4年前に童謡『いぬのおまわりさん』を歌う動画で一躍注目を集め、童謡歌手として史上最年少の2歳でキングレコードからCDデビューした子役・歌手の“ののちゃん”こと村方乃々佳ちゃん(6)のYouTubeチャンネルが大炎上しており、この騒動の裏側を週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じています。
炎上騒動に発展した動画は5日夜に公開された最新動画で、チャンネル登録者数50万人突破を記念して、『くら寿司』からの提供を受けて村方乃々佳ちゃんと妹の“ひーちゃん”こと日那乃ちゃん(2)が、“お寿司パーティー”をするという内容でした。
動画撮影は母親が担当し、姉妹が揃ってお寿司を食べ終わった後に「ここで事件発生…」とテロップが表示された後に、日那乃ちゃんが乃々佳ちゃんの髪の毛を指に絡ませ、笑いながら引っ張り始めました。
それに対して最初は笑顔を見せていた乃々佳ちゃんも、徐々に笑顔は消えて苦痛の表情を浮かべながら「痛い痛い」「やめて」と制止するも、日那乃ちゃんはそれを面白がってなかなか止めず、一度手を離した後も再び髪を引っ張りました。
そして、今度は乃々佳ちゃんが日那乃ちゃんの髪を掴んで引っ張り、そして日那乃ちゃんが泣き出してしまうという一部始終を公開しました。
この動画に対してネット上では、母親がケンカの仲裁に入ることなく放置し撮影を続けていたことや、最初に手を出した日那乃ちゃんを諭しつつ、妹に手を出した乃々佳ちゃんに対しても謝罪するよう求め続けたことなどに対して批判が殺到しました。
そして、後に動画のコメント欄を閉鎖したほか、この動画のサムネイル画像は当初、乃々佳ちゃんに髪を掴まれて日那乃ちゃんが号泣している場面を切り取り、「我慢の限界 ののちゃんガチギレ」との文字を入れていたことから、子供同士のケンカを晒して再生数稼ぎを狙ったものだとして猛バッシングを浴びることになりました。
<↓の画像が、炎上動画の修正前のサムネイル写真>
SmartFLASHによると、乃々佳ちゃんのマネージメントは現在、人気YouTuber・ヒカルさん、てんちむさん、元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さん等と繋がりが深い『株式会社サムライパートナーズ』がマネージメントを手掛けているといい、事務所が変わって以降、動画の内容やタイトルにも変化が見られるとしています。
記事では芸能プロダクション関係者が、「同社はヒカルのマネージャー・高橋将一氏が取締役に名を連ねており、同社社長はヒカルの“仕掛け人”とも言える入江巨之氏」「高橋氏は、元雨上がり決死隊・宮迫博之さんの“チャンネル管理人”も務めており、宮迫さんもYouTuber転身当初は、サムライパートナーズに所属していました。ヒカルさんも宮迫さんもたびたび炎上騒ぎを起こしますが、一方でセンセーショナルなタイトルやサムネイルの動画で人気を博してきた印象もあります。ここ最近の『ののちゃんねる』で再生回数が多かった動画はいずれも『ののちゃん怒る』『喧嘩勃発』『ハプニング発生』といった文言が強調されたサムネイルのものでした。“ヒカル流” の手法に染まり始めていたとも言える」
と指摘しています。
<↓の画像左から、サムライパートナーズの入江巨之社長、YouTuber・ヒカルさん>
今回の騒動の背景には、“炎上系YouTuber”の仕掛人の存在もあるとSmartFLASHは報じているのですが、これに対してネット上では、
- 子供を金儲けに使うな!
- 子供のことよりもお金に目がいっちゃったんだね。これもまたYouTubeというコンテンツがそうさせたのかね。
- 母親には金が喧嘩している程度にしか見えないのだろうか
- きちんと子どもの気持ちや状況に向き合えないのなら、動画配信なんか止めた方がいい
- カメラ向こうの親に何度も目線で助けを求めててしんどくなった。きょうだいなんてお互い痛い目見ながら成長してくものだけど、テロップ入れて面白おかしく配信するのは理解できない。
- 妹が笑いながら髪の毛引っ張っているのが怖すぎた そしてさらにそれを黙って撮影続ける親
ののかちゃん最初は笑って許してくれてんのに そこに一切触れず 一方的にののかちゃんだけが悪いみたいな感じに謝らせるって
1番謝らないといけないのは黙って見てた親だと思う ののかちゃんも髪の毛引っ張られて痛かったのに親、何も言わないのがムカついた
などの声が上がっています。
今回の炎上騒動は、サムライパートナーズへの移籍が背景にあるのかどうかは定かではありませんが、確かにここ最近、動画のサムネイルが以前に比べてセンセーショナルなものに変わっていて、動画の再生数をより稼ぐために過激なものに変化していると感じられます。
<↓の画像は、最近の動画のサムネイル写真>
<↓の画像は、1年前の動画のサムネイル写真>
再生数をより稼ぐために、ユーザーの目を引くサムネイルを設定するのは理解できるのですが、それと同時に今回の動画のように子供のケンカを撮影し続け、炎上を狙うというのは“毒親”などと言われても仕方がないと思いますし、今回の炎上によって結果的に動画の再生回数が伸び、今後さらにエスカレートしていきそうで心配になります。
ののちゃんねるの視聴者は過激な動画ではなく、子供たちが仲良く楽しく遊んでいる姿など、ほのぼのとするような動画を求めているのではないかと思いますし、今回の炎上に味をしめて、親のエゴでさらに過激な方向へいくことがないようにしてもらいたいですね。