ピン芸人の“たむけん”ことたむらけんじさん(本名=田村憲司 46歳)が8日、大阪市内で自身がプロデュースするスポーツイベント『ちゃ~ズモール2019』の概要発表会見に出席し、闇営業問題で謹慎処分を受けた先輩の雨上がり決死隊・宮迫博之さんの近況を報告しました。
たむけんさんは宮迫博之さんに謹慎処分が下される前まで、関西ローカルの深夜バラエティ番組『松本家の休日』(ABC朝日放送テレビ)などで共演しており、今回のイベントでは宮迫さんについて、「ご迷惑かもしれませんが、僕が毎日勝手に電話してます。ああしよう、こうしようではなく、元気ですか?と他愛もない会話をしてます。僕が兄さんと毎日、話したいので」
と連絡を取り合っていることを明かしました。
<↓の画像は、『松本家の休日』レギュラー出演者の写真>
(左上から時計回りに、構成作家のさださん、たむらけんじさん、宮迫博之さん、松本人志さん)
現在の様子については、「反省の日々ですね。自分が作ってしまった状況だと分かっているんで。家にいて声も出していないやろうから、第一声は痰(たん)が絡んでますけどね」
と語り、笑いを誘っていました。
<↓の画像が、イベントに出席したたむけんさんの写真>
また、6日放送の『松本家の休日』ではお母ちゃん役のダウンタウン・松本人志さんが、お父ちゃん役の宮迫博之さんが不在の理由について、「お母ちゃん黙ってたんやけど、お父ちゃんな…雨上がり決死隊の宮迫やってん。闇営業がばれて謹慎してるねん。だから、宮迫家が休日やねん」とストレートに告白する場面があったのですが、松本家の長男・けんじ役を演じるたむけんさんは、「スタッフと打ち合わせで、松本さんにお任せしようとなって。どんな例えが来るんかなと思っていたんですよ。まさかのどストレート。すごい人と仕事してしまっています」
と話していました。
<↓の画像が、『松本家の休日』で宮迫博之さん不在理由が明らかにされたシーンの写真>
- 『松本家の休日』で松本人志さんが宮迫博之さん不在の理由を語ったシーン(Twitter)
そして、宮迫博之さんの今後についてたむけんさんは、「宮迫博之として、しっかりとした責任を取ってくれるんじゃないかと思う。謹慎だけでは世の中の人は納得しないかもしれないが、宮迫さんが肌で感じて、何か動いてくれるんじゃないかと思う」
などと語っていました。
これに対するネット上の反応はというと、
- たむけんもあまり宮迫などを擁護しない方がいいと思うぞ
- タムケンはもう何も言わないほう良い。何か言うたびに逆効果で火に油となってる。
このまま静かにした方が宮迫たち、当事者タレントの為だと思う。 - たむけんが擁護するのは優しさではない。松本さんやジュニアさんみたいに突き放す方が本当の優しさだと思う。
今は擁護してもお互いにデメリットしかない。 - 吉本の芸人達がこうやって発信すればするほど、さんまをはじめ軽さが露呈するだけ。この状況が吉本の危機だと理解できていない。オレらは安泰と思い上がってる表れか。
連絡取ってることを公表する意味がどこにある。「宮迫は反省の日々」で勘弁してやってとでも言いたいのか。
松ちゃんが言うように、クビでいい。反省した所で元には戻れないし、戻ってくるな。 - たむけんの場合はただネタがほしいだけに感じる…あとは復帰となった場合の保険。
- 謹慎って、引きこもることだけが正ではないと思う。ザブングルの真似みたいになっちゃうけど、少しでも世の中に役に立つことをしっかりとやって、反省をする期間とした方が人間的にも成長が出来ると思う。
まずは謝罪の会見をひらき、二番煎じでもいいので、数ヶ月誠実にボランティアに取り組んではどうだろうか。。 - 電話して励ましたりするのはすれば良いと思う。けど、それをわざわざ公の場で公表すな。
自分は先輩思いのええ後輩でしょ。アピールか自分の好感度アップに利用してんちゃうん。と - たむけんは何が言いたいん?宮迫を気の毒に思うんやろうけど、こういう内容を発信したところで「だから?」ってまた余計怒りを買うだけやと思う。
たむけんは支えたいなら個人的に支えたらいいと思う。宮迫や吉本からなんの発信もないのに、近況だけ伝えられても誰も聞きたくないと思うがね。
などのコメントが寄せられており、たむけんさんの近況報告などに対して多くの批判の声が上がっています。
たむけんさんは闇営業問題では芸人たちを擁護するような発言を繰り返しており、6月放送のレギュラー情報番組『ミント!』(MBS)では涙ながらに、「一番悪いのは詐欺集団。SNSも含めて、そっちへの批判よりもミスした…犯罪も犯してない人たちへの批判の方が多いというのは、世の中いま、どないなってんねんと思う」
と語りました。
さらに、「宮迫さんは基本、シャイな人やからこういうのには本来行かない人。何で行ったのか。入江のことを信頼しているから…」
などと、宮迫博之さんをかばう発言を繰り返し述べていました。
その一方で『松本家の休日』などで共演し、これまで宮迫博之さんを可愛がってきたダウンタウン松本人志さんは、「不倫の時に中途半端に(『オフホワイト』と)誤魔化すことができたのが、こいつの中で良くなかった。俺も宮迫と大阪でレギュラーやってんねんけど、それも今バタバタ。俺も休み返上で、宮迫抜きでもう1回(『松本家の休日』の)収録せないかんし、撮って出しみたいなこともあるんで、もうアイツはクビでいいんですよ。来年、自分でNSC(吉本総合芸能学院)受けたらええんですよ。息子と一緒にやったらええんですよ」
と、厳しい発言をしていました。
他にも、後輩の千原ジュニアさん、“ほっしゃん”こと星田英利さん等も厳しい発言をしており、同じ吉本芸人だからこそここで甘やかさず、厳しく批判するべきという声が世間からも上がっており、擁護するべきではないと思っている方が多い様子です。
間近で宮迫博之さんの姿を見てきたたむけんさんが、先輩たちを擁護する気持ちも分からなくもありませんが、中途半端に擁護することで余計に多くのバッシングを受けることになり、謹慎処分を受けた芸人たちだけでなく自身のイメージも悪化してしまうので、今は厳しい姿勢を取ることが必要な気がしますね。
ちなみに、たむけんさんは今回のイベントで宮迫博之さんの近況を伝えるだけでなく、吉本興業側と芸人たちの距離について言及し、「会社(吉本興業)ともう少し、コミュニケーションを取るようにしておけばよかったという部分がある。それができる労働組合は、1つの方法かとは思っています」
と語り、現時点で労働組合設立の動きは無いものの、「僕の中では僕らあたりが声を上げて、作った方が良いんじゃないかと個人的には思う。その方が上手いこと会社とやっていけるんじゃないか」
という考えを明かしています。
今後、労働組合の設立に向かって動いていくかは定かではありませんが、複数の芸人たちが事務所を通さない直営業、闇営業をしている背景には、芸人たちのギャラ取り分が異常に低いこと、事務所が仕事を与えてくれないことも背景にあることから、根本的な問題を解決するために、芸人たちが話し合い協力して、労働組合などの設立に向かって動いていくことは非常に重要なことだと思いますので、今後具体的なアクションを起こしてほしいですね。