なかやまきんに君が、逮捕の元マネージャーの詐欺事件で集団訴訟起こされる。芸能界引退の可能性も口にし…

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なかやまきんに君

昨年末時点で9社のCMに出演し、吉本興業から独立後も活躍を続けているピン芸人・なかやまきんに君(本名=中山翔二 46歳)が、“巨額集団訴訟”を起こされていることを週刊誌『週刊現代』などが報じ物議を醸しています。

先月に、なかやまきんに君の元マネージャー・飯尾雄一容疑者(51)が事務所から800万円を騙し取った疑いで逮捕され、それに続いてイベント関連会社役員の男性から850万円を騙し取った容疑で再逮捕されました。

なかやまきんに君の元マネージャー再逮捕報道

この事件を受けてなかやまきんに君は、「信頼していた元スタッフがこのような行為に及んだことに僕自身大変ショックを受けております。今後も警察関係者の皆様の捜査などに協力していく所存です。」とのコメントを発表していたのですが、週刊現代によれば、なかやまきんに君も詐欺被害者たちから、約1.6億円の損害賠償を求める集団訴訟を起こされたとのことです。

記事によれば、なかやまきんに君と元マネージャー・飯尾雄一容疑者は、約15年前に飯尾容疑者が経営していた東京・銀座の生演奏サロンで出会い、それがきっかけ親交を深め、なかやまきんに君が飯尾容疑者がパーソナルトレーナーを務めるようになったそうで、飯尾容疑者は元々「タニマチのような存在だった」と事件関係者が明かしています。

なかやまきんに君が2021年末をもって吉本興業を退所、独立後は飯尾雄一容疑者がマネージャーを務めるようになりましたが、その前から飯尾容疑者は出資詐欺でトラブルになっている曰く付きの人物でした。

なかやまきんに君は飯尾雄一容疑者の問題行為を把握していたのかは不明ながら、なかやまきんに君は飯尾容疑者を信用しきっていたようで、個人事務所『333(ササミ)』は長年交際している恋人と飯尾容疑者の3人でやりくりしていたといいます。

そして、2023年にフィットネス関連の会社を経営するA氏と出会い、飯尾雄一容疑者はA氏に対して「きんに君プロデュースのプロテインが売れているので、333の事業を手伝ってくれませんか?」と提案し、その内容は仕入れ資金を出してくれたら翌月に利益を乗せて返金するというもので、A氏はなかやまきんに君と一緒に仕事をしたいとの思いもあり、その提案を受けたそうです。

これがきっかけで、飯尾雄一容疑者から他の事業への出資も求められて応じたものの、そのお金を返すことなく“飛んだ”とのことです。

A氏は合計約9,000万円を入金したそうで、そのお金は現在も戻ってきておらず、飯尾雄一容疑者について調べる中で、他にも同様の手口で被害に遭った人がいることが分かったそうです。

もう一人の被害者・B氏は、飯尾雄一容疑者が失踪直後になかやまきんに君から連絡を受け、事務所で話すことになったそうで、「事務所には、きんに君と恋人でマネージャーのX氏、飯尾容疑者の中学時代の同級生がいたそうです。すぐ飯尾容疑者が起こした金銭がらみ及び被害者の話になるわけですが、B氏としては『飯尾氏が突然失踪した翌日に、なぜきんに君が金銭トラブルおよび10人以上の被害者を既に把握しているのか』と疑問に思っていた。しかも、きんに君はB氏の前で、自分は被害者であるという主張に加えて、『芸能界を引退しなきゃいけないかもしれない』『スポンサーに違約金を払わないといけないかも。どうしよう』と自分のことばかり心配していたようです。すると、一緒にいたX氏がきんに君に『とにかく被害者の人たちに対してすぐ補償をしましょう。飯尾さんが借りたおカネを返しましょう』と提案したそうなのです。加えて、『飯尾さんから受け取った現金が自宅にあるから、それで返そうよ』と話したともB氏から聞きました。それからきんに君は、『彼の会社用の携帯が置いたままなので、携帯のシステムに詳しい友人に解析してもらい、飯尾の居場所を特定したいと思います』と言ったそうです」と、A氏が証言しています。

その後、なかやまきんに君はB氏と会うことを拒み、「弁護士同席の上、オンラインで30分だけだったら話します」と言い、B氏が「弁護士同席でもいいから会いたい」と連絡しても返答がなく、こうした対応を受けてB氏は、なかやまきんに君にも不信感を抱くようになったそうです。

そして、なかやまきんに君が飯尾雄一容疑者の携帯電話を解析して、居場所を特定すると言っていたにも関わらず、失踪翌日には携帯を解約していたことも判明し、こうした態度を受けてA氏やB氏はなかやまきんに君の使用者責任を問い、約1.6億円の損害賠償を求めて集団訴訟を起こしたとのことです。

