ事務所独立騒動へと発展していきました。
<↓の画像は、のんさんの事務所独立をスクープした当時の東スポ一面の写真>
最終的に話し合いでも解決せず、のんさんは2016年6月末に契約期間満了をもってレプロを退社、さらに「能年玲奈」という名前を捨て、「のん」という名で個人事務所『株式会社non』から再スタートを切りました。
この問題はその後も解決に至っておらず、今年4月までレプロの公式サイトにはのんさんのプロフィールが掲載されており、公式ブログやツイッターアカウントなどについては、現在も削除されずに残されているという状態にあり、レプロ側はのんさんの事務所退社を認めていません。
そうした中で、のんさん側がレプロに歩み寄り、詫びを入れるという形で関係修復を図っていたことを19日発売の『フライデー』が報じており、両者の極秘会談は10月上旬にレプロの事務所で行われたといいます。
のんさん側はこれまでレプロ側の要求を拒み続け、関係修復は不可能とも言われていたのですが、のんさん側はレプロ側との関係修復を求めているそうで、その中には再びレプロのマネジメントを受けるという話も含まれているとのことです。
レプロ側との話し合いの場にはのんさんだけでなく、かつて映画配給会社に勤め、独立後はブランドコンサルティングやタレントのマネジメント、出版業など手広くやっているヤリ手経営者のF氏も参加しており、F氏は2016年からのんさんをサポートし、現在はのんさんの個人事務所と提携してマネジメントを手掛けているそうです。
このF氏というのは、『ソニー・デジタルエンタテインメント』の元社長で、『ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント』でCSのチャンネル『アニマックス』、『AXN』を立ち上げるなどした実業家・福田淳さん(ふくだ・あつし 53歳)とみられます。
<↓の画像は、のんさん、福田淳さん、滝沢充子さんの写真>
両者の話し合いは約1時間半行われ、会談後に事務所から姿を現したのんさんは笑顔を見せ、スキップをしたり、スタッフに手を振るなど上機嫌な様子だったといいます。
気になるのは、これまでレプロとの話し合いを拒んでいたのんさんがなぜこのタイミングで、和解交渉に向けて動き出したのかなのですが、『フライデー』の取材によれば、来年1月スタートのNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』で、のんさんの「NHKカムバック」という仰天プランが水面下で進行しているそうです。
『いだてん』の脚本は、のんさんの代表作として知られるNHK連続テレビ小説『あまちゃん』を手掛けた“クドカン”こと宮藤官九郎さん(くどう・かんくろう 48歳)が担当するほか、制作陣も『あまちゃん』のスタッフで、『いだてん』の訓覇圭プロデューサー(くるべ・けい 51歳)が、「この作品のサプライズとして、どうしてものんを出演させたいんだ」と言っているようだとNHK関係者が語っています。
『フライデー』はこのように報じてはいるのですが、レプロ側のコメントなども受けてネット上では、
- やっぱり能年玲奈は能年玲奈だし、平和的に解決した方がいいと思う。お互いのためにも
- 後追い報道の事務所側のコメントを読んでいると実際は逆で事務所側から申し出たような感じもしています。恐らく大河が内定し、バーターが期待できる大きな仕事になりそうなので和解しておこうという算段でしょう。ガッキーに頼りすぎさすがに本人に疲れが見えてきているので手駒は欲しいのでしょうね。どうあれ本名が使えて大きな仕事ができる形で決着すればいいと思っています。
- 今後、どうなるか解りませんが、関係修復出来るといいですね…と同時に、のんさんが本名で活躍出来る日も期待したいものです。チームあまちゃんの活躍もたのしみにしています。頑張って下さい。応援しています。
- 実際に和解となればうれしいのですが、それが今後ののんさんの活動を制約することにならなければいいな、と思います。本名を使えなくするような事務所ですから、気を付けて話し合いに臨んでください。
- せっかく活躍の場を取り戻しつつあるのに、レプロとはあまり関わり合いにならないほうがいいような気はしますけどねぇ。
- この干された状況でも大手のCMやキャンペーンに起用されたり声優でヒット飛ばしたり、商品としては魅力的だもんなあ。今の飯豊まりえ位に事務所がプッシュすれば、すごいことになるだろうね。でも、和解すれば能年側が悪かったってことになるから、扱いの難しい子ってイメージが大きくなるね。
- 今のサブカルアングラ路線で地道にやってった方が存在価値は上がると思うけどな。売れ線に戻るにはもう少し強みみたいなのを身につけた方がいい
などのコメントが寄せられています。
もうこのままレプロとは距離を取ったまま活動していくと思っていたので、独立から2年で和解に向けて歩み寄り、さらに再びレプロのマネジメントを受けるという条件も含んでいるというのは驚きです。
のんさんのマネジメントを手掛けている福田淳さんはかなりのヤリ手で、そうした人たちのサポートもあってテレビ番組などへの出演はほとんど無いものの、ネット配信のドラマに出演したり、アニメ映画『この世界の片隅に』で主人公の声を担当したり、「創作あーちすと」として音楽や芸術関係の活動をするなどしており、さらには日本を飛び出し中華圏で『ロート製薬』の商品イメージキャラクターにも抜擢されました。
独立から2年で活動の幅がかなり拡がっており、このまま活動を続けた方がいいんじゃないかという声も少なくないのですが、やはりテレビドラマなどに出演したり、様々なタレントと共演するためには、レプロとの和解というのは必要不可欠となり、これからまた女優としての仕事を増やすために、レプロとの和解交渉はのんさんにとっては良いことなのではないかなと思います。
しかし、両者の話し合いはまだ開始したばかりで、レプロ側も『フライデー』の報道に対しては不快感をあらわにしていることから、今後どのような展開を迎えるのかはまだ分からないので、引き続きどういう形になっていくのか見守っていきたいですね。