大手芸能事務所『ホリプロ』で、『さまぁ～ず』のチーフマネージャーを務めていたAさんが、セクハラ・パワハラ行為によって「諭旨（ゆし）解雇」となっていたことが明らかになりました。
19日発売の週刊誌『女性セブン』によれば、さまぁ～ずのチーフマネージャーを務めていたAさんは11月上旬に諭旨解雇され、社内向けの文書にはAさんの解雇理由について、「長期にわたるセクハラとパワハラ行為があった」旨が書かれていたといい、Aさんだけでなく上司3人も管理不行き届きによって、けん責処分や口頭注意を受けたとのことです。
ちなみに、諭旨解雇とは企業と従業員が話し合い、お互いに納得の上で解雇とする懲戒処分で、懲戒処分の中では懲戒解雇に次いで2番目に重い処分になっています。
このAさんは、さまぁ～ずを人気芸人に押し上げただけでなく、ホリプロの新人発掘オーディション『ホリプロスカウトキャラバン』にも携わっていたヤリ手マネージャーで、人気タレントの“こじるり”こと小島瑠璃子さんにとっては恩師とも言える存在とのことですが、その一方で10年以上前からセクハラ、パワハラ行為を繰り返していたといいます。
＜↓の画像は、ホリプロスカウトキャラバンでグランプリ受賞時の小島瑠璃子さんの写真＞
芸能関係者は、Aさんのハラスメント発覚と懲戒処分までの経緯について、「女性社員への性的な発言で不快な思いをさせたり、食事の際に隣になった社員の体やお尻を触ることもあったようです。何年も明るみに出なかったのは、Aさんが社内で上の立場だったから。セクハラ行為を告発すれば、自分の立場が危うくなるという恐怖が女性社員にあったのかもしれません。これではいけないと被害女性数人が立ち上がり、社外の人間にも相談したことで外部にまでAさんのセクハラ話が拡がった。それで会社が処分を下したとも言われています」
と説明しています。
別の芸能関係者は、「（さまぁ～ずの）2人とAさんの関係は15年以上になります。Aさんの結婚式にも参加していましたし、お子さんのことも知っています。ユーモアのある人で面倒見も良く、マネージャーとしては優秀だったのですが…」
と語り、さまぁ～ずの2人もAさんが諭旨解雇されるまでセクハラの事実を知らなかったそうです。
女性セブンはこのように、さまぁ～ずの元チーフマネージャーAさんのセクハラ・パワハラ行為による解雇を報じているのですが、記事では実名が出されていないものの、さまぁ～ずのマネージャーはテレビ番組などにもちょくちょく登場しているため容易に特定ができます。
さまぁ～ずのチーフマネージャーを務め、ホリプロスカウトキャラバンにも携わっていたMさん(46)は、さまぁ～ず・三村マサカズさんのツイッターにも何度か登場しており、過去には『リンカーン』（TBS系）にも出演していました。
＜↓の画像は、さまぁ～ず等を担当する松本佳子マネージャーのツイート写真＞
最近では、今年8月放送の『モヤモヤさまぁ～ず2』（テレビ東京系）でMさんの同級生が店長を務める飲食店を訪れ、Mさんの結婚式でさまぁ～ずと会った際のエピソードを明かしていました。
そんなMさんは過去を含めてさまぁ～ずの他にも、あびる優さん、佐藤美希さん、東ちづるさん、小島瑠璃子さん、つぶやきシローさん、イジリー岡田さんなどのマネージャーを務め、さまぁ～ずのライブではプロデューサーも務めていた方でした。
かなりヤリ手のマネージャーだったそうなので、長期にわたるセクハラ・パワハラを理由とした突然の解雇にはタレントたちも大きな衝撃を受けているでしょうね。
今年6月には、『ワタナベエンターテインメント』の常務取締役だったナベプロのナンバー2・大澤剛さんが、男性アイドルグループ『MAG!C☆PRINCE』の元メンバー・西岡健吾さんに対するセクハラ、わいせつ行為を『週刊文春』にスクープされ大きな話題となり、その後役員解任、停職処分が下されました。
9月には、歌手・ELISAさんが元マネージャーからのセクハラ被害を『週刊新潮』に告発するなど、ここ最近また芸能事務所界隈のトラブル報道が目に付きます。
芸能界は閉鎖的で特殊な業界ということもあってセクハラ、パワハラなどが現在も横行しており、芸能人たちの言動からもそうした部分が垣間見え、三村マサカズさんもこれまで何度もセクハラ言動が問題視され、炎上騒動に発展したこともありますが、これから業界全体でも改善を行っていってもらいたいですね。