訴状を提出したのは昨年12月20日で、それから約2ヶ月後になかやまきんに君サイドから書面が届いたそうなのですが、その内容はざっくり言うと「飯尾はウチの社員ではありません。なので関係はありません」という内容だったそうで、飯尾雄一容疑者は正社員ではなく業務提携の形で「マネージャー補助業務」をしていたとして、これによって使用者責任には問われないとの主張だったといいます。

これについてA氏は、「当時きんに君の業務を回していたのは飯尾容疑者であることは間違いありません。しかも、彼の333の名刺に書かれているメールアドレスは、きんに君とX氏が使っているアドレスと同じだったのです。社員でもない人間が、X氏と全く同じデザインの333の名刺を持ち、なぜ会社に一つしかないアドレスを使っているのか疑問でなりません」と指摘し、責任逃れをするために都合の良い主張をしているのではないかと疑っています。

<↓の画像は、元マネージャーが使用していた名刺>
なかやまきんに君の元マネージャーの名刺

また、飯尾雄一容疑者を知る芸能関係者も、「初めて仕事をしたときには『なかやまの担当の飯尾です』といってマネージャーの肩書の333の名刺を渡されましたし、スケジュール管理や打ち合わせ、広告デザインや台本チェックの対応も全て彼がやっていました。恋人のXさんが現場に来ることもありましたが、Xさんはパソコンが使えないと言っていたので、基本的には飯尾さんが主導していたはず」と証言し、実質的にマネージャー的な存在だったとしています。

裁判では、飯尾雄一容疑者が事務所の社員だったのかどうかを確認するため、裁判所が「飯尾の雇用契約書を提出してください」と提案したものの、それすらも提出がない中で飯尾雄一容疑者が詐欺容疑で逮捕されたそうです。

こうしたA氏の主張を受けて、週刊現代はなかやまきんに君サイドにも取材を行ったところ、
「原告から訴訟を提起されていることは事実」と認めたうえで、「(編集部注:雇用契約書を提出しなかったという事実確認について)刑事裁判の関係もあり、詳細についてはコメントを控えさせていただきますことをご了承ください。弊社としては、今後も本件の解決に向けて、捜査関係者含めて、各関係各所に全面的に協力させて頂く所存です」などと回答したとのことです。

こうした回答に対してA氏は、「刑事訴訟と民事訴訟は別物であり、しかも333に対しての民事訴訟は飯尾容疑者が逮捕される8ヶ月前から始まっているものです。雇用契約書を提出しない理由には全くなっていないと思います。こういった対応は誠意がないと思いますし、333には他にもやましいことがあるのだと思っています。刑事裁判に全面的に協力するならば、民事裁判に対しても変に誤魔化さずに会社としてきちんと対応すれば良いのではないでしょうか」と語り、怒りをあらわにしています。

『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』もこの問題を取り上げ、容疑者と面識がある制作会社関係者によると、逮捕前まで「なかやまは本当にケチで困っている」などと待遇に不満を漏らしていたと明かしたうえで、「本当かどうかは分かりませんが、独立後のブレイクがあっても、彼がきんに君からもらっていた月給は35万円程度だったと聞きました。吉本芸人の間でも、きんに君が金銭面でシビアだということは有名な話なんです」と証言しています。

しかし、飯尾雄一容疑者はマネージャーになる前から出資詐欺事件を起こしていただけに、なかやまきんに君がケチだったという話は鵜呑みにできず、全て作り話の可能性は十分あります。

ただ、飯尾雄一容疑者が失踪後のなかやまきんに君の対応に不自然な点がいくつもあり、飯尾容疑者は実質的にマネージャー的な役割を担い、そして事務所の名刺や、なかやまきんに君と同じメールアドレスを使用させながらも、トラブルに発展した途端にマネージャーではなく「マネージャー補助業務」をしていた、社員ではなく業務提携の形だったと主張したり、裁判所に雇用契約書を出さないというのは怪しいと感じます。

そして、飯尾雄一容疑者が出資を募っていた件に関して、なかやまきんに君も把握していたのだとすれば、裁判所はなかやまきんに君の使用者責任を認める可能性は十分あるとみられます。

なかやまきんに君はつい先日も、『日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社』の「CTO(Chief Tamago Officer)」に任命されるなど、好感度の高さから多くのCMに起用されていますが、この裁判でなかやまきんに君サイドの問題が明らかになればイメージは悪化し、一気に仕事を失う恐れもありますが、今後どういった展開を迎えるのか、引き続き動向を注視していきたいです。

参照元
  • https://gendai.media/articles/-/156923
  • https://www.jprime.jp/articles/-/38141
  • https://access-journal.jp/78113
  • https://access-journal.jp/78464
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