俳優・タレントの石田純一さん(68)の元妻で女優・松原千明さん(享年64)が、10月8日にハワイの自宅で急死していたことを17日発売の週刊誌『女性セブン』が報じ、女優・モデルの長女・すみれさん(本名=松原すみれ 32歳)の所属事務所がコメントを出し、石田さんは報道陣の取材に現在の心境などを明かしました。
すみれさんの所属事務所『スカイコーポレーション』は松原千明さんの訃報を伝えた上で、「これまで長年、慈愛に満ち溢れ、優しく深く強い愛情で結ばれた故人とすみれの母娘の絆を見守ってまいりました弊社といたしましても、このつらい現実は受け入れがたく、ただ無念でなりません。すみれも未だ筆舌に尽くしがたい哀しみの中におり、今は母から注がれた特別な愛とあたたかな想い出を胸に、精一杯なんとか顔を上げようと日々を過ごしている状況でございます。」
と、すみれさんの現在の状況を説明しています。
一方の石田純一さんはイベントの合間に報道陣の取材に応じ、10月8日にすみれさんから「ママが亡くなりました」とのメールが届いたことを明かし、「思考停止でした」「言葉で言い表せないほどの驚きがあった」「本当であってほしくない。考えたこともなかった。自分が先に逝くと思ってましたし、責任の大部分は僕にある」
などと語っています。
<↓の画像は、2011年撮影の親子3ショット写真>
また、すみれさんの様子については、「しばらくの間、お母さんの話をすると泣き崩れちゃう。今は少しは落ち着いたとは思いますけど。どうにもしてあげらなかったです」
と明かし、今月7日に松原千明さんの葬儀の相談などで会って話した時には、「自分ができることを一生懸命やるのがママへの恩返し」とも語っていたとのことです。
松原千明さんの死因について女性セブンは、薬の過剰摂取(オーバードーズ)が原因との情報もあるとし、現時点では自殺か事故なのかは明らかになっていないと伝えているのですが、石田純一さんはこれについて、「精神安定剤がだんだん強くなっていったのかもしれない。彼女の場合は、いわゆるお酒とのマッチングがあまりよくなかったように聞いています。お酒は元々好きでした」
と明かしています。
松原千明さんと最後に会ったのはコロナ禍前とし、「松原さんは、全然お元気で。年齢から想像できないくらい美しくて、精神的にもいい生活してるんだなと個人的にうれしかった」「体や心に不調があったとしたら、もう少し何か力になれなかったのか、そういう後悔はあります」
と語っています。
松原千明さんと血は繋がっていない石田純一さんの長男・いしだ壱成さん(47)は、『東京スポーツ』(東スポ)の取材に対して、「何も言葉が出てこない」「全然知らなくて申し訳ない気持ちでいっぱい」などと語り、大きなショックを受けている様子です。
『スポーツニッポン』が関係者に取材したところ、松原千明さんは10月8日にハワイの自宅マンションの敷地内で倒れているところを発見されたといい、「警察による検視は1ヶ月ほどかかりましたが事件性は無いと判断され、ご遺族の元に戻ったと聞いています」「10年ほど前から(飲酒量が)さらに増え、精神的にも不安定な状況がずっと続いていた」
と、親しい知人が証言しています。
『サンケイスポーツ』も複数の関係者に取材し、松原千明さんは若い頃から情緒不安定になることがあり、5年ほど前から精神安定剤を服用していたとし、「ワインが好きで、薬と一緒に飲んでしまうこともあった」
と話す関係者もいるとしています。
松原千明さんは5年前にも女性セブンに自殺未遂疑惑を報じられており、2016年秋に「松原千明が自殺未遂をしたらしい」との噂がハワイの日本人コミュニティの間で駆け巡っていたそうで、女性セブンは真相を確かめるために、松原さんと離婚後も交流を続けていた石田純一さんに取材していました。
松原千明さんの自殺未遂疑惑について石田純一さんは、「いえいえ、それはちょっと違うんです。彼女が一時『私なんか死んだらいいんだわ!』と言って、おかしくなっていたのは事実です。まぁ、その時は色々とありました。でも自殺未遂という話ではありません。誇張されて広がったんでしょうね」
と否定していました。
情緒不安定になった原因については、「子供と大きなケンカをしたみたいです。その時、突発的に『私なんていらない存在なんでしょ!』『死んだ方がいいのよ!』という強い言葉が出てしまった」
などと説明していました。
松原千明さんは、2人目の夫でアメリカ人のポール・バウワーさんとの離婚協議が長引き、家庭内別居状態が2年も続いたことで「うつ病」を発症し、離婚後のインタビューでは、「鬱になった時は、食事を作る気力もありませんでしたが、子どもには食べさせなければなりませんから、心療内科に行って薬を処方してもらった」「立ち上がるのもしんどくて、食べる気も起こらず、一気に痩せてしまったのです。顔にシワができたりして、ひどい状態でした」
と告白しています。
その後、病状は少しずつ改善に向かっていったそうですが、子供たちと離れて暮らす時間が増えるうちに気分も落ち込み、2017年に出版した著書『ただ、愛した』では、「すみれはロスか日本で仕事をしているので、(長男の)達也がポールの家に行っている時は、私ひとりきり。日中はテニスをしたりして気がまぎれるのですが、ひとりの夜に、ふと寂しくなることがあります。そんな時は、お酒が好きなのでついついワインを飲んでしまうこともありました。肝臓の数値は高いです。すみれには『飲みすぎるな』って言われているのですが、つい…」
などと綴っていました。
<↓の画像は、2016年撮影の長男オリバー・達也さん等との写真>
女性セブンの取材に応じた松原千明さんの知人は、「実はここ数年、『死にたい』と口にすることが多くなり、自殺未遂を繰り返していたといいます」
と明かしています。
そんな松原千明さんのことを心配してか、すみれさんは昨年12月にインスタグラムで、コロナ禍でなかなか会えなかった松原さんと2年以上ぶりに再会したことを報告し、松原さんとの2ショット写真と共に、「久しぶりに再会できて本当に感謝と喜びの気持ちが溢れ出ちゃいました。そして、お腹の中にいる赤ちゃんもおばあちゃんと会えたので、より安心しました」
と綴っていました。
<↓の画像は、すみれさんが昨年末に投稿した松原千明さんとの写真>
そんな最愛の母を亡くしたすみれさんは、松原千明さんとの再会報告を含めて複数のインスタグラム投稿を削除しており、現在は仕事も全てキャンセルし、周囲との連絡も断っているそうです。
すみれさんは2012年11月に、元恋人のアクション俳優・玄也さん(げんや 本名=中村玄也 享年23)を自殺で亡くしており、それから10年後に松原千明さんが急死し、そのショックは計り知れませんが、しばらくゆっくりと休んで少しずつ前を向いていってほしいです。
松原千明さんは薬物を過剰摂取し自殺を図ったのか否かは不明ですが、長男のオリバー・達也さん(22)によると、松原さんは以前から病気に苦しみ、入院していた時期もあったそうで、コロナ禍もあってしばらく人との接触も制限され、それによって精神状態も悪化し、薬物の摂取量や飲酒量などがさらに増えていたのかもしれません。
数年前までテレビ番組ですみれさんや石田純一さんと共演し、変わらず元気な姿を見せていただけに突然の訃報には大きな衝撃を受けましたし、まだまだこれからという年齢で亡くなってしまったのは残念でなりません。
松原千明さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。